コミコミ5万円で夢のような台湾旅! 九份も海も夜市も温泉も食も酒も楽しんだ結果…【5万円海外旅行:第11回】(2ページ目)※1ページ目はコチラ
2024年9月下旬の早朝6時前。peachの飛行機に乗り込み、いざ台湾へテイクオフ。
peachにおける機内持ち込み荷物の重量制限は7kgまでなのだが、カウンターで測られたところ、私の荷物(バックパック)は7kgジャスト。これが “プロ旅人” の仕事術である。
それはさておき、羽田〜台北の往復航空券の価格は33470円。あわせて予約しておいたアクセス良好な台北駅近くのホテル価格は4478円──。
これにて残高は12052円。やりたいことは山ほどあるが、1泊2日で1万円あれば絶対になんとかなるという自信もあった。
そして機内でコクリコクリと寝ていると……
3時間ほどで台北の玄関口「台湾桃園国際空港」に到着した。いよいよ台湾旅、スタートである。
以前にもお伝えしたが、台湾の両替レートは空港でもさほど変わらないとのことなので、ササっと1万5000円ほど両替して〜、
MRT(地下鉄)で台北市内へと向かう。ちなみに台湾での移動は、日本でいうところのSuicaやPASMOみたいな「悠遊カード(EASY CARD)」が超便利。
私は以前の台湾旅行時に購入した悠遊カードを持っていたので、それにある程度の金額をチャージした。全体的な残高は変わらないので、交通費はそのつど報告したい。
んで、台北市内に着いた直後……
いきなりの強風&スコール!
以前の台湾旅行の時は、スコールではなくシトシト雨だったので完全に油断していたが、南国でもある台湾って、意外とスコール多いのね〜!
なのでみなさんも傘は必須。なるべく強度のある傘を持っていこう。
そして到着したのは、「しまむら」ではなく……
とんでもない行列ができている超有名店『阜杭豆漿(フーハンドゥジャン)』。
なぜここまで行列ができているのかといえば、ミシュランガイドのビブグルマンに選出されているから!
「台湾ナンバーワン朝食」と紹介しているサイトも多数。並び始めてから約40分後──
ようやく注文カウンターに辿り着いたので、名物「鹹豆漿(シェンドウジャン)」の「しょっぱい」を注文。(NT$45 207円)
鹹豆漿とは、いろいろな具が入った温かい豆乳のことで、台湾定番の朝ごはんメニュー。フッワフワの中にカリカリもあり、実に優しく美味しい味!
さらに欲張りの私は、サイドメニューとして「厚餅夾蛋(ホウビンジャーダン)」なる “ネギ入り卵焼きサンドイッチ” をオーダー。(NT$50 230円)
気になるお味は……
これまた香ばしくて美味! 早くもおなかいっぱいになってしまった。
その後はホテルにチェックイン。重いバックパックは部屋に残し、身軽な状態で本格的な旅をスタートさせることにした。部屋の紹介は、また後ほど……。
身支度を整え、外に出ると──
またもスコール!
こんなにもスコールが多いのか、9月の台湾って。※でも、わりとすぐに止んで晴れたりする。
ともあれバスに乗って、観光名所『龍山寺(ロンシャンスー)』へ向かう。(NT$15 / 69円)
途中、セブンイレブンに赴き、台湾におけるいま現在の物価をコーラ(600ml)で把握。気になる価格はNT$35(161円)。
そしてようやく台湾最強のパワースポットこと龍山寺に到着。ここは台北最古の寺院でもあり、本尊には観世音菩薩、後殿には19もの神様が鎮座している。ひとつひとつの神様をお参りしてから……
おみくじ(無料)にチャレンジしてみると……
「上」だった!
なんて書いてあるのだろ……とネットで調べたところ、龍山寺おみくじの全解説をしているブログを発見!
それによると──
「あなたが自分を殺して無心で働いてくれたおかげで、今の皆の幸せがあります。天はそういう人をしっかり見ています。あなたが他の人を支えていることを忘れないでください。あなたのような働きこそがこの世でもっとも尊いものなのです。」
──とのこと。お天道様は見てるってことかな。うれしいな。引き続きがんばらねば。
なお私は「上」だったが、ランク的には上から「大吉」「上吉」「上上」「上中」「上平」「上」「中吉」「中上」「中中」「中平」「中」「平中」「平平」「平」「下下」「 (何も書いてない)」とのことである。
その後は、間髪入れずに九份まで移動。昨年の台湾旅行では電車とバスを乗り継いで向かったが、今回、「965」のバス1本で行けることが判明! しかも……
非常に快適なバスだったうえ、
価格も半額キャンペーンが適用されたのか、NT$48(221円)と爆安だった。ポスターによると半額になるのは来年2025年の8月31日までらしいので、九份に行くならバスがいいぞ〜!
そんなこんなで九份に到着。毎度のことながら、人でごったがえしている。そんな中、まず向かったのは……
『阿柑姨芋圓(アカンイウエン)』なるお店。
目的は台湾スイーツ「芋圓(ユエン)」なのだが、なんとここ……
超絶景!!!
たったNT$55(253円)で、美味しさと絶景が味わえる、実にオトクなスイーツ屋さんなのだ。良い時間だったな〜、ここ。
そして芋圓を食べ終えた頃には日も暮れて、
提灯ライトアップして〜の〜
いかにも「九份」の世界になっていった。やはり九份に行ったからには、この時間帯まで滞在しておきたい。
しかし、私にはまだ行くべき場所があるので、わりとすぐさま九份からバスに乗車。ふたたび「965」に乗って台北市内へ。(NT$48 / 221円)
そしてまず向かったのは、グルメな夜市ならココ!との定評もある『寧夏夜市(ニンシアイエシー)』。
あいにくいまこの時(9月)は工事中で、フルな賑わいは無かったものの、
七面鳥を使った雞肉飯(ジーロウファン)が名物の『嘉義火雞肉飯』へ。
んでもって、ここの雞肉飯がシンプルながら本当に激ウマ。
思わず無言でペロリとたいらげてしまうほどの美味さであり、なんならこの旅で最も美味しかったのがコレといっても過言ではないほど。価格もNT$40(184円)と安いので、食い倒れのスタートにどうぞ。
そのままハシゴ的に行ってみたのは、台湾式おにぎり「飯糰(ファントァン)」が有名な『阿婆飯糰(アーポーファントァン)』なるお店。
肉や野菜、さまざまな具材をもち米でクルっと巻き固めたら出来上がり。デカいうえに……
いろんな味がして美味しい〜!
というか、一気に1つは食べきれないほどのボリュームがある。半分食べて、残り半分は翌朝に……なんて食べ方もできそうだ。価格は1つNT$60(276円)なり。
すでにおなかはいっぱいだけど、まだまだ遊び足りないので電車で次なる夜市に移動した。俗に言う「ハシゴ夜市」である。交通費はNT$20(92円)。
そしてやってきたのは台北最大の夜市『士林夜市(シーリンイエシー)』!
こちらは先ほどの寧夏夜市よりも活気があり、輪投げや射的など縁日的な遊び場もたくさん!
その中で私が選んだのは……
釣ったえびを焼いて食べられる『えび釣り』1回NT$100(460円)だ!
1ゲームで渡される竿は、たしか7本。動きが機敏なエビや、ハサミの付いたエビに糸を切られないよう注意しながら釣ろう!
\(^o^)/ 釣れた〜!\(^o^)/
そして、その場でエビを焼いてくれるのだが、
やはりここは……
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 「啤酒(ピージョ)※ビール」が欲しい! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ということで、近くのコンビニで買ってきて〜(NT$37 / 170円)……
焼きたての香ばしいエビをツマミに、グイっとガンベー(乾杯)! こんなにウマい酒はない!!
んで、ほろ酔い気分のまま士林夜市からホテル近くの台北駅までMRTで戻り……(NT$15 / 69円)
宿に戻ったのは夜21時過ぎ。日本時間の朝6時前(台湾時間で朝5時前)から考えると、16時間ぶっ通しで動き続けたことになる。
ヘトヘト状態の私は、シャワーだけではなく湯船にお湯をためて疲れをとり、ベッドに寝転んだ瞬間にグースカと寝ていたようだ。
ちなみに泊まったホテルの名前は「LIHO Hotel(立和商務旅館)」。
部屋にもよるとは思うが、私の場合はお湯の出もバッチリ、ベッドも良好、テレビも冷蔵庫もエアコンもあるし……と、至れり尽くせりの部屋だった。これで1泊4478円なら安いと思う。
とにもかくにも、あまりにも密度の濃い1日だった。にもかかわらず、ほとんどお金を使わなかったのか、まだ残金は8749円も残っている。
明日、思いっきり使わないと、また「残しすぎフィニッシュ」になってしまう。しかし私には必勝の案があった。怒涛の2日目は、最終ページへGO!
執筆:5万円バックパッカー・GO羽鳥
Photo:RocketNews24