最初に言っておくと、コメダ珈琲店(以下コメダ)は店舗ごとに価格が違う。たとえば、コメダブレンドは460〜700円、シロノワール(単品)は730〜790円という風に。

そして、つい先日発表された福袋2025は5500〜6700円の「慶(よろこび)」と7500〜8700円の「寿(ことぶき)」の2種展開。どちらも店舗によって価格幅が1000円以上ある。

まぁ、都心と地方では維持費等が異なるだろうから、価格が違うのはある意味で当然……うん? でも待て! 近隣の店舗でもこんなに違うのか……。


私が最初に向かったのは、JR新宿駅の東側にあるコメダ新宿三丁目店。福袋の予約のためというより、ただコーヒーを飲もうと思って立ち寄ったら……



「寿」が8400円で、「慶」が6400円だった。新宿駅に近い立地を考えたら、高めの価格となるのも納得だ。


ところが……!


また別の日に、今度は新宿の西口にある「コメダ新宿ファーストウエスト店」に向かったところ……



「寿」が8100円で「慶」が6100円!? 同じ新宿駅近辺なのに300円も違うのか?


一瞬、コーヒーチケットの枚数が違うのかな? と思ったが、2023年の7月からコメダのコーヒーチケットは9枚綴りと5枚綴りの2種類に統一され、そのあと11枚綴りが限定販売されて今に至っている。

先に述べたようにコメダブレンドは1杯460円〜なのだから、コーヒーチケットによる差だったら300円では済まないだろう。もし済んでたら逆にすごい。よって、単純に店ごとの価格設定が異なるのだろうが……

「コメダ新宿三丁目店」と「コメダ新宿ファーストウエスト店」って、JR新宿駅からの距離はそんなに変わらんぞ。


まぁ、同じ新宿でも西側と東側で家賃(テナント料)が違うのは十分に考えられる話だが、それでも300円の差は大きい気がする。



ちなみに、また別の日に「コメダ新宿ファーストウエスト店」からほど近い「コメダ新宿文化クイントビル店」に向かったところ……



「寿」が8100円で「慶」が6100円のライン。こちらは「コメダファーストウエスト店」と同じだ。


ってことは……


新宿駅の西側は安くて、東側は高いのかな?


そんな仮説を立て、今度は東側の「新宿靖国通り店」に行ったら、やっぱりだ。



「寿」が8400円で「慶」が6400円。間違いない。新宿に関する限り、コメダ珈琲の福袋は東側が高くて西側が安くなっているんだ。では……


もっと東に行ったらどうだろう?


気になったので、また別の日に「コメダ新宿御苑前店」まで向かってみた。GoogleMapによると、JR新宿駅から徒歩18分。


これまで紹介した4店舗の中で、最も駅から遠い。果たして福袋の価格は……



8100円&6100円!


やはり駅から離れすぎていたか。この時点で、「コメダの福袋は新宿の東側が高い説」は崩壊した。なんだ? この無駄な悔しさは……。

とはいえ、同じ新宿近辺のコメダで、同じ内容の福袋なのに300円の差があったのは個人的に衝撃だった。マクドナルドやスシローのように、都心が高いという単純なものではなかったんだなぁ。



まとめると、近隣店舗なのに価格が全然違うってことが新宿以外でも起きている可能性は十分にあるから、余裕がある人は複数店舗を回って確認してから予約してもいいかも。

ちなみに、ある店でスタッフが教えてくれたところによると「福袋の予約は半分くらい埋まってます」とのこと(2024年11月20日時点)。例年どおり数量限定なので、気になる人は早めにどうぞ。

参考リンク:コメダ珈琲店「2025年コメダの福袋 販売のお知らせ」、X @KomedaOfficial
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:GoogleMap(iOS)

▼福袋のサンプルを展示している店舗も