富士急行から “この冬の最注目イベント” とやらに招待された。なんでも首都圏から車で約50分の大自然に囲まれたアドベンチャーリゾート「さがみ湖 MORI MORI」にて関東最大級600万球のイルミネーションイベントが開催されるらしい。
富士急行といえば、夏にも「富士急ハイランドの新アトラクションを一般公開前に体験してください」と誘われ、ウキウキ気分で足を運んだらリニューアルした史上最恐のお化け屋敷「戦慄迷宮」を1人で突撃するハメに……あれはただの地獄だった。
今回はきっと夏の罪滅ぼしも兼ねて招待してくれたのだろう。新宿からバスで1時間くらいなら気分転換にいいかも。ってことで行ってみたら……戦慄迷宮以上の衝撃が待っていたのだった。
・さがみ湖 MORI MORI
この日は仕事を早めに切り上げて、バスで相模湖へ向かった。「さがみ湖 MORI MORI」とは子供から大人まで楽しめる複合レジャー施設である。
広大な敷地に温泉・キャンプ場・BBQ施設・遊園地などが集まっていて日帰りでも宿泊でも楽しめるそうだ。そういえば巨大なアスレチック施設をテレビで見たような。
・イルミネーションの季節
MORI MORIのイルミネーションは広い土地と斜面を生かして「大自然と一体となった光の絶景」を満喫できるらしい。ってか、もうイルミネーションの季節なんですね。今年はとくに夏が長かった気がする。
そんなこんなで、いよいよMORI MORIに到着。案内されるがままにイルミネーションエリアへ。ちなみにイベント名は「さがみ湖イルミリオン」とのこと。たしかに広いかも……!
・さがみ湖イルミリオン
まずは観覧車の見える山頂エリアに「虹のリフト」に乗って向かうことにした。聞けば、さがみ湖イルミリオンは「関東三大イルミネーション」に認定されているらしい(2018年〜2024年)。残りの2つは「あしかがフラワーパーク」と「江ノ島 湘南の宝石」だそうだ。
虹のリフトは超ロマンチックだった。まさに虹の中にいるような気分が味わえる。歩いて山頂に行くルートもあるが、行きか帰りのどちらかはリフトでいいと思う。もちろん両方リフトでもOK。
まだ先を見ていないが、このリフトが1番の目玉と言っても過言ではないかもしれない。
そして……
山頂エリアで待っていたのは……
…………
マジかよ。
・嘘だろ
リラックマとコリラックマだった。どうやら2024年は「リラックマ」や「すみっコぐらし」などの人気キャラクターが集結する「サンエックスキャラクターズイルミネーション」エリアがイチオシらしい。
富士急行は完全に招待する相手を間違えたようだ。ってか、史上最恐のホラーアトラクション・戦慄迷宮と同じテンションで「サンエックスキャラクターズイルミネーション」に誘うとは……狂気を感じるのは私だけではあるまい。
率直に言うと、1人で虹のリフトに乗ってリラックマに会いに行くのは戦慄迷宮以上に戦慄迷宮だった……山頂エリアのクライマックス「サンエックスキャラクターステージ」を眺めていたら不意に涙がこぼれ落ちたことだけは報告しておきたい。
もちろん可愛い。信じられないくらい可愛い。「たれパンダ」「すみっコぐらし」なども勢揃いしていて撮影スポットは無限にある。コラボグッズやコラボフードも楽しめるのでファンの方はこのチャンスを絶対に見逃さないように。
・ナイトアトラクション
せっかくなので「光のかんらんしゃ」に乗ってみることにした。観覧車からの関東三大イルミネーションも必見。とか言いつつ、歩き回った後の休憩処として使えるのが観覧車の良いところ。
観覧車以外にも「空飛ぶブランコ(回転ブランコ)」や「すすめ! キャプテンパディントン(バイキング)」などのナイトアトラクションも豊富。ほどよく散歩もできるから子供はもちろん大人も楽しめるだろう。
・光と音楽
とくに良かったのは、高さ15メートルのシンボルツリーのある「輝く森の宮殿」。クリスマスソングに合わせて約3分間のイルミリオンオリジナルショーが楽しめる。なお、1月からは春をテーマにした新しいショーに切り替わるらしい。
そう、冬だけのイベントかと思いきや、さがみ湖イルミリオンは2024年11月16日から2025年5月11日まで。約半年間楽しめるので機会があれば足を運んでみてほしい。首都圏から1時間圏内だから仕事後のドライブにもいいかも(営業は21時まで)。
・イルミリオンを満喫
──そんなわけで、山頂でキャラクターたちに迎えられた時の衝撃はなかなか強烈だったが、なんだかんだ言いながらイルミリオンを満喫できた。イルミネーションを眺めながらの夜の散策は気持ちいいですね。皆さんもぜひ!
・今回ご紹介したイベントの詳細データ
名称:さがみ湖イルミリオン
住所:神奈川県相模原市緑区若柳1634番地
時間:16:00〜21:00
期間:2024年11月16日〜2025年5月11日(4月7日以降は土日祝のみ営業)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼最高にかわいいリラックマとコリラックマ