熱風を利用した調理家電、それが『エアフライヤー』だ。まだまだ一般的とは言い難い新進気鋭のクッキング用品であるが、コストコでは新型エアフライヤー(GAF858)が8680円で販売されている。

未知なる調理家電だからこそ、とんでもなく有能な使い道があるかもしれない……! というわけで、第5回目となるこの記事では「肉まん」を調理してみたのでご報告しよう。

・エアフライヤーとは

まずはご存じない方に『エアフライヤー』について説明をしておきたい。エアフライヤーは「ノンフライヤー」と呼ばれるクッキング用品で、冒頭でもお伝えした通り “熱風” を利用した調理家電である。

一般的には「油なしで揚げ物ができる調理家電」として知られており、コストコで購入した『新型エアフライヤー』はアメリカの「GOURMIA(グルミア)」というメーカーの製品。コストコの中では最新型のエアフライヤーであるようだ。

さて、これまで数回の検証を重ねた結果「フライドポテト」や「チキンナゲット」は、エアフライヤーとの相性がメチャメチャいいと判明した。一方で「冷凍コロッケ」などは「そこそこ」といったところだろうか?

電子レンジともオーブンともトースターとも違う仕上がりになる『エアフライヤー』は、かなり興味深い調理家電と言える。きっと我々が予期せぬ「超絶相性が良い食材」が隠れているハズだ。



・肉まんでチャレンジ

というわけで、今回は「肉まん」をエアフライヤーで調理してみることに。ご家庭では電子レンジ蒸し器での調理が一般的かと思われるが、エアフライヤーで調理した肉まんはどんな仕上がりになるのだろう? さっそく……


肉まんをセット。200度で様子を見ながら……


~およそ7分後~


ボディビルダーみたいになっとる!!!!


わずかに目を離したその隙に、真っ白だった肉まんは栗まんじゅうのような真っ茶色の物体に変貌を遂げていた。ただし焦げているワケではないので「超こんがり焼けた」くらいの表現が適切だろう。

・お?

さあ、どうなんだエアフライヤー肉まん! 過去に試した「ハンバーガー」はイマイチな完成度であったが、肉まんはというと……


あらやだ、結構ウマい!


まず重要なのは、7分ほどの加熱でも中身の具までしっかり温められていたということ。今回は冷蔵の肉まんを使用したが、仮に冷凍の肉まんを使用する場合は自然解凍をしておいた方がいいだろう。

気になる食感は揚げ物の “クリスピー食感” ともまた違うサクサク感で、これが非常に心地よき。色合いとは裏腹にそこまで香ばしさはないものの、肉まんのポテンシャルを十分に引き出しているのではないだろうか?

また電子レンジで肉まんを調理すると、皮が突っ張って硬くなってしまったり、逆に水分でビシャビシャになってしまうことがある。エアフライヤーはどちらもクリアしていたところも高ポイントだ。



・肉まんはイイ!

念のため他のメンバーにも試食してもらったところ「かなりいい」「これはウマい」などと絶賛されたことをお伝えしておく。結果的に「肉まんはエアフライヤーとの相性がかなりいい」と結論付けたい。

これまでエアフライヤーと相性が良いのは揚げ物と思われていたが、肉まんも十分に戦えることが判明した。8680円の元を取り切るまで、しばらくエアフライヤー検証を続行していく所存だ。

参照元:コストコオンライン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.