北陸新幹線の延伸で東京からのアクセスが飛躍的に向上した福井県。観光スポットは色々あるが、まずキッズがいる家庭なら恐竜博物館はきっとプライオリティが高くなるだろう。
では大人は? そこはやはり温泉だろう。福井にはいくつか温泉があるが、今回私が泊まった芦原(あわら)温泉の旅館「グランディア芳泉」がかなりテンション上がったので、紹介するぞ!
・あわら温泉
北陸デスティネーションキャンペーンのPRを目的としたプレスツアーで福井に来たのだが、その際に泊ったのが「グランディア芳泉」。
私は あわら温泉自体が初めてだったのだが、観光協会のHPによると明治時代に温泉が発見されたのが始まりだそう。源泉が74本もあるそうだ。
最寄り駅は、えちぜん鉄道の あわら湯のまち駅だが、14時半~16時までは芦原温泉駅にもシャトルバスが走っている。そしてこちらが「グランディア芳泉」。
周辺は普通に温泉旅館と民家が点在する、地方の温泉街という感じ。
私が泊まった部屋はこんな感じ。オーソドックスな旅館スタイル。プランによって色々変わってくるので、詳しくは公式HPをご覧いただきたい。
本館的な大きい建物に泊まると、5階の大浴場を使うことができる。別邸・離れへの宿泊だと、また別の大浴場があるそうだ。浴場内の写真は無いのだが、広くて良い温泉だった。
周辺はまあそれなりに畑と住宅街なのだが、空気が澄んでいるのか何なのか、露天風呂から星が良く見えた。これは風呂から出てホテル前の畑横の道で撮ったもので、目が慣れたら肉眼でも天の川がうっすらわかるクオリティだった。
・ビュッフェ
温泉はとりあえず良いものということで、私としてはそれ以上に、晩飯のビュッフェを紹介したい。
さて、ビュッフェというと、そんなにたいしたものは出ないみたいな、そういうイメージは無くもないと思うのだ。
だいたいが無難な、まあ美味いけれども、どこででも同じ様なものが出てくる……みたいな? 私も、ぶっちゃけ当初はそんな感じだと思っていて期待していなかった。
さっさと食って……何なら食わずにカメラを持って外に出かけ、温泉街でストリートスナップしながら晩飯はコンビニで……と考えていたのだが、ここのビュッフェはマジで強かった。
恐らく出てくるものは季節やその時々で変わると思うので、あくまでこれは私が宿泊した際に出ていたものだが、まずは魚介各種。
福井と言えば 甘えび だが、良いサイズのプリップリな卵持ちがいくらでも出てくるというブルジョアすぎる状態。
寿司シェフが随時握って補充してくれる寿司。オープン前の一般の宿泊客がいない準備中に撮らせて頂いたので全部そろってないが、全部美味かった。
このメニューの豊富さが凄まじく、魚介、肉、野菜、中華、和食、スイーツと、まあ何でもそろっている……!
寿司や魚介の一部はカウンターでシェフたちが目の前で調理して出してくれるなど、ビジュアル的なゴージャス感もある。
オールインクルーシブなので、出ているアルコールも飲み放題だ! ここでのお勧めは日本酒「女将」。
あわら温泉の女将たちで構成される「あわら温泉女将の会」の女将たちが田植えから仕込みまで携わった、山田錦の日本酒だ。あわら温泉でしか流通していないので、ここに来た以上はマストだろう。
食べ放題の料理が凄まじく、逆上気味に貪り食ってしまってその後の記憶が曖昧なのだが、そうなるほど全て美味かったということだ!
ちなみに、ここの総料理長はJALファーストクラスの機内食を監修した実績も持つそう。それっぽいお洒落で美味い料理も沢山出ていた。
昼間はとりあえず色々と観光して、そして温泉に入り、晩飯のビュッフェがこれなら、満足度は圧倒的だろう。魚介類はもちろん、陸のものも若狭牛や能登豚の料理があり、ちゃんと福井とその近隣の食材を味わえるビュッフェになっていたのもポイントが高い。
ということで、福井はあわら温泉の旅館「グランディア芳泉」は、ガチでいいところだった。福井観光の際の宿泊先選びの参考にしてくれ!
参考リンク:グランディア芳泉
執筆・撮影:江川資具
Photo:RocketNews24.
▼とにかく種類が豊富で食べられたものは全て美味かった。全制覇したかったが、胃の容量の物理限界で無理だったのが悔やまれる。
チャーハンの肉は若狭牛だった。
チーズもあった。ワインと共にどうぞ。