やっぱり日本人は魚ですよね。ガッツリお肉もいいけれど、新鮮な魚介類の滋味あふれる美味しさは島国・日本人の心といえよう。

さて、そんな新鮮なお魚を食べさせてくれるお店が、このたび千葉県野田市にオープンしたそうだ。さっそく行ってきたのでお伝えしよう!

・ヤマトサカナ


お店の名前は「ヤマトサカナ」。千葉県に拠点を置き、南房総の魚介を扱う「ヤマトサカナ株式会社」の手掛ける店舗だ。

卸売や小売、外食など様々な業態があるそうだが、2024年8月8日にオープンしたここ野田店には「鮮魚店」と「お魚食堂」が併設されている。

少し早めのお昼時に訪れたのだが、「お魚食堂」はすでに満席。30分ほど待って、やっとこさ着席した。


・豊富なメニュー

メニューは当然すべて魚介系なのだが、それにしてもバリエーションが豊か。定食だけでも、

海鮮丼に……


焼き魚やフライなど、通算10種以上。


その他、ドリンクや酒のつまみになりそうな単品メニューも充実。


悩みに悩んだ末、筆者は「焼魚定食 赤魚」を選択。赤魚って普段なかなか食べないからね。

で、運ばれてきたのが……こちら!


・焼魚定食 赤魚(税込1980円)


魚デッッッッッッカ……!


小鉢と比べてもなお分かりにくいが、この赤魚、筆者の顔くらいある。おまけに見るからに脂が乗っていて香ばしい香りが漂う。この時点で期待度マックスである。

では、いただきます。



魚うっっっっっっま……。


ホックホクで、プリップリで、ジューシーで、噛むほどに脂と旨味がじゅわじゅわ染み出してくる。正直ここまでとは思わなかった。

そして、マジで、デカい。が、この美味さを知ってしまった今、デカさはむしろご褒美。

赤魚、こんなにウマいものだったとは……いや、きっとこのお店だから美味しいんだな。感激である。


小鉢連中も充実。どれもいいお味だが、この「明太子でしらすを和えたようなやつ」がご飯がメチャクチャ進む味でやけに美味しかった。

どれくらい美味しかったかというと、後日スーパーで明太子としらすを買って再現を試みたほど。近いものにはなったけど、本家の感動には遠く及ばなかった。やっぱり素材かなぁ。


・海鮮野菜サラダ(税込680円)


ちなみに、一品メニューから海鮮野菜サラダも注文していた。


サラダのサイズは小さめなものの、ボイル海老だけでなく生っぽい海老がプリっと入っていて好印象。


食べきれるかギリギリの量ではあったが、圧倒的なお味のおかげで完食。ごちそうさまでした!


・鮮魚店もイイよ

帰る前に、反対側の「鮮魚店」も見ていこう。


真ん中のスペースには、丸魚の入った発泡スチロール箱。こういうの、市場っぽい雰囲気でテンションが上がる。



冷凍のドデカ干物。定食の焼き魚はこれかしら。



激安の魚のアラもあったぞ。


・漁港の雰囲気

メチャクチャ楽しかった……。鮮魚店から醸し出される漁港の市場感にはじまり、激ウマな焼魚に手を抜かない副菜と、食事するだけでもエンタメ感があった。

南房総の魚介を千葉県内の店舗で提供するという、地域密着型なところも好印象。卸売も行う会社が手掛けた食堂だからこそ、あんなに美味しいものが提供できるのだろう。

この会社が手掛ける飲食店は千葉県内やその近辺に複数あるようだが、「お魚食堂」の業態はどうやらここ野田店だけ。本当に美味しかったし楽しかったので、お近くの方はぜひ!

・今回ご紹介した店舗の詳細

店名 YAMATO SAKANA 野田店
住所 千葉県野田市花井263-4
営業時間 鮮魚店10:30~19:00 / 食堂11:00~21:00(ラストオーダー 20:30)最終入店20:00
休日 水曜日

参考リンク:ヤマトサカナ株式会社
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.