ゴーヤといえば、夏野菜の代表格。真夏の太陽を浴びて育ったゴーヤにはビタミンCが多く含まれている。ビタミンCには肌を若々しく保ったり、病気への抵抗力を高めたりする働きがあるそうだ。

そんなゴーヤを調理する際、おそらく多くの方がワタと種を取り除いているだろう。しかし、ワタには果肉部分の数倍のビタミンCが含まれているらしい。ミネラルも豊富で汗をかく夏にもってこいの食材だったのだ!

そこで今回は……ゴーヤのワタで「わたあめ」を作ってみた!

・ゴーヤのワタでわたあめ

ゴーヤの旬は6月から9月。夏の暑さを和らげる “緑のカーテン” として栽培している方もいるかもしれないが、ワタ部分まで有効活用している方は少ないだろう。

というのも「ワタの方が苦い」という噂が出回っているからだ。実際そんなことはなく、苦味はほとんどない。ほんのり青臭さがあるくらいで、果肉と比較したらほぼ無味。ふわふわした食感さえ気にならなければ余裕で食べられるはずだ。

実をいうとゴーヤのワタで作る「わたあめ」は、アホの上司ことYoshioのアイデア。捨ててしまいがちなゴーヤのワタを活用するアイデアは、サステナブルな時代の流れに即しているかもしれない。アホとはいえ、さすが上司……!

調べたところ、素揚げやスープにしても美味しいらしい。スイーツ的なレシピは見つからなかった。試してみる価値は……ある!

というわけで、作ってみた


・レシピ

作り方は簡単。ゴーヤを半分に切ってワタを取り出して……


丸めて串をさす。


砂糖をかけたら完成だ。


・食べてみた

さっそく編集部のメンバーに「自然由来のわたあめ」と伝えて食べてもらうことにした。限りなくオーガニックに近い わたあめである。存在を知っているはずのYoshioまで不安そうな表情を浮かべているのはなぜだろうか。


とにかく食べてもらうと……


…………


5人中2人が「無理」


2人が「食べられる」


1人が「うまい」


・理由

無理と答えた2人は、ウリ科特有の青臭さが耐えられなかったようだ。一方、食べられると答えた2人は「スイカっぽい」「野菜っぽいが悪くない」と真逆の感想。古沢記者は「無限に食べられます」と答えていた。ハマる人もいるようだ。

ちなみにワタの正体がゴーヤと分かったメンバーは発案者のYoshioのみ。ゴーヤ特有の苦味は感じられなかったので、捨てるくらいなら試してみてはどうだろうか。改良すればもっと美味しくなるかもしれません。現場からは以上です!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.