そのメールを開いた瞬間、思わず「怖っ!」と声が出た。文面が怖かったのもあるが、なにより写真が怖かったのだ。

といっても、グロ系とか心霊系とかではない。普通の顔写真といえば普通の顔写真ではあるものの、文章との組み合わせで迫力ある仕上がりになっていたのである。こんな風に……。

・なぜメールが来た?

その内容についてご紹介する前に、まずはメールが来ることになった きっかけについて簡単に触れておこう。

今から7年前の2017年9月、私はWikipedia(ウィキペディア)に初めて寄付をした


Wikipediaといえばハンパない情報量が掲載されていることで有名だが、寄付で運営している非営利団体としての側面もある。

Wikipediaには日頃からお世話になっているから、少額だったら寄付してもいいかな〜と思い300円だけ寄付をしたのである。


それから2021年までの5年間、私は毎年寄付し続けた

しかし、2022年に「もういいかな」と思い寄付をストップ。それ以降は寄付をしていないが、2024年の5月にある意味で怖い寄付催促メールが来たのは以前の記事でお伝えした通り。

その寄付催促を無視していたら……先日また来たのである。



・寄付催促メールふたたび

メールのタイトルがこれだ。


「このメールを送ることになるとは思いませんでした」


メールのタイトルとしてはかなり変則的。ただもう何年もWikipediaからの寄付催促メールを受け取っている身としては、特に衝撃はない。「今回はこのパターンなんですね」くらいなものである。


だがしかし!


メールを開くと……



こういう笑顔が1番怖いわ!


なぜこの写真を使った?


っていうか……


メールタイトルと写真の組み合わせよ……!



笑ってるのか怒ってるのかよくわからん表情の顔と「このメールを送ることになるとは思いませんでした」の文言を組み合わせてビビらせるのは意図的なのか? それとも偶然なのか?

もちろん偶然の可能性もある。ただ、Wikipediaがこれまで寄付を催促しまくってきたこと、そして私が寄付催促メールをスルーしまくっている状況を考えたら、「寄付しないの〜〜??? マジで〜〜〜〜????」と言われているような気さえする。怖いって!



ちなみに、メールの内容はいたって普通の寄付催促。今まで何度も受け取ってきたのとほぼ同じメールである。


言い換えれば、Wikipediaが何度も送ってきたものなので「このメールを送ることになるとは思いませんでした」は白々しいにもほどがある。予測できなかったわ〜みたいな空気出すな! 何度も送ってきとるやろ!!


──と思いながら、そっとメールを閉じたのであった。

そんなわけで、今回の寄付催促もまたスルーで。今後どうなるかは、また追ってお伝えしたい。現場からは以上だ。

参考リンク:Wikipedia「寄付のお願い
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.