インドネシアでラーメン屋、うどん屋、牛丼屋、日本風弁当屋さんはよく見かけるが、日本風焼き鳥屋さん? これは初めて知った
日本人の知り合いから僕の街マランにある日本風焼き鳥店の存在を知った。ほぼ20年住んだマラン、まだ隠れた宝石があるようだ。
思えば今まで日本の焼き鳥を食べたことがなかったので、気になって行ってみることに。
・金柑
場所は僕の街にある「Tidar(ティダル)」という高級住宅地。高級住宅地なんてあんまり行かないな。
その名前は「金柑焼き鳥」。
僕が来ていたときは店内が混んでいるようで、順番待ちが数人。けっこう人気そうなのになぜ今まで知らなかったんだ?
ちなみにメニューはこんな感じ。鶏肉の他に、牛肉、ご飯、うどん、デザートに大福がある。
レジにあるムキムキ招き猫。絶対来させる気まんまん。
中は店員さんを囲むカウンター席があるのみ。しかし、ここからは注文ができないので、注文と会計はレジで済ませないといけない。
さて、ようやく自分達の順番が来て、適当な席に座ると、醤油、漬物となんとサンバルの小皿が出された。サンバルはインドネシアで定番のチリ風ソース。インドネシアらしいなぁ。
テーブルには割り箸、醤油と七味がある。
飲み物はもちろんお茶に限る。残念ながら緑茶じゃなくて紅茶だけど、まぁこれはこれで良き。
茶杯に親指がフィットするくぼみがあった。どうでもいいけど。
ご飯とうどんキタァァ。ご飯にはふりかけがかかってる、うどんはメニューにあった「鳥きのこうどん」。うどんは知り合いが注文したもの、美味しそう。
待っていると注文した焼き鳥がやって来た。
つくね、手羽先、もも、モッツァレラ牛巻き、餅牛巻き。
鶏肉だろうが、牛肉だろうが、中までちゃんと火が通っていて、外側には焼き鳥らしい美味しそうな焦げ目がついて、噛むとジューシー。
モッツァレラ牛巻きと餅牛巻きは異端だが、モッチモチしてて本当に美味しかった。食べごたえが半端ない。
写真撮るのを忘れてしまったが(ライター失格)、つくねも普通に美味しかった。つくねってハンバーグみたいで美味しんだよね。
ご飯めっちゃ進む。てかタンパク質天国でめっちゃ嬉しい。
・まとめ
ちなみにインドネシアにも「サテ」という焼き鳥みたいな食べ物があるけど、インドネシアの焼き鳥は大体肉が薄く、ピーナッツソースをかけて食べる。そして、みじん切りの赤玉ねぎがトッピングになる。
日本の焼き鳥は鶏をそのまま焼くみたいだけど、これは本当に美味い。実は僕は日本の焼き鳥食べたこと無いんだよね。居酒屋はさすがに恐れ多くて入れないし、どこで買えるのかな。
初の日本焼き鳥デビューがインドネシアなのはちょっと悲しいが、めっちゃくちゃ美味しいからヨシっ。
酒は無いが、本気の日本食っぽいのでマランに来られたら是非とも行ってみて味わってほしい。お酒が欲しいだろうが……そこは我慢してね。
というわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24