まったく気づかなかったのだが、伊勢丹新宿店がひそかにオリジナルのカプセルトイを発売していた。しかもその製造を手掛けたのは、株式会社バンダイである。同社のブランド「ガシャポン」の商品として販売されているのである。
伊勢丹でお馴染みの4種の和菓子のミニチュアコレクションとのことで、実際に購入してみたところ、その作り込みのこまかさもさることながら、対象年齢の高さにビビった! これままさしく大人のカプセルトイである。
・伊勢丹商品のミニチュア
この商品は2024年1月2、3日の「新春祭」で販売開始されたもので現在も購入することができる。発売開始当初は6階の催事場に筐体が設置され、購入制限が設けられていたらしいのだが、現在(2024年8月)は地下1階の新宿通り側出入り口を入ったすぐのところに設置されている。
複数台設置されているが、販売コレクションの内容はすべて同じ。とらや・鈴懸・豊島屋・CONGALI文明堂の商品のミニチュアが、1カプセルに1個ずつ入っている。販売価格は500円である。
同じ筐体で2つ購入してみたのだが、黄色のカプセルの方がピンクのカプセルよりデカい。これは中身に大きさの違いがあるからだろうか? たぶんそうなのだろう……。
入っていたのは、豊島屋の「鳩サブレ―」とCONGALI文明堂の「ギュッとひとくちテイラ」である。何が出てもいいと思っていたけど、やっぱ鳩サブレ―が出るとうれしいな。
まずは豊島屋の方から見てみよう。箱は伊勢丹デザイン、表のイラストがめちゃくちゃ緻密だ。さすがバンダイ!
中には小さな鳩サブレ―が入っている。箱入りのものは貼り付いているので、取り出すことはできない。
よく見ると、赤字の鳩サブレ―には白い縁取り(ドロップシャドウ)がちゃんと入っている。こまかいな~。字が潰れてないのは本当にスゴイ。
1個だけ鳩サブレ―が付属している。落としてしまったら、そのまま行方不明になってしまいそうだよ。
続いて文明堂のカステラも見よう。
こちらはひと口カステラが3本入っているタイプ。こっちも箱から取り出すことはできない。
これもミニチュアに記載してある文字がちゃんと読めるぞ! 「ギュッとひとくちテイラ」「ミエルはちみつ」「匠の焼き菓子 CONGALK 文明堂」。作り込みハンパない!
ちなみに私は老眼なので、肉眼でこれらの文字を読むことができなかった。が! 写真を拡大したらちゃんと書いてあってビックリしちゃったよ!
こちらもミニチュアカステラが1つ付いている。指で持つと、親指の爪よりもはるかに小さい!
・対象年齢高し!
個人的に私がもっとも伊勢丹らしいと感じたものは、コレ! 商品のしおり(パンフレット)が1番伊勢丹してた。
コレ見て! まるで伊勢丹の折り込み広告みたいだよ。このまま拡大して売り場に置いてあったのも、全然不思議じゃない。ここまでこだわるところに、伊勢丹に対するバンダイのリスペクトを感じるぞ。
で、この商品。対象年齢がめっちゃ高い。一般的にカプセルトイは、モノにもよるけど5才以上とか7才以上のものが多い気もする。しかしこの商品は15才以上! 対象年齢高し!!
まあ、和菓子をミニチュアにしている時点で、結構高めのターゲット設定しているとは思うけど、まさか中学3年(15才)以上が対象とは驚きだ。
今後新しいシリーズが登場するかは不明だが、次に商品化する時には、こまやかな作りの弁当とか見てみたい。今半のミニチュア弁当とか面白いかもね。
・今回訪問した店舗の情報
店名 伊勢丹新宿店
住所 東京都新宿区新宿3-14-1
時間 筐体の稼働時間10:00~18:00