遠い昔の2019年。突如として「餃子」という食べ物にハマった私は、「他の店の味はどんなのだろう?」と、来る日も来る日も毎日欠かさず、様々な店の餃子を食べ続けた。


ぶっちゃけ80日目くらいには飽きていたが、せっかくなので100日連続で食べてみようと、その後も餃子生活を続行。見事、100日間連続記録を打ち立てることに成功した。


そんな挑戦の後も、チラリ、チラリと、飽きない程度に「お取り寄せ餃子」を食べ続け、いつしか私の “餃子偏差値” は普通の人に比べ、かなり高くなったと自負している。


そんな私が、「これは絶対にウマイ!」と思う餃子が、今のところ13ある。すべてお取り寄せなので入手も可能。簡単なコメント付きで紹介しておきたい。

・その1「二代目TATSU」(東京)[公式サイト]

モチみたいな皮がめちゃんこウマい。肉汁もヤバい。餡はニンニク不使用で優しい味。お取り寄せ餃子の段階を1つ超えてしまっちゃってるクオリティ。イタリア料理っぽいくもあるし、これはもう完全に唯一無二。あまりにウマくて箸が止まらない。


・その2「天のびろく」(北海道)[公式サイト]

まず「オリジナル」の時点でヤバイ。肉汁で溺れそうになる。しかし本当にヤバイのは「とかちマッシュ」。見えないところから技が飛んでくる感覚。中華から他の国に行っちゃった感じさえする。岩塩で食べたら絶対ブッ飛ぶ。あたらしい餃子。


・その3「芭莉龍」(栃木宇都宮)[公式サイト]

ひき肉ってレベルではない、「肉の塊」が入っている。それプラス、生姜もスゴくて肉汁もスゴい。皮の中に生姜スープが入っているような具合で、そこにトンカツを食べたかのような “肉感” を味わえる餡も入っているような構造。超パワー系餃子。



・その4「正嗣」(栃木宇都宮)[公式サイト]

餃子の街・宇都宮を代表する超有名店。いわゆる「生姜系餃子」だが、皮と餡のバランスが圧倒的で、泣いちゃうくらいウマい。ごはんと一緒なら、いくらでも食べられちゃう。餃子初心者の方なら、まずは正嗣から入るのもアリかと思う。


・その5「肉汁餃子のダンダダン」(東京)[公式サイト]

そこらじゅうに店のある居酒屋「ダンダダン」だが、この店の餃子は本当にウマイ。あまりにウマイのでダンダダンの社長にウマサの秘密を聞いてみたところ、想像を絶する研究の末に辿り着いた餃子であることが判明し「そりゃうまいわけだ」と納得。


・その6「とんとん」(神奈川横浜)[公式サイト]

THE餃子といった感じの “ど真ん中系餃子” だが、食べた瞬間に「勝負アリ!」と叫びたくなるほど電光石火でウマイと感じさせるスピードスター。というか、うまさが渋滞してメチャクチャなことになる。ニンニクのニオイはかなりするので要注意。



・その7「餃子工房いろどり じゅうしい餃子」(岐阜)[公式サイト]

肉汁ファンなら絶対に食べた方が良い衝撃作。水風船……ならぬ肉汁風船、いや、もうこれは肉汁爆弾だ。よくここまでの肉汁を閉じ込めたもんだし、ここまで肉汁スプラッシュする餃子は経験したことない! インパクトでいうと過去イチに匹敵。


・その8「中華蕎麦とみ田」(千葉)[公式サイト]

とりあえず、すんげ〜デカい(9cm)。食べると、まずは厚い皮のウマさがジンワリ。その後、めちゃくちゃウマい肉汁がジャバジャバに溢れ出し、「柏幻霜ポーク、TOKYO-X、鹿児島純粋黒豚の挽肉を贅沢に使った餡」で完全KOされることだろう。


・その9「餃天堂」(栃木宇都宮)[公式サイト]

まさかの形状、まさかの味。すべてが “まさか” な異色の餃子。まず、皮が完全にモチ。さらにオススメの食べ方「マヨネーズ」に一味唐辛子をかけて食べると、ほぼ「たこ焼き」。すべてにおいて、“まったく新しい食べ物” になっている。



・その10「寿限無餃子」(栃木宇都宮)[公式サイト]

色とりどりの餃子は、もはやコース料理の域。まず感じるのは、「皮のファンタジスタ」と呼ぶべき皮の使い分け。すべてが違う。もちろん餡も、それぞれ違う。ハンバーグみも感じるし、マルゲリータのピザみさえ感じ、もうわけがわからなくなる。


・その11「天平」(大阪)[公式サイト]

美しさとオシャレさなら日本一かもってくらいデザイン性に優れた餃子。油不使用で焼く小さな餃子は、ワンコイン程度の大きさ。それなのに、めちゃくちゃ複雑な味がする。おもたせでも喜ばれそう。なお、「マヨ醤油」で食べるとブッ飛ぶ。


・その12「キャロル」(栃木宇都宮)[公式サイト]

圧倒的なバランスの良さ。“どこどこがウマイ” というわけではなく「総合的にウマイ」みたいなミスターパーフェクト系の餃子。ちなみに店舗は宇都宮の餃子激戦区「餃子通り」にあるが、正嗣をはじめとする有名店なみの行列ができていた。


・その13「ひょうたん」(兵庫)[公式サイト]

1957年に神戸・元町で開業した超老舗の餃子は、やっぱり普通にウマかった。皮がモチッとしていてウマいし、餡もキレイにまとまっているし、ニンニクや生姜も絶妙。そのまま食べてもウマイけど、赤味噌ダレをつけると唯一無二の存在になる。


──以上13餃子。久しく餃子を食べていない今日この頃だが、この記事を機に心機一転、再起動もはかりたいと思っている。


もしもオススメの餃子がある人は、リクエストボックスから私宛に教えていただけると非常に嬉しい。よろしくお願いします。


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24