世の中のお父さん、お母さんたち、今日も1日ご苦労様です。ご存じかとは思いますが、子供たちは夏休みシーズンに突入しましたね。うちは夏休み中ほぼ毎日学童通いが続きますが、たまには夏休みらしいことをしてやりたいものです。

そこで提案です。お子さんを映画館に連れて行くのはいかがでしょうか? しかも座席が動いちゃう「アトラクション型劇場」に。私は7歳の娘を「ウルトラ4DX」の劇場に連れて行ったのですが、父の株が爆上がりしましたよ!

・「MX4D」と「4DX」について

まずはご存じない方のために「4DX」について説明しておきましょう。4DXとは椅子が揺れたりするアトラクション型劇場のことで、類似した劇場には「MX4D」があります。動くだけではなく、なんなら水が出たり風が吹いたりしちゃうんですよ。

両者の違いは「MX4D」はアメリカの会社、「4DX」は韓国の会社が製造していること。どちらも動く系の劇場であることに変わりはなく「ポカリ」と「アクエリアス」みたいな関係だと思えばいいでしょう。

娘を連れて行ったのは「4DX」の上位互換「ウルトラ4DX」の劇場です。席が動くだけではなく真横の壁までがスクリーンになっており、視界の270°をカバー。知りうる限り、アトラクション型劇場の中でも最先端の劇場なのではないでしょうか?

・向き不向き

私は “初めてのウルトラ4DX” を「マッドマックス:フュリオサ」で体験。あまりの没入感に感動し「いつか娘にもウルトラ4DXを体験させてやりたい!」と常々思っていたのでした。そこでタイミング良く『怪盗グルーのミニオン超変身』が上映されていたのです。

またこれは文句ではなく事実として聞いていただきたいのですが、何でもかんでもアトラクション型劇場で観ればいいってワケではありません。要するに「向き不向き」があるんですね。

実はおよそ半年ほど前、娘は「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」でMX4Dデビューを果たしてます。ただ作品がMX4D向きではなかったためか、私が思っているほどは喜んでくれませんでした。子供って正直ですから。

向いているのは「アクション映画」を筆頭に、動きがある作品。先述の「マッドマックス:フュリオサ」もそうですが「ゴジラ-1.0」もMX4Dの魅力を存分に活かした作品でした。

・ミニオンズはピッタリ!

そこにきて『怪盗グルーのミニオン超変身』は、めちゃめちゃ4DXの特性が活きてるぅゥゥウウウ! アクションも多く、娘はたまに「キャー!!」と声が出ておりました……父は焦りましたけど。

実際に映画を観終えてからは「ウルトラ4DXすごかったね!」「今までのミニオンで1番楽しかった!」「またウルトラ4DX行きたい!」と、娘は大変満足したご様子。父の株も爆上がりしたのでした。

ちなみに「ウルトラ4DX」は、通常料金に加えて1500円~1600円かかります(劇場によって違う)。娘と2人分で3000円以上の出費となってしまいましたが、娘の見聞が広まり、何より娘の笑顔が「お安いもんさ」と思わせてくれました。

というわけで「ちょっと夏休みらしいことをしてやりたいな~」という親御さんは「アトラクション型劇場」もいいのではないでしょうか? 単なる「映画鑑賞」が、きっとお子さんにとって特別な思い出になりますよ!

参考リンク:怪盗グルーのミニオン超変身
執筆:P.K.サンジュン
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