暑い、暑い、とにかく暑い。「暑いって言ったら罰ゲームね!」と言われても、10秒後には「暑い」と口走ってしまいそうなほど今年の夏もあっつーーーーい!! 昔の夏って、もうちょっと遠慮があったよね?

そんな夏の暑さに少しでも対抗すべく短期集中連載でお届けしているのが『格安ハンディファン勝ち抜き戦』である。第6回戦で暫定王者「無印良品 充電式ハンディファン」と対戦するのは……。

・必需品へ

ここ数年は街中で「ハンディファン」を目にする機会が増えた。2000円そこそこで購入できるため、とりあえず試しやすい “猛暑対策グッズ” なのだろう。

一方で、いざ家電量販店に出かけてみると種類が多すぎて「結局どれを買えばいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるハズ。そこでお届けするのが『格安ハンディファン勝ち抜き戦』だ。

・ルール

ここでルールを説明しておくと、毎回2台のハンディファンを比較。優れた方は勝ち抜き形式で次のハンディファンと対戦する。これを繰り返し、5日後には最強の1台が決まる予定だ。また詳細な評価軸は以下の通りとなっている。


・ 価格は2000円代まで
風力の強さを最重視
・ 連続運転時間などはパッケージの記載に従う
・ 使い勝手の良さ等はオマケ程度の評価
・ 耐久性などは考慮しない(使い込まないとわからないため)


重視するのは「風力の強さ」で、最大瞬間風速が強ければ強いほどいい。もちろん総合的な風力や使い勝手の良さもジャッジするが、王者には暑さを吹き飛ばすほどの風力を期待したい。

第6回戦は前回勝利した無印良品の「充電式ハンディファン(1980円)」と、ヤマダ電機で購入した「iFan FreezeⅡ(2948円)」が対戦。両者のスペックは以下をご覧いただきたい。


・無印良品 充電式ハンディファン

充電時間: 約4時間
連続運転時間: 約2.5時間~約15時間
備考: 風力5段階調整、バッテリー残量表示


・iFan FreezeⅡ

充電時間: 約3時間
連続運転時間: 約2.5時間~9時間、冷却プレート使用時約1時間
備考: 風力3段階調整、冷却プレート搭載


前回の勝者「無印良品 充電式ハンディファン」は、この価格帯では驚異の5段階風力を実現。ワイドサイズの羽から生み出される、総合的な風力の強さが魅力のハンディファンだ。

一方、ヤマダ電機で購入した(ビックカメラでも売ってた)「iFan FreezeⅡ」は、冷却プレート付きのハンディファン。送風だけではなく “冷却プレートパワー” にも期待したい。

・いざ勝負

送風口の大きさが「iFan FreezeⅡ」の方がかなり狭いが、果たして風力や風の冷たさはどうなのだろう? それでは両者対戦開始!


ファイッッッ!!!!


はいはい、無印はこんな感じだったよね~。


おお~。これが冷却プレートの威力か……!


ヒンヤリして気持ちいい。でも……


無印の勝ち!


懸念していた通り「iFan FreezeⅡ」は、さほど風力が強く無かった。MAXでも無印の真ん中くらいだったうえ、口が狭いため風をピンポイントで当てる必要がある。適当に使っていても顔全体をカバーしてくれる無印とはちょっとレベルが違った。

また冷却プレートをオンにしても「冷風」とまで言えるかは微妙なところ。やはり冷却プレートはおでこや首筋に直接当てて使用するのが効果的なのかもしれない。冷却プレート自体は冷たくて気持ちEかった。

総合的に考えて、結果としては「無印良品 充電式ハンディファン」が連勝! シンプルだけど強い!! 残りの試合、最後まで無印のハンディファンは王座を守り続けることが出来るのだろうか?

個人的には「もうちょっとコンパクトな方はいいな~」という気もするが、この大きさが有能な理由なので仕方あるまい。5日後に最強の1台が決まる──。

参考リンク:無印良品「充電式ハンディファン」amazon「iFan FreezeⅡ」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.