ここ最近、冷凍食品のエビピラフにお熱だ。キッカケはニチレイと味の素の商品を比較したところ、エビピラフにもいろんなタイプがあると学んだから。

クリーミー系にバター系など、同じ冷食のエビピラフなのに違いがあって実におもしろいのだ。

でもってスーパーでよく見かけるのは上の2社だが、たまに置いてあるのが “あえての他” で攻めたタイプ。今回はそのあえて寄り……コープ、それからテーブルマークのものを買ってみた!

・コープの商品

まず購入したエビピラフの基本情報をお伝えしておくと、コープは450gで一般的なサイズなのに対してテーブルマークは150gという少なめスタイルだった。

価格の方は321円と138円で、1gあたりで計算するとコープの方がお得な計算になる。なんならニチレイや味の素と比較してもお得なあたり、コープの安さがよく分かる。

ここで価格通りの味がするのか、それとも逆転劇があるのか。なお、今回は同時に比較したいので皿に盛ってレンチン。テーブルマークは袋のまま調理とあるが同じ条件で作った。


さて、先方はコープ。色合い的には茶系で7種の具材と国産米を使っているのが特徴らしい。で、肝心のお味だが……


どちらかといえばしょっぱ系で、舌の上で塩分が広がる印象である。そしてエビを食べようとしてビックリ!

テーブルマークに比べ、安いコープの方が大きいような気がする。ちなみに具材はねぎ、ニンジン、コーンなど。オーソドックスだし総合的に見ると、あまり特徴がないタイプだと言えるかも。

・テーブルマーク

続いてテーブルマーク。ご飯の冷食で150gの食べ切りタイプは珍しいような気がしたのはさておき……

色合いはコープの茶系に対して白基調。そして「おおっ」と思ったのが……


グリンピースがしっかり入っていること。好き嫌いが分かれそうな具材ではあるが、グリンピース欲しい派にとっては嬉しい仕様だろう。

味はコープと同じくそんなに特徴がない。主張が強くなく、何かを相棒とすることで活きてくるタイプ……そうだなぁ、チキンあたりがいい仕事しそう。


──てな感じでどちらもあまり特徴らしいものがないタイプだなぁ……って、マジかよ!!

何気なくエビピラフの原材料を見比べていたところ、あることに気づいて震えるしかなかった。な、なんとどちらも……!

テーブルマーク製造……!!


まさかの同じ製造元で同じエビピラフ。どちらも特徴があまりないと感じたのはそのせいか。

それでも味が違って材料も違うのだから、やはりエビピラフという食べ物は奥が深い。どうにかして棲み分けするなら「他と合わせたくなる系エビピラフ」てなところだろうか。

・現在のエビランク

あくまで個人的な好みになるが、現時点だとニチレイがNO1。不思議とどこかシチュー感があるあの味を推しておきたい。

とはいえ、エビピラフの種類はまだまだ多い。今後もニューチャレンジャーを見つけたら競わせていく予定だ。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼コープの原材料など

▼テーブルマーク