東京のオシャレな下町として人気がある蔵前。先日このエリアで “木の上の秘密基地” みたいな宿を発見。看板をよく見てみたら、前に南千住で泊まったことがある「アンドホステル」だった。

そのときは知らない人と2人きりで激狭ルームに宿泊という状況だったが、蔵前の店舗ではどうなのだろうか。デザインがユニークで面白そうだし、試しに泊まってみることにした。


・さっそくチェックイン

館内はまるで森。1階の天井からは観葉植物がたくさん吊るされている。なんだかピクニックに来たような気分だ。それではチェックインを済ませるぞ。

宿の予約は楽天トラベルを利用。サイト内にあったクーポンを使ったところ……なんと料金は1泊2493円! 南千住店を利用したときと同じ価格でメチャ安である。

しかも今回は都内の人気エリア・蔵前だ。テンションが上がる。ぶっちゃけ前回のように知らない人と2人きりで寝ても構わない気さえしてきた。


受付時に簡単な館内説明を受ける。予約したドミトリー(相部屋)はルームキーが存在しないとのこと。

どうやらパスワードを入力して解錠・入室するタイプらしく、暗証番号はチェックイン時に自分でメモる必要がある。ちょっと面倒だが仕方あるまい。


ちなみにタオルや歯ブラシなどは有料。タオルは300円かかったので持参したほうがいいかも。耳栓やヘアアイロン、スマホ充電器が無料なのは嬉しいところだ。


フロントのテーブルにはウォーターサーバーが完備。その向かいはオシャレな休憩スペースとなっている。カフェのような落ち着いた雰囲気が漂っていてナイス。


カウンター席&大きなテーブル席は電源コンセント付き。パソコン作業をするにはバッチリな環境である。ひと息ついたら客室へ向かってみよう。



・木の上にある秘密基地

館内は5階建てで、2〜5階が客室となっている。フロア移動はエレベーター、もしくは螺旋階段を利用していく。

移動は螺旋階段を使ったほうが断然おすすめ。理由は……


壁に迫力のある樹木が描かれているから。まるで木登りをしているような気分になれて楽しいのだ。


最上階5階に着くと樹木のテッペンが出現。迫力満点でかなり見ごたえがあるぞ。実に素晴らしいデザインだ。癒される〜。


壁画を堪能したあとは、木の上の秘密基地ことドミトリーに入室してみよう。メモった暗証番号を確認しながらロック解除。


白を基調とした室内は清潔感MAX。

箱型ベッドがズラリと並んでいる。大人数の相部屋だ。南千住にある店舗とは違う……知らない人と2人きりで泊まることになった南千住店とは全然違うぞ!


室内にはミニ金庫やハンガーラック、


洗面所・シャワールーム・トイレなどが完備。寝支度が室内だけで整うのは超便利である。あとはロッカーがあったらもっと嬉しかったのだが……。


筆者の寝床は2段ベッドの下段。わりと広めの箱型ベッドかも。電源コンセントとハンガーが付いたシンプルな内部である。


掛け布団カバーの装着はセルフサービス。ベッドメイク&シャワーをサクッと済ませたら今夜は早めに就寝。夜は騒がしくなることもなく静かに更けていった。


なかなか楽しく快適に過ごせてハッピー。螺旋階段での移動は視覚的に面白くて印象的だった。森の中で一夜を明かした気分だ。

みなさんも蔵前を訪れる機会があれば、ぜひ “木の上の秘密基地” に宿泊してみてはいかがだろうか。



・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 アンドホステル蔵前ウエスト
住所 東京都台東区三筋2-11-2

参考リンク:楽天トラベル
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.