幕張って海浜幕張のイメージが強い。先日、JRの幕張本郷駅に行った際そう思った。せっかく幕張に来たなら海見たい。そこで海浜幕張駅で降りてGoogleマップを見ながらブラブラしていたところ、海沿いにスーパー銭湯があるのを発見。
調べてみたところ、どうやら温泉情報サイト・ニフティ温泉の「食事がおいしい温泉・スーパー銭湯ランキング2023」で1位だったらしい。そのスーパー銭湯とは『JFA夢フィールド幕張温泉 湯楽の里』。千葉県内とかじゃなく日本一って凄い。
・スーパー銭湯の食事処
そもそもスーパー銭湯で食事が美味しいって視点を考えたことがなかった私(中澤)。しかし、言われてみたら、スーパー銭湯のお食事処はいつも賑わっている。ウマイものがあってもおかしくない雰囲気だ。
しかも、ここはスパ銭お食事処日本一。一体どれだけ凄いんだろう。気になったので入館してみた。入館料は平日税込1200円で土・日は税込1500円。時間制限とかはないので隅々まで味わえそうだ。
・食べてみた
館内は1階がリラクゼーションスペースメインで2階が風呂メイン。お食事処以外にも、カフェ、コミックコーナー、ごろごろできる寝椅子が並ぶお休み処など色々あって広い館内は1日いれそうである。
お腹も空いていたのでまずお食事処に行ってみたところ、確かにメニューが充実しているように感じた。サウナ飯とかサウナ麺とか現代的である。
また、豚丼の豚も千葉県の銘柄豚「林SPFポーク」だ。ウマイんだよな林SPFポーク。
どれが良いというよりも、どれもこだわりを感じる。そこで「越田の幻の鯖(税込980円)」にご飯セット(税込330円)をつけて塩サバ定食にしてみた。説明によると上質の脂身が絶品のものすごい鯖らしい。食べてみたところ……
確かにふっくらしていて美味しい。ジューシーかつまろやかでちゃんと脂が乗った鯖の味だ。身と塩とのバランスも良く醤油をかける必要がない。
・正直言うと
ただ、食事がおいしい温泉・スーパー銭湯ランキング2023で1位と言われると「そこまでか?」とも思った。期待しすぎたのかもしれない。前述の通り、良さは充実度かなあ。平均点が高い。納得の感動があるというよりハズレがないという印象のお食事処だ。っていうか、正直、それ以上に感動したことがあった。
むしろ……
浴場が凄い。
湯舟が4つある大浴場はめちゃくちゃ広いのだが、壁一面が全部窓になっていて目の前に東京湾が開けている。しかも、窓が開いているため、半露天風呂みたいな開放感があるのだ。
もちろん、普通に露天風呂もあるので出てみたところ、そこはもう東京湾一望の景色。スカイツリーから海ほたるまで見える。
・サウナ
この露天風呂でととのってみたかったので、サウナに入ったところ、サウナ室も26人くらい入れそうなしっかり広いフィンランドサウナ。温度計は上と下に2つついていて、下は80度くらいだが、上は95度くらいを指している。
一見、普通のサウナなんだけど、オートロウリュがあって、これがまたなかなか気が利いていた。水がかかるだけじゃなく気流も発生する仕様なのである。ゆえに、熱波が3段目まで届くのが早いのが良かった。オートロウリュだけど熱波師がいるみたいである。
水風呂も15度くらいでこれまた水温的には普通なのだが、普通に広い。平均点の高さはサウナでも感じられる。しかし、外気浴は平均点以上どころの騒ぎではない。
・太平洋との対話
前述した眺望もさることながら、何より風がヤバイ。足の先から頭の先まで四方八方から吹き荒れる風は台風の中に浮いているみたいなのである。龍の巣だあ……!
水風呂後にこの外気浴はもはや風を感じるとかのレベルではない。風に抱かれてる。風のハンモックや。
それもそのはず、『JFA夢フィールド幕張温泉 湯楽の里』は海岸防風林の先に建っている。そこまで海岸を攻めた上で、露天風呂バックの窓が全開だと外気浴はこんなに凄いのか。もはや太平洋との対話である。
・千葉県はスパ銭天国?
先日、日本一のスーパー銭湯である「舞浜ユーラシア」に行ったところだが、こっちがスパ銭日本一でもおかしくない。そう思わずにはいられない外気浴であった。立地と計算を感じるここだけの風がある。千葉県スパ銭天国かよ! そんなわけで今回も……
\ととのったー!/
・今回紹介した店舗の情報
店名 JFA夢フィールド幕張温泉 湯楽の里
住所 千葉県千葉市美浜区美浜26
営業時間 9:00~24:00(最終受付23時)
定休日 無休
参考リンク:JFA夢フィールド幕張温泉 湯楽の里、PRTimes
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.