すでに「猛暑」と呼んで差し支えの無い日本列島。ロケットニュース24編集部がある新宿も容赦のない暑さに見舞われている。そんな過酷な状況で私は「すき家」をハシゴした……5軒も。

まとわりつくような暑さを感じるたび、何度ブチギレそうになったことだろう? まさか……まさか! まさかすき家を5軒もハシゴする日が来るとは思わなかった。その理由とは……。

・あるメニューを探して

ここ数日「すき家の??がめちゃめちゃウマい!」と目にすることが多い。当初は全くノーマークのメニューであったが、そこまで言われると気になるのが人間の性(さが)。私はフラリと近所のすき家へと足を運んだ。

……が、タッチパネルで注文を使用としたところ、そのメニューには「売り切れ」の文字が。あらま、こんなこともあるのね~と、すぐさま500メートルほど先にある2軒目のすき家に向かった……のだが。

ここでも該当のメニューは品切れ。これは偶然なのか? それとも必然なのか? ネットでそれなりに話題になっているにせよ「すき家で品切れ」は「ほろほろチキンカレー」くらいしか記憶にない。

3軒目のすき家は今来た道を戻る必要があり、1.5キロくらいはありそう。マ、マジかよ……。ムンムンと異常な湿度の中、私は3軒目のすき家に到着した。

・ブチギレ

そしてもちろんここでも「例のメニュー」は品切れ。ブチギレた私はレンタル自転車に飛び乗り、4軒目のすき家へと猛ダッシュ! すき家ゴルァァァアアアア!! ナメんじゃねえゾォォオオオオオオ!

全力で自転車を漕いだせいか全身から汗が噴き出してくる。そしてここでもお目当てのメニューは品切れであった。いい加減にしろ! 15分くらいで会社に帰れるハズだったのに1時間以上経ってるじゃねえか!!

ここで念のためすき家のホームページやXを確認してみたが、特に「品切れです」的な情報は見当たらなかった。Googleマップを頼りに放心状態で訪れた5軒目のすき家。ついにあった……!



シーフードカレーが!


・ようやく発見

そう、私が探していたのは2024年7月から発売されている「シーフードカレー」であった。とにかくネット上での評判が良く「すき家が本気を出した」「この夏の王者」などと言われている代物である。

価格は並盛が730円だが、ここまで苦労したんだもの「ダブルシーフードカレー(970円)」をオーダー。そして目の間に現れたシーフードカレーはというと……


メッチャ具沢山やん!


一部では松屋のごろチキをもじって「ごろシー」なども呼ばれているだけあり、シーフードがゴロゴロ入ってやがる! これだけシーフードが盛り付けられていると、やはり見た目のインパクトは絶大だ。

で、実際に食べてみたところ味もかなり良き! ルー自体は「普通かな?」という印象だが、ココナッツとバター風味の「ラクサソース」がかなり濃厚な味わいで、カレーをワンランク上のウマさの引き上げていた。

・正直ウマい

また必ずスプーンのどこかに入ってくるシーフードたちもウマシ! 特にプリプリのエビは4尾も入っており「シーフードカレー」の名に偽りなしである。加えてイカも貝柱も生臭さは皆無だ。

ブチギレながらすき家に到着したものの、結果的にはとても満足度が高かったすき家のシーフードカレー。新宿近辺は品切れの可能性が高いが、運良く発見できた方はぜひ召し上がってみてはいかがだろうか。

参考リンク:すき家
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.