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大手牛丼チェーン「すき家」。日本人には馴染み深いお店だ。私(あひるねこ)は先日、この「すき家」である重要なことを学んだ。豚骨ラーメンに牛丼の肉をのせると、激しくウマいのである。「すき家」にラーメンなんてあった? 実は、中国の「すき家」での話なのだ。

中国に行った際に発見した「すき家」。そこで食べた『牛肉ラーメン』なるメニューは、当然日本の店舗には存在しない。おそらく中国限定の商品なのだろう。これが今すぐ日本に逆輸入していいレベルの、驚きの1杯だったのである!

・レアな中国の「すき家」

「すき家」は中国で177店舗を展開しているとのこと(2017年2月13日現在)。しかし、あくまで私の感覚でだが、中国で「すき家」を見かけるのはレアだと思われる。「吉野家」はそれなりに目に入ったが、「すき家」を発見した時は思わず「すき家!」とCM風に叫んだほどだ。

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・ここは日本か?

日本と同じ赤い看板に、日本語で「すき家」の文字。まるでそこだけ貼り付けたかのような日本感に、つい足を止めてしまった。これは入ってみなくてはなるまい! 店内は清潔で、雰囲気も日本の店舗に近い。もはや実家のような安心感である。

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・牛丼を注文

ただ、開店から間もないためか、お客が他に誰もいねぇ……。だ、大丈夫なのだろうか? とりあえず牛丼を注文だ。並盛は14元で、これは日本円にして約230円である。中国でも安い! また、これは不要な情報かもしれないが、ワンオペではなかった。参考までに報告しておく。

・なぜかやけにウマい

間もなく、ドーンと牛丼着丼! おお、普通に正しく牛丼じゃないか。紅生姜以外に、食べるラー油的な調味料が置いてあるのが中国っぽい。さて、お味はどんなもんか。これが、どういうわけか、めちゃウマい! あれ? なんか日本の「すき家」より美味しくない?

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牛肉が自分の「すき家」の記憶よりも大きいような気がする。気のせいだろうか? 久々の日本食でテンションが上がっていたのかもしれないが、やけにウマかったなぁ……。とここで、私はメニューに見慣れぬものを見つけた。なんと麺類である。

・まさかの豚骨

「すき家」で麺って! 何でもありかよ。だがこれを放っておく手はない。ここは1番シンプルそうな『牛肉ラーメン』を頼むアル。日本円で約350円。一体どんな味アルか。私楽しみアルよ。しばらくして運ばれてきた丼。これは……この色は……まさか、豚骨ラーメン? アルか?

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・意外にもメチャ合う

そう、「すき家」の『牛肉ラーメン』とは、豚骨ラーメンの上に牛丼の肉がのったラーメンだったのだ。豚骨と牛肉って! 何でもありかよ。しかし、これがマジでウマいから驚きアル。コクのないチープな豚骨スープが、あの甘めの牛肉となぜかよくマッチするではないか。

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・大発見か

麺は日本のものと違い、中国特有の少し柔らかいものだった。だがこれは、もしかしたら大発見なのでは? 牛骨ラーメンは聞いたことがあるが、豚骨ラーメンと牛丼の出会いは予想の斜め上である。なのに味はなんの不自然さもなく、すでに定番のオーラをまとっている。日本でも売れそうな予感がするぞ。

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・逆輸入の価値アリ

ラーメンと牛丼が嫌いな日本人なんてそうそういないはず。逆輸入すれば、大手チェーンの中で差別化を図る武器にもなり得るのでは。「すき家」さんには、ぜひご検討いただきたい。というか、自宅で出来るから、牛丼を持ち帰りして1回試してみてくれ! マジでウマいアルよ。

参考リンク:すき家食其家(中国語)
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼牛丼にカレー、日本と変わらない
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▼紅生姜はもちろんのこと……
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▼食べるラー油的な調味料が中国っぽい
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▼「すき家」で麺!?
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