私(耕平)は移動にお金をかけることが大嫌いな性格だ。日頃から行きたい場所に到着するという目的に対して、無駄にお金をかける意味がわからないと常日頃から考えている。
特に飛行機は、必ずと言っていいほどLCCで移動する。時期にもよるが大手航空社の半額、もしくはそれ以上の金額で目的地に到着できるというのはメチャクチャ魅力的だ。
ただしLCCも賢く使わないと、その恩恵は半減する。その1つが荷物の持ち込み重量制限である “7kgの壁” 。これを超えると追加料金が発生してしまう。
そこで今回、私が実践している「2泊3日用のギリギリ7kg」の荷物の中身と、ちょっとした裏技を公開しよう!
・約5000円の攻防
先日から大分県や沖縄本島に、LCCのピーチ航空で1番安い「シンプルピーチ」で移動している。
「シンプルピーチ」は手荷物が2つまでで、合計重量7kg未満という制限がある。ただし、その条件をクリアできれば国内最安値レベルで搭乗できる。
ピーチの場合、もしも7kgを超えてしまったら追加料金が発生。状況によって金額は変動するのだが、航空券購入後だと自動支払い機で片道2490円の追加料金を支払ってから搭乗することになる。
これが往復になると約5000円! 長旅だとどうしようもないが、長くても2泊3日程度の一人旅。せっかく往復のチケットが安く抑えられたのに、何か損した気分になってしまう。
そうは言っても、最低限の荷物は必要。私自身、ギリギリ7kgの攻防に毎回神経を擦り減らしている。
・ギリギリ7kgの中身
それでは快適に国内旅行をする私のギリギリ7kgの中身を公開しよう!
前提条件として男性の2泊3日で、利用したのは6月。宿泊はシャンプーなどのアメニティが完備されていたことを明記しておく。
まずはサプリや薬、PC周りのクリーナー類が入ったポーチが……
0.24kg
充電ケーブル、モバイルバッテリー、電気カミソリなどの電子機器類が……
0.90kg
整髪、洗顔、ボディケアなどの美容関連一式が……
1.04kg
2泊分の衣類(Tシャツ×3枚、2泊分の下着、靴下、パンツ1本)が……
1.14kg
仕事道具である「Macbook air 13インチ」+パソコンケースが……
1.68kg
雨が降った時用の軽量折り畳み傘が……
0.16kg
財布、小銭入れ、カード入れ、名刺入れ、サブのスマホ、ワイヤレスイヤホンなどが……
0.50kg
そして、リュックが……
0.96kg
これで合計6.62kg。実際に測ってみると、±0.2kgくらいの誤差があり計測した時は6.80kgだった。
今回持ち込んだのは、普段の生活に必要なものを全て網羅しているので、この “7kgの壁” は意外にも良心的であることがわかる。
・重量制限の例外
ちなみに今回は6月上旬だったので、冬になると衣類で重量が増えることは必須だ。ただしご存知の通り、重量制限の対象は機内に持ち込む手荷物のみである。
そうしたなかで一つ、意外に知られていないことがある。それは搭乗ロビーで食べる軽食は、重量に含まれないことだ。
成田空港にあるピーチの入り口にはミニストップがあり、この時買ったのは、350mlのドリンク、サラダチキン、おにぎり。合計0.5kgはあったと思う。
これを含むのであればオーバーしていたのだが、搭乗ロビーで食べるために買ったことを伝えると、重量に含まず通してくれた。
ただし従業員の話だと、お土産は重量に含まれるということなので、7kg以下で旅行するなら事前に購入して宿泊先に郵送する、または搭乗ロビー内のお土産店で購入することが必須となる。
今回紹介したのは、あくまで私の水準の中での一例になる。もっと軽量のリュックに変えたりするなど工夫をこらせば、もっと自由度が増すだろう。
そして万全を期するのであれば、自宅で体重計に乗った後に準備した手荷物を持った状態で測り、その差が7kg以内にすることだ。
このコツさえ掴めれば、時期によっては新幹線より安い運賃でLCCが利用できるので、ぜひとも参考にしてほしいと思う。
参考リンク:ピーチ航空
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.