ジャンボ〜! 今回はひさびさなので、リクエストボックスからの質問で肩慣らしさせてね。どんな内容なのかというと……


「チャオスさんこんにちは! あるブログで見かけたお話なのですが、ケニアでは、突然翌日が祝日になったりする事があると知りました。


なんでも、政府の方々が朝起きて、急遽祝日に決定してしまうとか。


過去にはアメリカの上院議員だったオバマが、アメリカ大統領に初当選した時、ケニアではその翌日が急遽お祝いのために祝日になった事があるそうです。


理由としては、オバマの父上がケニア出身だからだそうです。


日本では有り得ない事でびっくりしましたが、急遽祝日なんてたびたびある事なんでしょうか?


また、急遽祝日になった時、ご家族や街の人達の様子や過ごし方を教えてください。」


だいぶナイスな質問なのでほぼ引用してしまったが答えよう。



まず「突然翌日が祝日になったりする事がある」だが、ある。


そして、「政府の方々が朝起きて、急遽祝日に決定してしまう」これも、ある。


ケニアでは、どんな日であっても祝日にすることが許可されている。


それを決めるのは内務大臣と国家行政大臣なのだが、その日が休日にふさわしいと彼らが判断すれば、いつなんどきでも「おやすみです!」と宣言することができる。


そして、国民が予期せぬ祝日のニュースを聞くと、多くの人、特にビジネスマンは退屈してしまう。なぜならやることがないからだ。


ビジネスマンでなくても、ほとんどの人は家にいる。私も家にいる派。なぜならば、急に「おやすみです!」と言われても予定なんて立てられないし、やることがないからだ。



一方、この急な祝日に喜ぶ人もいる。スーパーなどの量販店で働く従業員たちだ。


ケニアでは一般的に、「祝日に出勤した従業員たちは2倍の給料が支払われる」というものがある。


それゆえケニアでは、多くの従業員が稼ぎを少しでも増やそうと、そっせんして祝日に出勤することを好んだりもする。


ちなみにケニアにおける一般的な祝日は12日ほどある。最も重要な国民の祝日は「ジャムフリの日」こと独立記念日。


この日は、1963年12月12日にケニアが独立国となった日について祝う祝日。


多くの人が夜にパーティーに行ったり、どこかに出かけて、たとえばニャマチョマ(ロースト肉)などのごちそうを食べたりするんだ。


明日休みになるかな? ケニアは、そんな毎日だよ。ではクワヘリ〜!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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