当サイトは多種多様な情報をお届けする「インターネットニュースメディア」である。中でもグルメ記事は安定の人気を誇ることから、我々も常日頃「どこかにウマいもんはねえか?」とアンテナを張りまくっている次第だ。だがしかし……。
そのアンテナももしかしたら全員揃ってポンコツなのかもしれない。というのも、ロケットニュース24編集部から徒歩3分のところに激ウマにも程があるお店を発見してしまったからだ。グヌヌ、なんで全員気付かなかったんや!
・ド近所なのに
冒頭でもお伝えした通り、グルメ記事は安定の人気を誇る。中でも「肉」は特に人気があるジャンルで、都内の良さげなお店やメニューはかなりの数をご紹介してきたと申し上げていいだろう。
……が、今回SNSで発見した『トンテキ食堂 なかむら』は、当サイトでは過去に1度もご紹介したことが無いお店。何よりもショックだったのは、我々の事務所から徒歩3分というド近所にあったことだ。
灯台下暗しとはいったものの、これだけ近所にあって誰も気付かないとは我々の目は節穴なのか? さらに言えば『トンテキ食堂 なかむら』が激ウマだったことが悔しさに拍車をかけている。
・四日市のトンテキ
さて、その『トンテキ食堂 なかむら』はお察しの通りトンテキのお店。オープンは2020年3月とのことなので、4年も近所の激ウマ店を見逃していたというワケ。重ね重ね、悔しすぎる。
で、なかむらのトンテキは三重県四日市市の流れをくむトンテキのようで、分厚い豚肉に切り込みを入れたグローブ状のカットが特徴。肉は1枚180グラムとのことで、なかむらではシングルからトリプルまで三段階でメニューが用意されていた。
今回は「シングル(1300円)」「ダブル(1800円)」「トリプル(2200円)」の中からトリプルをオーダー。また注文の際は二郎系のお店の如く「にんにくは付けますか?」と問われたことも印象的だ。
・THE・トンテキ
そしておよそ5分後、到着した「トンテキ トリプル」は予想通り肉の狂騒曲! ギラギラと輝く黒いソースをまとった分厚い肉たちと、ど真ん中に陣取るにんにくは「我がトンテキである」とでも言いたげな、圧倒的な迫力だ。
さっそく専用のナイフ(フォークは無い)でカットして食べてみると……うわ! めちゃめちゃウマい!! というか肉が超ジューシーでやわらかい! こんなに分厚いのにパサつきは皆無である!!
トンテキに限らず分厚い豚肉に火を通そうとしたら、ややパサついてしまうもの。だがこのトンテキはあくまでやわらかく、最後の最後までパサつきはゼロ。美味しいとんかつ屋さながらの、実にジューシーな豚肉だ。
・マイNo.1トンテキ
また黒いソースは味はウスターソースがベースになっており、これがザクッとした食感の豚肉とメッチャ合う! ウスターソース系のノスタルジックな味わいは、豚肉ともライスとも絶妙にマッチしていた。
もちろん、トロトロのにんにくとの相性もバッチリで、さらに「しじみ汁」が口の中を優しくリセット。豚肉料理まで広げると言い過ぎだが、トンテキとしては「生涯No.1のウマさだった」と力強く断言したい。これはまた来る。
何度でも申し上げる通り、こんなに美味しい店がこんなに近所にあったとは。とにかくその柔らかさはちょっとした衝撃なので、ウマい肉を豪快に喰らいたい方には自信を持ってオススメだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 トンテキ食堂 なかむら
住所 東京都新宿区新宿3-3-9 伍名館 B1F
時間 11:00~22:00
定休日 不定休
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.