最近のプリクラって、あんまり落描きしないんですね……! 少し前に久しぶりに友人とプリクラを撮ったら、非常にすっきりしたレイアウトになっていてびっくりした。

筆者が小学生~中学生の頃は、とにかくスタンプやペンで隙間を埋めまくるのがデフォルトだったのに。時代を感じる。

写真に落描きするの、独特の雰囲気が出て面白いのになぁ。

でも写真用紙って基本的にツルっとしててインクが乗りにくいから、プリクラや画像加工アプリじゃないとなかなか気軽に落描きできないんだよなぁ……。


・描けた

そんなことを考えていた時、写真用紙に落描きできるというボールペン「MATTEHOP(マットホップ)」を発見した。

大手文房具メーカーの「ぺんてる」から発売されており、公式ホームページに掲載されている価格は税込で1本220円。

今回筆者が購入した「スイート7色セット」は税込1540円だった。


公式サイトの説明文によると、大きな顔料をたくさん使って光を様々な方向に乱反射させることでマットな筆跡になるらしい。

一見普通のカラフルなボールペンにしか見えないけど……本当にあの写真用紙にも描けるんだろうか?


とりあえず、まずは普通のノートで試し書きをしてみよう。


おお~、確かに色がめちゃくちゃ鮮やか! アクリル絵の具で描いたのかと思うくらいくっきりとした発色だ。ボールペン版ポスカって感じ。

しっかり塗っている部分があるのにも関わらず、裏面には全くにじんでいなかった。普通の紙に描く用のペンとしても優秀だと思う。

勉強や仕事でノートをまとめる時にこのペンを使ったら、かなり目を引く仕上がりになるんじゃないかな。



それではいよいよ写真用紙に落描きをしてみる。果たしてこのツルツルの紙にマットホップは対抗できるのか……!?




_人人人人人人人_
> 余裕の勝利 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


え、すご……! 一切紙に弾かれることなく、くっきりと浮かび上がる筆跡。乾いた部分を触ると少しザラザラしていて、インクの濃厚さがよく分かる。



ひとしきり感動したところで、ふと思いついたことが。この感じなら、もしかしてアレにも描けちゃうんじゃないか……?


ということで用意したのはこちらのビニール袋。

写真用紙よりさらにツルツルだけど、うまく描けたら誰かにプレゼントを贈る時にかわいいラッピング袋を自作できるってことだよね……!?

さっそく描いてみた結果……




_人人人人人人人_
> 余裕の勝利 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄



・お絵描きの幅が広がるぞ

安定の大勝利だった。マットホップ、紙にもビニールにも描ける最強のペンじゃないか……! 

ただし、袋に描いた場合は乾いた後でも強くこするとインクが取れてしまうことがあったので、そこだけ注意してほしい。


このあと友人たちに物を渡す機会があったので、それぞれの推しを描いた袋に入れたら喜んでもらえた。嬉しい。 

写真への落描きだけでなく、幅広い用途に使えるマットホップ。皆さんも是非このペンでいろんなものに絵を描いて遊んでみてはいかがだろうか。

参考リンク:ぺんてる株式会社
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.



▼ペンがセットされている台紙はかなりツルツルだけど……

▼もちろんこれにも問題なく書ける