記憶に無いほど多くのインバウンド客でにぎわう日本。東京では銀座・新宿・渋谷、そして「秋葉原」でも大勢のインバウンド客を目にする。おいでませ、日本。ジャンジャンお金を使って帰ってね!

それはさておき、以前の記事でインバウンド客たちが興奮気味に撮影していた「ペーパーシアター」についてお知らせした。実はその日、もう1つインバウンド客たちがキャッキャ言っていた商品があったのである。

・空前のにぎわい

オタク文化の聖地として知られる秋葉原には、多くのインバウンド客たちが押し寄せている。もちろん電化製品目的のケースもあるのだろうが、私の知る限り現在の秋葉原は “史上空前のにぎわい” と申し上げていいだろう。

さて、以前のご紹介した「ペーパーシアター」は、簡単にいうとペーパークラフトキットのこと。紙の温もりと超精密な構造の融合は、ちょっとした芸術と呼んでいいハズ。そりゃインバウンド客たちが興奮するのも無理はあるまい。

完成までにかなり時間がかかることは計算外だったが、裏を返せば贅沢に時間を使えることもわかった。そのペーパーシアターと同じく、ヨドバシアキバでおもちゃコーナーでインバウンド客たちがキャッキャ言っていたのが……



クリスタルパズル」だ。



・クリスタルパズルって?

おもちゃコーナーの一角には完成したクリスタルパズルが展示されており、インバウンド客たちは「ビューティホー」などと口にしながら撮影を繰り返していた。ふむ、ところでクリスタルパズルって何?

気になり調べてみたところ、クリスタルパズルは「株式会社ビバリー」が製作する立体型パズルのこと。クリスタルのピースで組み上げた完成品は、インテリアとしても活用できるほど芸術性が高いらしい。

ちなみに「株式会社ビバリー」はパズルの大手メーカーで、かつてラッセンのジグソーパズルを販売していたのは同社とのこと。現在は他にも「サンリオ」「ポケモン」「ウォーリーを探せ」などのジグソーパズルを手掛けているようだ。



・ペガサスを購入

で、ディスプレイされていた完成品を見てみると確かに造りが精巧で、パッと見はパズルとは思えない。種類もドラえもんやジブリ系などのキャラクターものから、城・動物・フルーツに至るまで、バラエティに富んだラインナップである。

ふむ、じゃあいっちょ作ってみるか。というわけで「ペガサス」のクリスタルパズルを購入。ペガサスにした理由はキャッキャ言っていた白人女性がペガサスを買っていたから。価格は1600円で、同時にディプレイライト(990円)も購入した。

・作ってみよう

さっそく箱を開封してみると、中身は大小合わせて40個ほどのクリスタルピースと説明書。説明書はイラストになっていたため、これなら日本語がわからない人でも作業に支障はないだろう。

んで、クリスタルパズルの組み立て方は、各ピースにふられた番号を元に説明書の順番通り組み立てていくだけ。ピースの数字はかなり小さいため、老眼が始まっている私にはかなりキツイ作業であった。

またピースは順番に組み立てていけば必ずフィットする部分があるのだが、これが結構難しい! ジグソーパズルと同じ要領で、どこにどうピースをハメるのかがクリスタルパズルの面白いところなのだろう。



・所要時間は約1時間

結局、この日は娘らの力を借りておよそ1時間でペガサスが完成!! キラキラと輝くペガサスは神々しさ全開で、確かにインテリアとして通用しそうなほどハイクオリティな仕上がりである。

さらに完成したペガサスをディスプレイライトの上に飾るとキラキラ度が増す! ディスプレイライトは赤・青・白に変化するため、色合いごとに変わっていくペガサスの表情が楽しめた。

完成形のクオリティも素晴らしく、特に道具も必要が無いクリスタルパズルは、確かにインバウンド客たちの目に留まるだけのことはあるのではなかろうか? プラモデルとは違って思考錯誤しながらピースをハメていく、ゲーム性が高いアイテムであった。

参考リンク:株式会社ビバリー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.