10ウォンパンをご存じだろうか。2019年から韓国で販売が始まるとSNSからバズって大ヒットしたアレだ。日本でも同じタイプの10円パンが流行したからなんとなく分かる人も多いに違いない。
大統領が食べたこと、一時は生産中止の危機に陥っていたこともあった10ウォンパンであるが、このところ冷凍食品コーナーにちょいちょい置かれている。新大久保など限られた場所に行かずとも……なんなら家で食べられる時代が来てた!
・冷凍食品の10ウォンパン
今回、10ウォンパンを購入したのは都内のスーパーで386円だった。さすがに10ウォン(約1円)じゃ買えるワケもないか……っていうお決まりの思考回路が頭をよぎるが、人気スイーツだけに妥当な値段といったところだろうか。
ちなみに内容量は120gで265kcal。販売元は大阪の株式会社GOLDSTARで、同じく大阪の株式会社レイサンドリームが製造していた。
・食べてみた
さてさて、それでは外じゃなく家で10ウォンパンを味わってみよう。作り方は冷凍食品だけに超簡単。そのままレンチン、もしくはそれに加えてオーブンで焼いてもいいらしい。
今回は手っ取り早く食べるためレンチンだけで作ることにした。個包装の端を開け、レンジに入れて待つこと約1分半──
うむ、紛れもなく10ウォンパンである。よく見たら「THE BANK OF KOREA」でなく「THE BREAD OF SUNGBUK DANG」になっているあたり、10円パンみたいに丸っとソックリというワケにはいかないっぽい。
さっそく食べてみると、ホットケーキみたいにフワフワで甘い生地からもうウマい。そしてそこにほのかにしょっぱいナチュラルチーズが絡んでくるのだから最高だ。ネタ商品だと思ってしまう人もいるかもしれないが、単体の味として普通にイケるぞ!!
もちろん、特徴の1つであるチーズがビヨーンと伸びるのも実際に体験すると楽しいものがある。見て楽しい、食べて楽しい、さらに映えまでついてくるとなれば流行ったのも必然な流れというやつだったか。
・冷凍スイーツにも韓国の波が来るか
てな感じで冷凍食品になってもクオリティーはそのままだった10ウォンパン。冷凍食品が進化しまくっているのは周知の事実だが、特にスイーツはめざましい。いろんな分野で韓国の波が来ているように、冷凍食品もまた鉄火場になりそうな予感がする。
いずれにしても、10ウォンパンがこうやって冷凍でも売られているというのは人気の証。朝にコーヒーと合わせてよし、おやつにもうってつけな味だから気になる人は試してみてはどうだろう。
参考リンク:FNNプライムオンライン
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼原材料などはこんな感じ。1個(120g)あたり265kcal。