業務スーパー」といえば飲食のプロが利用する食材を一般でも購入できる食品スーパーである。その韓国版ともいえる「イエスマート」をご存じだろうか?

韓国産の食材の販売を行っており、北は北海道から南は九州まで店舗を展開している。今後さらにお店が増える予定だ。そのイエスマートで韓国産の冷凍ピザを購入し、セブンの冷凍ピザと食べ比べてみたぞ!


・韓国産の冷凍ピザ

イエスマートは冷凍・レトルト食品、麺類、缶詰、調味料やお菓子、お酒などを扱う韓国発の食品スーパーだ。都内は新宿・調布・多摩センターにそれぞれお店があり、現在(2022年5月)全国に14店舗を展開しており、今後さらに8店舗をオープン予定だ。

ちなみに公式サイトの地図を見ると、鳥取県境港市の店舗が北海道札幌店と表記されている。アルファベットは「SAKAIMINATO」って書いてあるのに、間違えちゃったんだね……。


さて、店内に入るとさまざまな食材が並ぶ中に冷凍ピザを発見した。韓国の冷凍ピザってどんなんだろう? 味が気になるので韓国の食品メーカー「オットギ」の「6フォルマッジピザ」(税込798円)を購入した。


パッケージには英語と韓国語のみ表記されているので、何を書いてあるかわからない。イラストからなんとなく伝えたいことはわかるけどね。なお、作り方については日本語のシールが貼ってあるのでご安心いただきたい。


相対するは、美味いと評判のセブンイレブン「金の4種チーズピッツァ」(税込537円)だ。価格の差はサイズの違いによるものと考えて差し支えないだろう。何しろひと回り違うからね。


中身を取り出すと、セブンは一般的なピザのMサイズ相当であるのに対して、オットギはLサイズの大きさである。


作り方にも微妙に違いがあって、セブンは解凍(レンジで約40秒加熱、もしくは冷蔵庫解凍・自然解凍)してからオーブントースターで焼き上げる。


一方オットギはレンジで完結、500ワットで7分加熱するのみだ。


・クリスピーなセブン

それぞれの出来上がりを見てみると、セブンはチーズがとろ~り! 生地はカリッカリ!!


生地は薄目のクリスピータイプなので、オーブンで焼き上げることでサックリとした食感を楽しむことができる。


「解凍 → 焼き上げ」の手間を入れることで、本格的な味に仕上げており、美味しいナポリピザへのこだわりがうかがえる。ゴルゴンゾーラチーズの辛みも特徴的だ。


・ハンドトスタイプのオットギ

レンジで完結のオットギは、とにかくチーズを堪能できるピザだ。生地はふっくらもっちりとしたパンタイプ。


口に含むとモッツアレラ、エメンタル、チェダーなどのチーズがドッと流れ込んでくる


ハンドトスのふんわりした歯ざわりが好きな人には、バッチリ好みの味のはず。時間が経ってもあまり硬くならない点も評価したい。


同じタイプのピザではなかったものの、それぞれに味へのこだわりを感じることができた。セブンは評判通りに美味しく、オットギもかなりクオリティが高い。冷凍食品の加工技術は年々進化しており、この調子でいくと宅配ピザに匹敵する。いやもしかしたら、超えてくる商品も出てくるかもしれないな。


いずれにしても、イエスマートは今後さらにお店が増えて、業務スーパーやコストコのようなブランドになっていくかもしれない。さらなる商品の充実に期待したい。

なお、紹介した商品は通販(通販価格税込862円)でも購入可能なので、気になる方はチェックしてほしい。


・今回訪問した店舗の情報

店名 イエスマート 東京新宿店
住所 東京都新宿大久保1-1-11 コントワール新宿101
時間 8:00~23:00

参考リンク:イエスマートセブンプレミアム向上委員会
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24