もはやインターネット無しではお話にならなくなった現代社会。良し悪しは抜きにして、ふとした疑問もインターネットをチョチョッと検索すればそれなりの答えには辿り着く。
そんなインターネットにあえて頼らず、自らの経験だけで答えを導き出したい! 今回、私がどうしてもその実情を知りたいのが、最近ウワサの「ちゃん系ラーメン」の正体である。
・ちゃん系ラーメンって?
言うほどラーメン好きではないものの、ライターという職業柄、流行りのラーメンが気にならないと言えばウソになる。その私が今現在、最も気になっているのが「ちゃん系ラーメン」だ。
ふむ、ちゃん系ラーメンか……はて? どうやら店名が「〇〇ちゃんラーメン」となっていれば「ちゃん系ラーメン」らしいのだが、それ以外の情報はあえて調べていない。
そういえば、活動エリア内でも何軒か「〇〇ちゃんラーメン」を見かけたような……? そうか、ならば自力で「ちゃん系ラーメン」の正体を明かすことも可能なのではないだろうか?
逆に言えば「ちゃん系ラーメン」を3回くらい食べてよくわからないようならば、それはそもそもコンセプトが緩すぎるという結論になるハズ。まあ3回食べれば何か掴めるでしょ……たぶん!
・第1のちゃん系へ
というわけで、私がやってきたのは新宿歌舞伎町の『ナギチャンラーメン』である。ラーメン好きの方ならお察しの通り、こちらのお店はかの有名店「凪」が運営しているラーメン店だ。
凪といえば、ギンギラギンの濃厚煮干しスープがウリであるが、果たして『ナギチャンラーメン』はどうなのか? 全部入りに相当する「歌舞伎そば(1250円)」を注文して確かめることにした。
・初対面
数分後、運ばれて来たのはこれと言って特徴のないラーメンである。あえて言えば “昔ながらの中華そば” といったところだろうか? ふむ、これがちゃん系ラーメンか……。
さっそく食べてみると、麺は平打ちの中太麺で、ワシワシとした食べ応えではなくチュルッと滑らかさが特徴的。塩分がやや濃いめのスープからは特に煮干しは感じなかった。
またスープ濃厚でありながらもクドさはない “シンプルなしょう油スープ” という印象で、やはりそれなりに塩分が濃い。そのため、無料のライスとの相性は抜群だ。
加えてオススメの「コショウ + にんにく」を足してみたところ、味が劇的に変わる! スープに「鶏白湯」や「魚介豚骨」ほどの主張がないため、薬味の味変効果は絶大であった。
ついでに言っておくと、薄切りのチャーシューが抜群に美味しかったことも記述しておく。麵やライスをチャーシューで巻いて食べると最高! 私的にはだいぶチャーシューが好印象であった。
・とりあえずの答え
以上のことから推測するに、現在のところ「ちゃん系ラーメン」とは「塩分が濃いめでチャーシューがめっちゃウマい中華そば」だと思われる。うむ、たぶん遠くはない……と信じたい。
とにもかくにも、あと2軒くらい食べれば「ちゃん系ラーメン」の概要を掴めることだろう。もしも次の店で全然違うラーメンが出てきたら震えるが……。しばし続報を待たれよ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ナギチャンラーメン
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-9-6 三経32
時間 24時間営業
定休日 無休
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.