2024年、ロッテの「コアラのマーチ」が発売から40周年を迎えた。昔からずっと存在する商品だけに、誰もが一度くらい口にしたことがあるのではないだろうか。

さて、そんな「コアラのマーチ」だが、感謝の気持ちを込めてチョコ味とイチゴ味が「名前入りビスケット」になって一定期間切り替えて発売されるという。これはコンプにチャレンジしてみるしかあるまい!!

・名前入りコアラのマーチ(希望小売価格118円前後)

3月19日より発売された「名前入りコアラのマーチ」は名前だけでなく苗字、さらにはカタカナ(外国人)まで用意されている。聞いて驚くなかれ。その数、なんと……


500もあるのだ。とはいえ、苗字だけでなく名前までとなるとかなりの数だから、意外と自分のがないという人もいるかもしれない。

ちなみに私は「はらだ たかし」で苗字、名前ともに存在する。コンプへの第一試験をクリアしたことで、とりあえずチョコ味とイチゴ味を1箱ずつ買って開封してみた。



・持ってる?

まずはチョコ味から中身をチェックしていこう。1つ1つに名前(苗字)が書かれており、なんだか宝探しをしているような気持ちになる。思ってたより楽しいな、コレ。

えぇっと、「はらだ」「はらだ」……もしくは「たかし」があるかなっと……


……!!


あった……!!!!


まさかまさかの即当たり。最初の1箱目でいきなり1/500を持ってきたのは強運だと言っていいだろう。

よぉし、この調子でドンドン行こう……と言いたいところだが、そう甘くないのが確率の世界。次のイチゴ味はカスることなく全部ハズレだった。そこで……

チョコ味を4箱追加。1箱あたり22〜23個のビスケットが入っているのが分かったことだし、100個近くあるならワンチャンあるはず!



・「たかし」よ出ろ

あとは「たかし」が出たら完全勝利。そんな緊張感が漂うなか、追加購入した1箱を開けたらビスケットを持つ手が震える自分がいた。そう、「たか」の文字が見え……



たかまさ……!


本気でコンプできたと思った自分が悔しい。スマホで自撮りしながらピースしている場合じゃないよ、たかまさコアラ!



・ドラマのような展開

大きな釣り針だったその後は静かな波が漂うのみ。立て続けに開封するも「たかし」どころか「たか」の文字さえ一向に出てくれない。

やはり数が数だけに難しいか……そう諦めつつ迎えた最後の箱。皿の上に中身を出すと……これは……!

キタッ!!!!



たくしで泣いた


「たかし」でも「たけし」でもなく、なぜ「たくし」──。ドラマのような展開で奇跡が起きたかと思いきや、天国から地獄へと突き落とされる結果になった。まぁ苗字が出ただけでもラッキーだったのかも。

コンプこそできなかったものの、意外と楽しめた「名前入りコアラのマーチ」。家族や知り合い、芸能人などの名前を探すのも面白いだろう。見つけたときの嬉しさが異常だからぜひやってみてほしい。

参考リンク:PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.