そのお届けものの依頼主名を見た時、体に電撃が走った。ついに来た……! 半年間待ち望んだものが!! そこにはこう書かれていたのである。「カバー株式会社」と──。
・カバー株式会社とは
カバー株式会社は、VTuberグループ「ホロライブ」の運営企業として知られている会社。なぜ、その会社から私(中澤)宛てに荷物が届くのかと言うと、受注販売の限定グッズを注文したからだ。
注文していたのはVTuberさくらみこ(みこち)のグッズである「あえんびえんTシャツ」。
これは阿鼻叫喚(あびきょうかん)が読めずに読み間違ったもので、その豪快な読み間違いっぷりはホロライブのVTuber(ホロメン)やリスナーに大きな衝撃を与えた。みこち史に燦然と輝く名言と言えよう。
2023年9月30日から10月30日に受付がされた受注販売グッズが、この度ついに到着したわけだ。きちゃーーーーーー!
・サイズ感
ちなみに、価格は税込3300円であった。サイズはフリーサイズ一択だったのだが、開封してみたところ、かなりダブッと着るサイズ感のようだ。私は普段Mサイズでぴったりなので、机に広げただけでその大きさが分かった。
販売ページの記載によると身丈約77cm×身幅約58cm×肩幅約54cm×袖幅約24cmらしい。着てみると、ヒップホッパーを彷彿とさせるくらいのダブッと感である。
なんなら、パーカーの上からでも余裕を持って着られる。
確かに、販売ページのみこちの絵もぶかぶかだったことを思い出した。というか、このサイズ感についてみこちも配信で触れていた気がする。「ブカッと着るのが好きだから今回はそういうサイズ感」的な。
・鳴門鯛焼本舗に行ってみた
さて置き、パーカーの上に着られるなら、今の時期でもオシャレに取り入れることができる。というわけで、あえんびえんTシャツを着て近所の鳴門鯛焼本舗に行ってみることにした。
日差しは暖かくなってきたような気はするが、まだ新宿の桜が咲く気配はない。
マルイの正面の看板が兎化計画でぺこらになっていたのはもう去年の夏か。時間が経つのは早いものである。
地味に鳴門鯛焼本舗初めてなんだよね。
そんな私でも普通の鯛焼きとはちょっと違う形で尻尾まで餡子が詰まってるという天然鯛焼は知ってる。
・鳴門鯛焼本舗に来た理由
ちなみに、普通の鯛焼は税込300円の様子。鯛焼だけじゃなく、名物アイスもなかが閉じられないくらい中身がこんもりしているのも興味深い。いつか食べてみたいものだ。
メニューは目移りする内容だが、今日は「さくら餡(税込330円)」一択だろう。なぜなら、このメニューこそ……
さくらみこコラボのメニューなのだ。
・食べてみたら
注文すると、「5分くらいお時間いただきます」と札を渡された。なーほーね。どうやら、このメニューは作り置きではなく、注文が入ったら焼くものの様子。ゆえに……
外サックサク!
餡子もアツアツ!!
あったけえなあ。
桜にはまだ早い寒さだが、心の中にはひと足早く桜が咲いたのであった。
ちなみに、味的なものを言うと、餡子の中に入った細かく刻まれた桜の葉がナイスバランス。そのしょっぱさがスイカに塩のように餡子の甘さを引き立てているのだ。鳴門鯛焼本舗さんも良い仕事してるにぇ。
というわけで、初めての鳴門鯛焼本舗は超最高であった。むしろ、一回食べてみたいと思ってたので、そのチャンスを与えてくれたみこちにこう言いたい。「ありがとう」と。み俺誇。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.