「生」と聞くと、ふわとろ食感の美味いものをイメージしてしまうのは、私(佐藤)だけではないはず。そんな「生」のマジックに乗せられて、「生雪見だいふく ふわふわクリームin」を買ってしまった。見つけ出すのに、意外な苦労をした挙句に、実際に食べてみたらすごく当たり前のことに気づいてしまったんだよ。コレって……。

・アイスコーナーにはない

販売元のロッテのニュースリリースには「初めまして! “生” になりました」と記載されており、雪見だいふくがチルドデザートになったことを伝えている。

実は初めてではなく、2022年9月に一部地域でテスト販売を行っていたそうだ。それから1年以上かけて改良・生産を行い、2024年2月15日より全国のスーパー・ドラッグストアで販売を開始している。

「生」と聞いたら、ちょっと食べてみたいじゃない? 近隣のお店をアチコチ見て回ったけど全然見つけられないのよ。アイスコーナーに行くと、普通の雪見だいふくはあるけど、生がない。なぜ生は置いてないんだ。


ボックスタイプもあるのに、やっぱり生はない。おかしいなあ~……。もしかして、成城石井とかマルエツみたいなスーパーにしか置いてないのかも。ベイシアとかヤオコーとか都内に少ないチェーンでしか置いてないとか。う~ん、どこに売っているんだ……。



4~5軒探しまわったところで、気が付いた! ちょっ待てよ!! 「チルドデザート」だからアイスコーナーにないんじゃない?

すぐさまチルドデザートのコーナーに行ってみたら、あったーーーッ!


めちゃくちゃあるやないかい! 棚からあふれ出しそうなほど並べてる。クッソー、アイスコーナー見て「ない! ここもない!」とか言って、何やってんだよ俺は!?



・アイスを抜いたら……

そんなわけで、おかげさまで無事に購入することができました。購入価格は税込213円でございます。パッケージは雪見だいふくそのもの。冷凍ではなく冷蔵なので不思議な気分。キンキンに冷えてないから、溶けてるんじゃない? と少し不安になってしまう。


フタを開けると、紛れもなく雪見だいふくだ。いつものヤツと変わらない気がする。


さっそく取り出そうとしたところ、なかなか出せない。通常のヤツでも餅が容器に貼り付いて取れないことがあるでしょ。これは凍ってないから、なおさら取り出しにくい

やべえ、餅が割けそうだよ。はがれろ! キレイにはがれろ!


プラフォークを操り、慎重に餅の貼り付きをはがしていき、なんとか破裂を回避することができた。ふ~、ドラマや映画で見る爆弾処理班の気持ちが少しだけわかった気がする。


半割にしようとしたが柔らかいから、包丁も立たないんだよなあ。凍ってないから切りづらいんだよ。思い切って一刀両断したら、見苦しい断面になってしまったな……。


中身はクリームだけ。アイスはもちろん餡子もない。食べると、口いっぱいにクリームの甘さが広がる。


めっちゃ美味しいんだけど、これって要するに「クリーム大福」だよね? 雪見だいふくはアイスがあるからこそ、「雪見」を感じてたと思うんだけど、アイス抜いたらただの大福じゃ……

とはいえ、このやわらか食感はクセになる。和菓子好きにもオススメできる逸品だ。アイス好きも和菓子好きも、一度ご賞味あれ。


参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24