
日本史上、最大級の人気漫画作品・ドラゴンボール。なんと今から40年前の1984年に連載が始まったというから驚くしかない。
そのドラゴンボールを7歳の娘がハマったことをきっかけに読み返していることは以前の記事でお伝えした。
今回はその続編「ドラゴンボールを読み返して驚いた7つのこと 11巻~20巻まで編」をお届けしたい。
・あれだけ読んだのに
私世代の人間から言わせると、鳥山明先生は手塚治虫先生に並ぶ巨匠中の巨匠である。何十年ぶりに読み返しても全く色褪せないドラゴンボールは、やはり名作中の名作なのだろう。
一方で、久しぶりに読み返すと「えええ!?」と驚くことも結構ある。あれだけ読み込んだハズのドラゴンボールなのに、覚えていないことが案外多いのだ。
・途中から大人の悟空に
さて、コミックス11巻は「第2回 天下一武道会」の真っ最中で、その後「ピッコロ大魔王」「第3回 天下一武道会」「サイヤ人襲来」のくだりへと続いていく。
20巻は悟空とベジータの戦いに決着が付きそうなあたりで、14巻の途中から大人になった悟空が描かれ始めたことは、劇中での大きなトピックだ。
それでは以下で11巻から20巻の間で、思わず「!!!!」となったことを7つご覧いただきたい。
・その1「天津飯の腕が4本になる」
当初は敵キャラとして登場した天津飯。その必殺技は何と言っても「気功砲」であるが、なんと悟空と戦った第2回天下一武道会の決勝では「腕を4本にする」という荒技を繰り出していた。
さらに言えば第3回天下一武道会での悟空戦でも「4人に分身する」という奥義(?)を見せている天津飯。魔封波(まふうば)を短期間で習得するなど、かなり器用なキャラである。
・その2「ヤジロベーが強キャラ」
ピッコロ大魔王のくだりで登場したのが「ヤジロベー」である。強キャラ・シンバルをあっさりと撃退するなど、登場段階ではかなりの強キャラとして描かれていた。
また20巻までだと「巨猿化したベジータの尻尾を切り落とす」などの活躍もチラホラ。最終的にはやや弱キャラとなったことを思うと、デビューは破格の扱いである。
・その3「パワーワード・武泰斗様」
私が思わす「あぁぁぁぁあああ!」となったのが「武泰斗(むたいと)様」のワード。武泰斗様は亀仙人の師匠で、かつてピッコロ大魔王を封じたことで有名だ。
実際には数コマしか描かれていないものの、当時の “伝説の強豪感” がありありと思い浮かび、思わず「いたいた!」となってしまった。武泰斗様、パワーワードすぎる。
・その4「復活した桃白白(タオパイパイ)の弱さが異常」
第3回天下一武道会では、かつて悟空に敗れた桃白白がサイボーグ化して復活する。……が、初戦で天津飯にあっさりと敗れるなど、扱い的には噛ませ犬と言っていいだろう。
初登場時は悟空を破るなど “超強キャラ” として描かれていただけに、盛者必衰の理(ことわり)を感じずにはいられなかった。想像以上に雑魚。
・その5「ピッコロ(マジュニア)が巨大化する」
第3回天下一武道会の決勝で対決する悟空とピッコロ。最終的には悟空が勝って念願の初制覇を成し遂げるのだが、両者の戦いはドラゴンボールとしては異例の1巻弱を費やしている。
その中でピッコロが見せたのが「巨大化する」という技。その後もピッコロは比較的長く活躍するキャラであるものの、おそらく巨大化を使ったのはこの時だけであろう。
・その6「際立つベジータの性格の悪さ」
最終的には屈指の人気キャラとなるベジータも、初登場時はマジで性格が悪い! ひん曲がってやがる!! この時点では「桃白白」や「鶴仙人」と並ぶクズキャラである。
ただ当時から勝利への執念はすさまじく、ベジータの原型は完全に出来上がっていた。ラディッツもナッパも、サイヤ人は本当に性格が悪い。
・その7「やっぱり展開が鬼早い」
前回の記事でも申し上げた通り、とにかくドラゴンボールは展開が早い! やっぱり早い!! 例えば悟空が子供から大人のフォルムになるまでに費やしたのは、わずか4ページである。
また冒頭でもお伝えした通り、この10巻だけで「第2回 天下一武道会」「ピッコロ大魔王」「第3回 天下一武道会」「サイヤ人襲来」をほぼ消化しているのだ。
当時は気付かなかったが、ドラゴンボールは鳥山明先生のエネルギーが凝縮されまくっていたのだろう。読み返してみて、改めて鳥山明先生に敬意を表したい気持ちになった。
特に悟空が大人になってからは覚えていることも多く、ここからフリーザ編まであたりが私の青春ど真ん中。まだ読んでないけど、オラ、ワクワクすっぞ!
また、もしこの記事を読んで少しでも興味が出たらぜひドラゴンボールを読み返していただきたい。40年前に連載が始まった漫画とは思えないほど、純粋に面白い作品であると改めて気付くことだろう。
参考リンク:ドラゴンボール公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
P.K.サンジュン





【えっ】何十年ぶりに「ドラゴンボール」を読み返して驚いた7つのこと(1巻~10巻まで編)
【えっ】何十年ぶりに「ドラゴンボール」を読み返して驚いた7つのこと(31巻~最終巻まで編)
【ドラゴンボール】スペイン人アーティストが描く「誰が一番敵を多く殺ったのか?」イラストが秀逸な件
【最高】何十年ぶりに「ドラゴンボール」を読み返して驚いた5つのこと(21巻~30巻まで編)
【知らなかった速報】Amazonプライムで『ドラゴンボール』全153話が見放題になってるぞォォォオオオ! レビュー320件ついて評価はなんと……!!
【泊まれるスーパー銭湯ランキング】記者がガチで朝まで過ごしたオススメ施設7選 / 宿泊費を抑えて大浴場・サウナ入り放題で最高だったぞー!
予算5000円で「ありえない1人忘年会」を開催したら予想外の結末に…【ぼっち忘年会最強プラン決定戦】
【革命】滋賀みやげのルーキー『西川総裁まんじゅう』がまさか “そういう意味の革命” だとは思ってなかった !!
横浜で話題騒然『クレープの食べ放題(税込2500円)』に挑戦してきた / 攻略の鍵は…お好み焼き!?
【絶望】なか卯の「サーモンいくら丼」が今年もウマい!……とハシャいでいたら6年前の価格と違い過ぎて泣いた
【値上げ検証2025】スーパーとコンビニで「全く同じもの」を買ったら価格差はいくらになるのか → 絶望が待ち受けていた
【地獄の空気】あんなオペレーションが悪い「有名飲食チェーン店」は初めてだった
【抽選結果速報】ケンタ福袋2026の抽選に編集部20人で応募してみた → さすがに泣いた
鳥貴族の食べ飲み放題「トリキ晩餐会(税込3900円)」が思ってたより最高だった / 忘年会に最適だと思った2つの理由
【中国発】果実を再現した「3Dフルーツアイス」は見た目以上に価格がヤバい! ハーゲンダッツすら安く感じるんだが…
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
中国「渡航自粛勧告」から1週間経った、東京・浅草を見に行ってみた
中国の「渡航自粛勧告」から2週間、現在の「奈良公園」で目の当たりにした意外な光景
【納得】ガストの「ジョブチューンで唯一不合格だった」メニューを食べてみた → 不合格にする気持ちがわかった
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【は?】楽天で見つけた「在庫処分セール半額おせち」を買ってみた結果 → 届いた数日後にブチギレかけた
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
【事故】楽天で買った『訳ありB級フルーツ福袋』を開封した翌日、妻から信じられないLINEが来た「メロンが…」
ペルーには『ドラゴンボール』のキャラ名の子どもたちがたくさんいる! 1位は悟空ではなく○○だった!!
古本屋で買った「週刊少年ジャンプ1989年13号」の広告の商品を取り寄せてみた / 今週号(2024年17号)との共通点も…
誕生から30周年を迎えた『ドラゴンボール』に対し海外で祝福の動画が作成される
阪神タイガースと『ドラゴンボール』がまさかのコラボ! 鳥谷カッケェェェエエエ!!
【悲報】マクドナルドのハッピーセット「ベジータ」フィギュアが雑魚すぎてヤバい / サイバイマンにすら瞬殺されるレベル
【2020年福袋特集】「らしんばん」のドラゴンボール福袋を買ったら宿命のライバルが怪しい関係になってしまった
【夢の競演】ベジータとフリーザと野沢雅子が街ブラする動画が面白すぎっぞ! ドラゴンボールファンはいっちょ見てみねぇーとぶっ殺すぞ!!
【ドラゴンボール】スペイン人アーティストが描くイラスト「それぞれの家族編」がまたもや秀逸な件
鳥山明が遺した新作アニメ「ドラゴンボールDAIMA」を見てみたら、俺たちのドラゴンボールがそこにあった
【緊急】今すぐ「スマホ版ヤフー」で『戦闘力53万』って検索してみろ! “あのお方” が君を勧誘してくるぞ!!