
不屈の名作、ドラゴンボール。もし鳥山明先生がドラゴンボールを描いていなかったら「ワンピース」も「鬼滅の刃」も無かったかもしれない。どのジャンプ漫画も少なからず同作の影響を受けていることだろう。
そのドラゴンボールに7歳の娘がハマったことをきっかけに読み返していることは以前の記事でお伝えした。
今回は第四弾にして最終回となる「ドラゴンボールを読み返して驚いた7つのこと 31巻~最終巻まで編」をお届けしたい。
・漫画史を変えた
私が小学生の頃、気付いたときにはドラゴンボールは少年ジャンプのメイン漫画となっていた。なので正直なところ「ドラゴンボール前」についてはよくわからない。
……が、多くの人から「ドラゴンボール後は劇画が減った」「ほぼ全てのジャンプ作品がバトル系になった」などと聞く。良し悪しは抜きにして、ドラゴンボールが漫画史を変えたと考えて間違いないだろう。
さて、31巻から42巻は「セル編」から「魔人ブウ編」までが収録されている。31巻はまだセルが完全体になる前で、ベジータとトランクスが「精神と時の部屋」で修行している最中だ。
また当時の私は「フリーザ編」で燃え尽きていたため、特に「魔人ブウ編」はうろ覚えの連続であった。大げさに言えば「知らない漫画を読んでいる」とさえ感じた次第だ。その中でも特に驚いたのは……。
・その1「セル編が意外とあっさり終わる」
人造人間のくだりからセルが完全体になるまではそれなりに時間がかかったものの、セルが完全体になってからは意外とあっさり「セル編」は幕を閉じている。
というのも「セルゲーム」でセルと戦ったのは悟空と悟飯のみで、スーパーサイヤ人の限界を超えた悟飯によりセルは消滅。あれほど強かったフリーザをダシにした割には、意外とあっけない決着だ。
・その2「ブチギレた悟飯の聞き分けの無さが異常」
普段は心の優しい悟飯だが、ブチギレたときの聞き分けの無さは異常である。あえてセルを仕留めようとせず、なぶり殺しにしようとした結果、悟空は死んでしまう。
読みながら「さっさとやれよ、悟飯!」と何度思ったかわからないが、サイヤ人の血が悟飯を残酷な気分にさせるのか? 「あんなやつはもっと苦しめてやらなくちゃ……」は悟飯にとっての黒歴史といえよう。
・その3「むしろ主役はサタン」
セル編で登場したサタンのおかげで(?)、31巻から最終巻までは俄然コミカルな要素が強くなっていた。それまでギャグ担当はせいぜい「ヤジロベー」だったが、サタンはその比ではない。
さらに言えばストーリーの節々で見せ場があり「ドラゴンボール後期の影の主役はサタン」と言っていいのではないだろうか? まさかサタンがこんなに活躍するキャラだったとは……。
・その4「一気に子供っぽい展開になる」
「魔人ブウ編」からは主要キャラとして「小さいトランクス」と「悟天」が登場。サタンの効果もあり「一気に子供っぽい作風になっている」という印象を受けた。
魔人ブウの「お菓子になっちゃえ~」や「フュージョン」も、シリアスな展開だった「フリーザ編」とはテイストが大きく異なる。当時高校生だった私はこの “子どもっぽさ” を受け付けなかったのかもしれない。
・その5「強さのインフレとデフレがヤバい」
それまで強敵として描かれていたキャラクターをあっさり嚙ませ犬にする手法は、ある意味ドラゴンボールのお約束である。……が、特に「魔人ブウ編」は強キャラのデフレとインフレが、かつてないほどエゲツなかった。
例えば登場時は超強キャラ感を出していた「界王神」や「暗黒魔界の王ダーブラ」は、いつの間にかフェードアウト。最終的にドラゴンボールは、悟空を筆頭とする「サイヤ人だけが強い作品」なのだろう。
・その6「もう1人の主役はベジータ」
先ほど「影の主役はサタン」と申し上げたが、もう1人存在感が際立っていたのが「ベジータ」である。最終的には悟空と合体し「ベジット」になるだけでなく、悟空の強さを素直に認めていた。なんなら応援していた。
初登場時の残虐性やこれまで犯してきた数々の悪行を思うとやや複雑な気がしなくもないが、ブウにトドメを刺した「元気玉」もベジータの発案である。ベジータ、あんなに悪いヤツだったのになぁ……。
・その7「やっぱりやっぱり展開が早い」
これは全巻を通じて言えることだが、何十年ぶりに読み返すまでまさかドラゴンボールがこんなに展開が早い作品だとは思っていなかった。むしろアニメの影響か、展開が遅いイメージさえあった。
ところが実際にはドラゴンボールは展開が早い! もはやマッハ!! もったいぶらず時間稼ぎせず、鳥山先生の情熱を詰め込みまくった作品がドラゴンボールなのだろう。いや、本当に恐れ入りました。
以上が「ドラゴンボールを読み返して驚いた7つのこと 31巻~最終巻まで編」だが、率直に40年前に連載が始まった漫画とはとても思えない。今読み返してもドラゴンボールは最高に面白い作品だ。
これまで私は「フリーザ編」こそ至高と考えており、今でもその考えは変わらないが「セル編」や「魔人ブウ編」の面白さも改めて理解したつもりである。不屈の名作とは、やはりドラゴンボールにこそ相応しい言葉なのだろう。
※ この記事を執筆してから数日後、鳥山明先生の訃報が届きました。文中にある「鳥山先生の情熱を詰め込みまくった作品」という印象をより強く感じています。鳥山明先生のご冥福をお祈りいたします。
参考リンク:ドラゴンボール公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
P.K.サンジュン






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