意外と気付いていない人が多いのかもしれないが、リンガーハットの「持ち帰り皿うどん」の保温力は異常である。「何を大げさなことを」と思ったそこのあなた。ちょっと待って欲しい。本当の本当にリンガーハットの「持ち帰り皿うどん」の保温力は異常なのだ。

とか言ってる私、P.K.サンジュンもそのことに気付いたのはつい先日のこと。家に持ち帰って食べた皿うどんが、ヤケドするレベルでアツアツだったのである。あまりにも衝撃を受けたので、今回はとある検証をしてみたのでご報告しよう。

・衝撃的なアツさ

トロトロのあんかけとパリパリの揚げ麺のハーモニーが美味しい、長崎名物皿うどん。リンガーハットではちゃんぽんと並ぶ看板メニューの1つで、そのウマさについては私も以前から知っていた。というか、久しぶりに食べる皿うどんのウマさは異常である

それはどうでもいいとして、つい先日「持って帰れる弁当ないかなー」なんて探していたところ、目に飛び込んできたのがリンガーハットの皿うどんであった。なんと、期間限定 & 店舗限定であるものの「税込500円」だというから最高ではないか。価格に釣られた私は500円で皿うどんをテイクアウトした。

ところが、その日はなんだかんだあって、家に到着したのは皿うどんを受け取ってから45分ほど経ってしまっていた。「冷めちゃったかな?」なんて思いつつ皿うどんを食べてみたところ、とんでもない。ついさっき中華鍋からあんかけをぶっかけたレベルでヤツは熱々だったのだ。

なんという保温力──。マグマだって45分放置すれば多少は冷めるだろうに、リンガーハットの持ち帰り皿うどんときたら舌を殺しにきてる勢いでアツアツではないか。これは試すしかあるまい……。後日、私はリンガーハットで持ち帰り用の皿うどんを4つ購入した。

・30分ごとに2時間後まで検証

検証方法はシンプルで、持ち帰った皿うどんを30分ごとに食べていき「いつまで冷めないか?」を確かめるというもの。この日の気温は10度。普通に考えれば持ち帰る最中に冷めてしまいそうなものだが、ヤツはいつまでアツアツでいられるのだろうか?

そして30分後。まずは1食目を食べてみることにした。感想はというと……。


サンジュン「わかっちゃいたけど、単なるマグマ。普通にヤケドするレベル。というか、相当フーフーしないと本当にヤケドする。たぶん何も知らない人が食べたら、高確率で出来立てだと勘違いするハズ。それくらいシンプルにマグマ」

わかりきっていたことだが、皿うどんは30分程度じゃビクともしない。続けて1時間経過後、90分経過後、120分経過後……と続けてご覧いただこう。なお、私が1個でお腹いっぱいになったので、残りは違う記者たちが熱さを確認しているぞ。


60分後担当:あひるねこ「熱々ではないけど、熱い。最初は意外と適温かと思ったけど、食べ進めた中の方が熱かった。実際に舌をやられてるから、1時間でも気を付けないと危険。あと500円ならコスパはかなりいいと思う」


90分後担当:GO羽鳥「熱い。……が、ちびっ子でもそのままイケるくらいの熱さだ。冷ますほどではないけど、90分経っているとは思えない。正直、ビックリした」


120分後担当:和才雄一郎「あたたかいですね。熱くはありませんが、ぬるいって程でもありません。ちょうどいい感じです。店で出てきたら “ちょっと放置されてたな” とは思いますが、クレームを入れるほどでもないかと」


ご覧のように、リンガーハットの持ち帰り皿うどんは120分後までは美味しくいただけることが判明した。正直、120分はさすがに厳しいと思っていたが、まさかの適温とは……! 気象状況などにも影響されるとは思うが、保温力のガチさはおわかりいただけたのではなかろうか?

・アツアツな理由(推測)

ちなみに、あくまで推測の域を出ないが、持ち帰り皿うどんがアツアツな理由はおそらく2つ。まずは「あんかけ自体がメチャメチャ熱いこと」そして「容器の保温性が超高いこと」だと思われる。特に容器は高密度の発泡スチロール(?)のような素材で、極端に熱を逃しにくいのだろう。……たぶん。

とにもかくにも、リンガーハットの持ち帰り皿うどんの保温力は異常かつ真に美味である。500円で販売している店舗も結構な頻度で見かけるので、興味がある人はぜひ1度ご賞味いただきたい。その際、30分くらいでは舌が殺(や)られることだけは、しっかり覚えておこう。

参考リンク:リンガーハット
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼1時間くらいなら湯気が出るほど熱々だった。

▼味については文句なし! ハッキリ言ってアリだ。