2024年1月26日、SEGAが誇る世界的人気のゲーム『龍が如く』シリーズの完全新作「龍が如く8」の発売日だ!! この日を待ってた! 前作「7(光と闇の行方)」、そして昨年発売のスピンオフ作品「7外伝(名を消した男)」をクリアした私(佐藤)は、今日という日を祝わずにはいられない!!
そこで! 作品でお馴染み、登場キャラが一瞬でスーツを脱ぐ「早脱ぎ」に挑戦。龍が如くの聖地である新宿・歌舞伎町で実際にやってみたぞ~~~!!!!
・ゲーム名物「早脱ぎ」
私は最近シリーズにハマった新参ファンの1人である。後追いながらシリーズはひと通りプレイし、つい先日7外伝をクリアしたばかり。いや~、よかった。外伝は全作品のなかでも指折りの出来栄えだった。8もきっと面白いに違いない。プレイ前からワクワクが止まらないよ!
佐藤「ところで~……。ずっと気になってたんだけど、桐生さん(主人公の1人、桐生一馬)をはじめとする主要キャラは、みんな一瞬で服を脱ぐんだよなあ。あれ、どうやって脱いでるんだろう?」
ドンドン!
ロケットニュース24 佐藤英典
佐藤「スーツの襟元や肩口のところをグッと持って~……」
佐藤「次の瞬間には、ブワッ! と服が飛んでるんだよな。シャツも着てるのに、どうして脱げるんだろう。不思議だな~……」
佐藤「ひょっとしてアレ、服に細工してるんじゃないの? そうだ! きっとそうだ!! もしかして、リアルでもできるかもしんねえぞ!」
佐藤「おい、亀! いいこと思いついた。アノ早脱ぎ、俺もできるかもしんねえぞ!」
亀沢「え? あんなのただの演出に決まってるじゃないですか。できるわけないでしょ」
ドンドン!
ロケットニュース24 亀沢郁奈
佐藤「いいからいいから。何でもやってみないとわかんないだろ。こんな時のために、あらかじめ格安スーツを注文しておいたんだよね」
亀沢「こんな時のためにって、検証するために買っておいたんでしょ。偶然を装うのはやめてください」
亀沢「え!? なんですか、その柄は。もしかして、それで桐生さんをやるとか言わないですよね」
佐藤「ジャーン! 楽天で2000円でした! 値段の割に質がイイ」
亀沢「安さだけならそうですけど、そんな変なので龍が如くって言われても……」
亀沢「2年前のグレーのスーツはどうしたんですか~?」
佐藤「あれ、捨てた。もう使わんやろって思って。まさかまた出番があるとはな」
佐藤「どう? 似合うでしょ?」
亀沢「どう見ても、地下闘技場にいるザコキャラですよ。早脱ぎするタイプの強キャラには見えない。ザコです、ザコ」
佐藤「我ながら、弱そうだな。まだグレーの方がマシだった」
・まずはスーツをカット
ということで、ザコスーツを使って早脱ぎに挑もう。私の考えでは、胴体部分の両脇下と腕の下をカットすれば、サッと脱げるはずなのだが。
佐藤「こことここにハサミを入れて、バッサリと切ります」
亀沢「江戸時代創業に老舗呉服問屋の最後の主人みたいですね。跡継ぎがいなくなってお家断絶」
佐藤「うるさい、邪魔すんな。真剣なんじゃ」
亀沢「お邪魔しました……」
佐藤「よし! いい形になった」
亀沢「これ、いい形なんですか?」
佐藤「わからん、言ってみただけだ」
出来上がった “スーツの開き” を羽織ってみると……、お! 意外と自然?
ではまず、これで早脱ぎしてみよう。余裕で脱げるはずだ。
佐藤「いくぞ~! オリャ!!」
佐藤「やった! 大成功!! 俺の仮説は間違ってなかった!」
亀沢「あら、イケそうですね」
問題はここから。桐生さんはスーツ(ジャケット)の下にシャツを着ている。2枚着て早脱ぎできるだろうか? 同じようにカットしたワイシャツを着て、上を羽織ると、案の定かなりかさばる。
Yoshio「これさ~、袖と襟をホッチキスで止めちゃった方がいいんじゃない?」
ドンドン!
ロケットニュース24の偉い人 YOSHIO
佐藤「ナイスアイディア! 2枚がくっついていれば、脱ぐのも楽だ。さすがヨシちゃん!」
Yoshio「せやろ、サトちゃん!」
では、2枚着た状態で早脱ぎチャレンジ。
佐藤「いくぞ~、オリャ!」
佐藤「イケるイケる! これならイケる」
亀沢「さっきより重そうですけど、イケそうではありますね」
・止め加減が難しい
で、ここからが本当に難しいところ。というのは、2枚を肩にかけているだけでは着ていることにならない。そこで100均のファスナーテープでカット部分をくっつけることにした。
こうして切れ目を閉じてしまえば、着ていることになるだろう。
佐藤「どう? ちゃんと着てるみたいに見えるでしょ」
亀沢「そうですね。着こなしがだらしないおじさんにしか見えないです」
佐藤「ヨシ、それでいい」
佐藤「これでもう1度行くぞ! オリャ!!」
佐藤「あれ! 脱げない!! ファスナーテープがひっかかって脱げない!」
テープの面積を小さくして再チャレンジするも……。
佐藤「脱げねえ~! 全然脱げる気がしねえ~!!」
亀沢「え? そんなに!? さっきまで楽々だったのに」
ファスナーテープは、引っぱれば引っぱるほど結束が強くなって、取りにくくなってしまうのだ。ファスナーテープは早脱ぎに向かないのか、クソ~……。
そこで、ファスナーテープの使用は最小限にして、セロテープで止めることにした。
砂子間「手伝いますよ。貼りましょうか」
ドンドン!
ロケットニュース24 砂子間正貫
佐藤「砂子間、サンキュー! おかげで自然に切れ目を閉じられらた」
砂子間「あ~、いえいえ」
佐藤「もう1回行くぞ! オリャーッ!!」
佐藤「脱げねえ! セロテープでもダメなのか!?」
亀沢「もう閉じなくてもよくないですか? どうせ脱ぐんだし」
佐藤「諦めるな。俺を信じろ」
亀沢「わかりました、初めて信じてみることにします」
どうやら、引き手(右手)の袖の閉じ具合が脱ぎやすさに影響している。ここをスッと取れるようにしておかないと、スタックして脱げなくなってしまうのだ。あらかじめここの止まりを弱くしておけば、スッとイケるはず。
ここまでの反省を生かして、右手の止めを弱くして挑んだところ……。
佐藤「オッシャー! キターーーー!!」
Yoshio「少し動きが不自然だから、2~3回練習しよう」
亀沢「そうですね、ぎこちない。自然に脱ぎましょう」
佐藤「ヨシ、上手くなるぞ!」
・聖地、歌舞伎町
そして2~3投の練習をこなして、アノ場所へと出向くことにした。この日の都内は、今季最強寒波が襲来しており、吹き抜ける風が猛烈に寒かった。しかし私の心はアツい! アツ過ぎる!!
佐藤「いくぞ! いざ、歌舞伎町!」
Yoshio「佐藤さん、寒くないの?」
佐藤「アツアツじゃい! ワレー!」
Yoshio「本当は寒いでしょ?」
佐藤「うん、寒い。強がってた。早く撮って終わらせよう……」
来たで、歌舞伎町。ここで早脱ぎしてこそ、本当の早脱ぎだ
作品に敬意を表して、脱がせて頂きます!!
この思い、届け! 桐生のアニキにッ!!
せいや!!!!
「正月の龍」
佐藤「いや~、大成功でしょ?」
Yoshio「よかったんじゃない? 楽しそうだったよ」
佐藤「うん、楽しかった」
佐藤「キャラメルマキアート、うま~!」
亀沢「私の奢りじゃないですよ」
佐藤「え? 違うの?」
ということで、龍が如くの早脱ぎは実践可能であることがわかった。皆さんも使い古したスーツやジャケットをカットして、早脱ぎに挑んで欲しい。そして私は今日から龍が如く8をやるぞ~!!!!
<< 完 >>
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
イラスト:マミヤ狂四郎
▼背中の「正月の龍」は亀沢先生の手によるものです
▼一発で描き切る亀沢先生の妙技をご覧あれ