2022年の福袋企画では、迷走して『ジ〇ジ〇の奇妙な冒険』のようなメイクになってしまった 中国コスメ「ZEESEA(ズーシー)」の福袋。
なんだかんだ楽しかったので 2024年も買っちゃおう! と思っていたのに、今年はメーカー公式の福袋が販売されないらしい。
代わりに輸入代理店のオンラインショップを物色していたら……なになに!? この店、タイのコスメも輸入してるの?
それなら中国&タイコスメのミックス福袋を買って、顔面・国際交流会を開くしかないんじゃない!?!?
・中国&タイのコスメ
今回購入したのは、海外コスメの輸入代理店であるJFラボで税込5500円の福袋。入っていたアイテムは次の通りだ。
・カイリジュメイ フラワーリップグロス グリーン(ラメ)
・キャシードール シャインブライト アイブロウマスカラ 02(ライトブラウン)
・ソーグラム ブラーホイップド リップティント 06
・キャシードール ヌードマットブラッシャー チーク 08(サンディ)
・ズーシー ドリームランドアイシャドウ 9(シェード)
1点当たり1100円というとお得に見えるが、ズーシー以外は初めて使用するブランドだ。失礼ながら、ちゃんと使えるコスメなのだろうか?
ひとつずつ見ていこう。まずは中国のブランド「カイリジュメイ」のリップグロス。
実はカイリジュメイ自体は日本でも3~5年ほど前に爆発的にブームになったことがあり、筆者も過去に見たことがあった。あの時流行っていたのは固形の繰り出しタイプだったけど、グロスタイプもあるんだね。
こうして見ると透明だけど、唇に載せると水分量や体温によって色合いが変化する。当時は画期的だったんだよな。懐かしい~っ!!
固形タイプの口コミには「ドライフラワーが露出した時 唇に当たって痛い」という意見もあったが、グロスならその心配がないね。
続いてはタイの「キャシードール」。アイブロウマスカラとチークが入っていた。
タイの化粧品上場大手が手掛けるブランドで、韓国コスメから影響を受けたポップなトレンドメイクが特徴なのだそう。
タイではミリオンセールを記録している商品も多く、日本ではイオンモールなどでも取り扱いがあるんですって。(知らなかった!)
同じくタイの「ソーグラム」からはリップティントが入っていた。
「新しいあなたの魅力を高める」をテーマに掲げるブランドで、高温多湿なタイでも愛用できる 落ちにくくて崩れにくいウォータープルーフ仕様のコスメが得意分野なんだとか。
リップは累計700万個以上の売り上げを記録し、韓国・中国・マレーシアなど各国で人気を集めているのだそう。
そして最後は、今回一番の目当てであった中国「ズーシー」のドリームランドアイシャドウ。
前回福袋を買った時は知る人ぞ知るブランドって感じだった気がするけど、2024年現在は多くのバラエティショップで取り扱われる人気ブランドへと急成長した。
たしか現行商品は「アリス ドリームランドシリーズ」という名前で シャドウの表面にイラストが刻まれているハズなので、今回の福袋は旧商品などを詰め合わせた “ワケあり福袋” ってことなんだね。
・実際にメイクをしてみた
どのアイテムも信頼できるブランドの商品だとわかったところで、実際にメイクをしていこう。足りないアイテムに関しては私物を使用するぞ。
私物でベースメイクを済ませたら、まずはアイシャドウからスタート。ちなみにベースは日本の「カネボウ」のアイテムを使用した。
上段真ん中の白っぽいカラーでまぶたのくすみを取ったら、
下段左のブラウンを、上まぶたの二重幅と下まぶたの目尻にのせる。
続けて、下段真ん中のラメを下まぶたにのせたら、
濡れたようにうるっと輝いた!
チークをブラシでふんわりとのせてみる。マットな質感で発色は強めかな。
眉毛は先日福袋で手に入れたばかりの韓国ブランド「エチュードハウス」のアイブロウで描いたら、キャシードールのアイブロウマスカラの出番だ。
アイブロウマスカラとは、自前の眉毛を1日だけ染めるためのアイテム。
明るめのブラウンカラーの中に細かいパールが入っているようで、眉毛が立体的に見える。これは結構好きだぞ。
仕上げはリップ、まずはカイリジュメイのグロスをのせてみた。
青みっぽい淡めのピンクに発色してこれはこれで悪くない。
いったん拭き取ってソーグラムのリップものせてみると……
つ、強い! あまりにも強すぎる!!!!
こんな感じのキツめのリップを使っている東南アジア系美女、たしかにSNSで見たことがあるかもしれない。これぞ異文化コミュニケーションって感じだ!!
以上で中国・タイ・韓国・日本の国際交流メイクが完成!
リップの影響が大きい気もするが、非常に気が強そうな女が完成したのではないだろうか?
・お気に入りと不満点
最後に本福袋の中でお気に入りアイテムと、逆に不満だったアイテムを発表して記事の締めとしよう。
一番お気に入りだったのは、キャシードールのアイブロウマスカラ。
先ほども書いていた通り、細かいパールのおかげで眉毛に立体感が出たような気がする。流行りのメイクからはちょっと外れるかもしれないが、コレはコレで個人的に好きだったよ。
また、絶妙な角度のついた小さなブラシも使いやすかった。
逆に一番不満を感じたアイテムは、意外なことにズーシーのアイシャドウである。
なにが嫌かって、フタにツメが付いていないせいで閉じたまま固定できないのだ。
勝手にパカパカ開いて危険なので、輪ゴムなどを引っかけて使うことになりそう。これもいわゆる “ワケ” なのだろうか? それとも商品本来の仕様なのだろうか??
初めて出会ったアジアの有名ブランドのコスメたち。この福袋を買うまでは、タイのコスメがここまでクオリティが高いとはまったく知らなかったな。
ズーシー目当てに購入したハズだったのに 新たな優秀ブランドを発見できたよ。キャシードール、覚えておくぞ!!
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼アイシャドウの全色はこんな感じ
▼タイのコスメにはタイ語で商品詳細が書かれていたが、
▼日本語訳のシールも貼ってあるので安心!