例年の福袋企画で私が一番時間をかけているのがギャル服ブランド『SLY(スライ)』の福袋である。品数が多すぎること、中身がカオスでコーデに頭を抱えることなどが主な理由だ。今年もデケェなぁ……気が重いなぁ。
それでも私がスライの福袋を買い続ける理由は、やはりスライが好きだから。あと、スライの福袋をやめた時、自分のギャルとしての人生が完全に終了しそうな気がするからである。「もうギャルってトシでもない」とか言い出したら終わり! 2024年もギャルマインドで生きる!!!
・バイブスあげてく
スライの2024年福袋はS、Mの2サイズが販売された。価格は1万1000円(税込)。
スライの福袋は毎年、普通にバッグとして使いたいレベルの凝ったデザインだ。シルバーが眩しくてアゲ。意を決して確認した中身は以下のとおり。
・グリーンのタンクトップ&カーディガン(定価1万989円)
・サイケなニットカーディガン(定価1万3200円)
・ブラウンのトップス(定価7997円)
・イエローのニットパンツ(定価9900円)
・グレーのスカート(定価7997円)
・オレンジのワンピース(定価1万3200円)
・サンダル(定価1万3200円)
・マスク(定価990円)
以上の8アイテムである!
……あれっ? 意外と少ないぞ??
・何があったのか
定価の合計は驚愕の7万7473円。この狂ったおトク感はギャル福袋ならではであるが、正直「絶対着ねぇだろ」って服が多数含まれていることもまた、ギャル福袋の特徴である。
そんなギャル福袋の中にあって、スライの福袋は例年とくに “質より量” 感が強かったハズ。しかしながら……今年の福袋は “明らかに分かるゴミ” が1つも混ざっていないように見えるのだ。気のせいだろうか?
ほら、普通にカワイくないか!?
派手すぎに思われたワンピも普段使いでいけそうだし……
余ったヤツを全部着ただけのコーデもオフィスカジュアルっぽくてイイ感じ!
なになに? 今年のスライ、どうしちゃったの??
・一抹のさみしさ
あまりにも良質なアイテムが揃っていたスライの2024福袋。単に当たりを引いただけという可能性もあるが、あっという間に紹介し終わってしまったことに一抹の寂しさを感じずにいられなかった。スライも大人になってしまったのだろうか?
あるいは、私がもうギャル服をギャル服として着こなせなくなってしまったのか……?
とか考え出したら終わりだと思っているので、やはりアラフォーの今年もギャルとして踏ん張ってゆく所存であります。スライさんへ……今年の福袋はとてもよかったのですが、来年はもっと “スライらしさ” 全開の福袋に期待しています! よろしくお願いします!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.