プチプラで定評のあるファッションセンターしまむら。毎年のようにもはや怖いレベルで安い福袋を生み出し続けている。

昨年当サイトではメンズ福袋をレポート。原田記者が今年一番楽しみな福袋として挙げるほどに充実した内容であった。

今年は筆者(高木はるか)もレディース福袋に挑戦することにしたのだが……一筋縄ではいかないファッションの難しさを知ってしまったかもしれない。

・お得過ぎる福袋

しまむらではレディース・メンズ・キッズ向けの福袋を数多く作っており、どれも売り切れ必至。絶対に手に入れたかった筆者は、公式オンラインショップで年末のうちから注文する作戦に出ていた。

ゲットしたのは、「レディース 福袋(淡色コーデ)」だ。全身コーディネートできる5点がセットになって、なんと税込3300円という破格。1アイテムあたり660円って、吉野家の肉だく牛丼とほぼ同じ値段なんですけど!?


注文から半月ほど経った12月末、自宅に届いたのはキャンバス生地の大きめ肩がけバッグ。


中に入っていたのは、コート・ニットプルオーバー・マフラー・スカート+バッグで合計5点。

事前情報に偽りなし。あんなに安かったのに、マジで全身コーディネートできちゃうアイテムが入ってたよ!



・フルコーディネートはできたけど…

こりゃすごい! かなり当たりの福袋をゲットできたんじゃないかしら!? と、急いでスカートとセーターを身につけてみた。


……のだが、


実家のような安心・安定感はあるんだけど、勇気を出してオブラートに包まずに言うならば……めちゃくちゃ地味かもしれない。

ファッションに疎い筆者の想像なので話半分に聞いてほしいのだが、今回のセーターとスカートはどちらもゆるっとしたシルエットでメリハリが生まれにくい。

加えて落ち着きのあるブラウンのワントーンなので、ますます地味に見えてしまうのだろう。(まぁ、着用モデルである筆者自身に華がないのは認めよう)



・ファッションの難しさ

しかし、これだけでは終わらなかった。

最後にコートを羽織った時、一筋縄ではいかないファッションの難しさに「うぅーん」と唸ってしまったのだ。

白くてフワフワの素材でできたコートは、流行りのダボッとしたシルエット。生地もしっかりしていて触り心地もよく、先ほどまでのブラウンオンリーコーデを明るくしてくれそうな予感があった。


……が!


この服装なんだか、


危ないオバサンっぽくなってない?

うまく言い表せないのだが、いい年をしたオバサンなのに「中学校に入学したばかりの男の子が着ている、成長を見込んで購入したブカブカサイズの学ラン」的な雰囲気をまとってしまっている……という感じだろうか。


もしかして、ワンサイズ小さいセットを買えばここまでの違和感はなかったのだろうか?

今回購入したのはMサイズのセット&筆者の身長は156cmなので、初売りでのゲットを狙う方は参考にしてもらえると幸いだ。



──最後はちょっと微妙な雰囲気になってしまったが、5アイテムも入って3300円という点は間違いなくお得。

コートだけはちょっと審議かなぁ? と感じつつも、ひとつずつのアイテムは普通に可愛いし使いやすそう。

この福袋だけでフルコーデするよりも、色合い・素材・シルエットなどが異なるアイテムと組み合わせて着るのがおすすめだ!

参考リンク:しまむらの福袋
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

▼フワフワ素材のクリーム色コート。こうして置いて見ると結構好きなんだけどなぁ

▼首元がオシャレなホワホワセーター。今回のアイテムの中では一番お気に入り

▼フリースっぽい素材のロングスカート

▼シンプルで使いまわししやすそうなマフラー