アサヒの『生ジョッキ缶』が出た時の驚きと感動は忘れられない。まさか缶ビールで泡を楽しむことが出来るだなんて、新時代の到来を感じたものだ。

さて、あれからおよそ2年半。なんと、ノンアルコールタイプの『アサヒドライゼロ 泡ジョッキ缶』が出たようだ。これはなかなかの朗報では……!? 


・満を持して登場

生ジョッキ缶について、念のため簡単に紹介しておこう。フルオープンの蓋のビール缶で、しっかり冷やして開けると泡が生まれ出るのだ。まるで居酒屋で飲むジョッキの生中の泡みたいで、何度飲んでも感激する。


一時は品切れになるなど、それはもうものすごく人気だったが、最近ではさすがに状態も落ち着いている。今では340mlだけでなくロング缶(485ml)や、新ブランド『アサヒ食彩』の生ジョッキ缶も出ているほどだ。

すっかりアサヒのビールの顔となった生ジョッキ缶。こうなるとむしろ、これまでノンアルコール版が出ていなかったことのほうが不思議と言えるかもしれない。

そんな、満を持しての登場となった『アサヒドライゼロ 泡ジョッキ缶』は、2023年12月5日に発売されたばかり。記者の最寄のスーパーでもたくさん積んであった。そのスーパーでの値段は税別119円。

缶のラベルには「泡っ! うまっ!」と書かれており、アサヒの自信のほどが窺える。そんなこんなで買ってきた缶を冷蔵庫でよく冷やすため、しばらく待機。温かいとジョッキ缶は噴き出してしまうからな。


・泡ジョッキ缶の可能性に期待が高まる

しばらくして、冷蔵庫からキンキンの『アサヒドライゼロ 泡ジョッキ缶』を取り出す。アルコール入りの『泡ジョッキ缶』と同じ要領で開栓すると……きたきた! 泡がしっかり出て来ました!! 


そこだけ見ると、リアルビールのようだ。飲んでみると、口当たりは生ジョッキ缶そのもの。泡がフワフワでウマい~~! 泡だけだったら、こんなのもうビールじゃん。

ちなみに、しばらくすると泡が出て来なくなるが安心してほしい。生ジョッキ缶同様、少し缶を手で温めてあげればオーケーだ。

そして気になる液体部分の味も、ビールとは違うが結構美味しい。基本的にさっぱりしていて、クセがない。アルコールが入っているモノで言えば、味はクリアアサヒ(発泡酒)とアサヒスーパードライの間くらいな気がする。

しっかり苦みがあるところでビールっぽさを演出しているが、後味はさっぱりしているのでアルコールが苦手な人にも良さそうだ。これから家飲みが増えるであろうし、重宝することは間違いない。


記者は普段あまりノンアルコールを飲む機会がないのだが、昔飲んだ時よりも格段に飲みやすくなっているし泡が出るしで驚いた次第。ノンアル業界もすさまじい勢いで進化しているようだ。

そして『アサヒドライゼロ 泡ジョッキ缶』は、「ジョッキ缶」が持つ可能性に期待が高まる1本でもあった。これからどのように展開していくのか……正直、楽しみでしかないぞ! 

参考リンク:アサヒドライゼロ 泡ジョッキ缶
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼アルコール入りも良いが……

▼飲めない(飲まない)時に、かなりアリ!