大手デパートの高島屋が炎上している。クリスマス用に販売した一部のケーキが崩れた状態で複数の購入者に届き、その画像等がSNSを通じて拡散。高島屋は本日2023年12月25日、オンラインストアのホームページ上で謝罪コメントを発表した。

原因は調査中のようだが、このニュースを聞いた私(あひるねこ)は、ぐちゃぐちゃのケーキが届いてしまった方々を大変気の毒に思うのと同時に、深く回顧したのだ。

その点「ゴディバ」のクリスマスケーキは神だったなと──。

・ケーキがぐちゃぐちゃに

購入者が投稿したと思われる画像や、いくつかの報道に目を通した限り、どうやら該当の高島屋ケーキは冷凍状態で箱に入っていたらしい。価格は税込5400円。箱自体には特に目立った破損は見られず、中のケーキだけが崩れていたようである。

私は先日、ゴディバのクリスマスケーキをオンラインで購入したのだが、こちらは送料込みで税込7128円(ケーキ本体は税込6264円)。同様に冷凍されたものが箱に入っていた。


その全長は、なんと11cm。私のiPhone12よりも小さくて思わず三度見くらいしたものの、冷凍ケーキが届いたという意味では今回の高島屋と似たケースと言えるかもしれない。



しかし、明確に異なる点が二つあった。まず一点目。我が家に届いたゴディバのケーキは、高島屋と違って袋に入った状態でケースに収納されており、解凍の際は袋から取り出して冷蔵庫に約6時間入れるよう書かれていた。


そして二点目。これは非常に重要だと思うのだが、ゴディバのケーキは底面が金具で固定されていたのである。それも超強力に。

・ガチガチに固定

記事でも軽く触れたように、私は撮影に際し、本当はケーキをお皿に移したかった。しかし、それは諦めた。なぜならあまりにも強く固定されていたため、なんか怖くて取り外せなかったのである。持ち上げた瞬間に崩れでもしたら、それこそメリクリ自害不可避だろう。


仮にラグビーボールの代わりにこのケーキが入った箱を使用したとして、キックオフから数々のプレーを経由し、最終的にトライされてもなお、箱を開けたら中でまだケーキが固定されているのではないか? それくらい強情な金具であった。


ぶっちゃけその時は「勝手に人のケーキの秘孔を突くな」と若干ムカついたのだが、高島屋の一件の後となっては、むしろこう思わざるを得ない。ゴディバは神──。あらゆる障害からケーキを守護(まも)る真のガーディアンであると。



今回被害に遭われた方々は、崩れた中身を見てさぞガッカリしたことだろう。ケーキは人を幸せにするために存在する。こういう悲しいことは、二度と起きてほしくないものである。

参考リンク:高島屋オンラインストア
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.