一般的に福袋は自分、もしくは自宅用に購入するもの。だが、百貨店の福袋商品は、贈り物用に買っておくと何かと役立つ。たとえば年始の挨拶用に購入しておいて、訪問先で「つまらないものですが」とか言いつつお渡しすると、好印象に違いない。
実は福袋でお得に購入したとしても、先方にはわからないのである。高島屋オンラインストア限定の「ホテルオークラ2024福袋」なんか最適だ。ホテルオークラのグルメ商品が4品も入っているので、贈り物に喜ばれること間違いなしである。
・オークラのグルメ
この福袋の価格は税込3240円で、別途送料が550円かかる。中身は全4品で、高島屋のオリジナル紙袋も付属している。したがって、4品を紙袋に入れて訪問先に持参することも可能だ。まさに贈答用の福袋といっても過言ではないだろう。
まずはレトルトタイプの「玉子がゆ」が1箱。
そして、オークラ自慢の「ビーフシチュー」缶詰。
缶に青いラインの入った「ハッシュドビーフ」缶詰。
最後に「ビーフカレー」缶詰である。
参考までに、これらの通常の販売価格をホテルオークラの通販サイト「OEC-SHOP(オイシーショップ)」で調べてみた。検索でヒットしたのは、ビーフカレー缶(4缶税込6480円)と玉子がゆ(6箱税込3564円)のみで、それぞれ1個単位に換算すると、ビーフカレー1缶1620円・玉子がゆ1箱594円である。
仮にビーフカレーと他の缶詰商品が同じ金額だったとした場合の、通常の合計金額は5454円! 福袋の送料を入れなければ、2214円も得した! やったね!
いずれにしても、ホテルオークラという名ブランドの商品なので、味はイイはずだ。
・あの味が家で食える
その実力をたしかめるために、ビーフカレーを食べてみることに。開缶して中身を手鍋にあける。電子レンジで加熱する場合は、皿にあけてラップをして加熱するそうだ。レンジ加熱の目安時間が書いてなかったので、温まり具合をたしかめながら加熱するといいだろう。
ひと煮立ちして、しばらく弱火で加熱して器へ。自宅にいながらホテルオークラのカレーが食えるってステキ! 器に盛っただけで、高貴な雰囲気が漂っている。
缶詰と侮るなかれ、牛肉がゴロリと入っている。ありきたりなレトルトカレーのスジ肉と違って、国産牛肉の塊を3つも4つも入れ込んでいやがる。さすがオークラだ。本来は1620円なので、「高級」と呼ぶにふさわしい缶詰である。
カレーソースは口当たりがとてもまろやか。こういうのを「ビロードのような舌触り」というんだろうなあ。肉を除けば、口の中に接触する固形物は一切ない。丁寧に何度も裏ごしを重ねて手間をかけたことがうかがえる。
それでいて味は深く濃い。ブイヨンや野菜の美味しさと、チャツネや果物の甘さのバランスが良く、ひと口で味のトリコになってしまった。
これぞホテルの味。一般家庭ではおよそ真似のできない上質なビーフカレーである。そんなわけで、年明けの挨拶まわりの品をお得に調達するためにも、福袋を活用するのはアリだぞ。保存もきくので、1つ買っておくのはいかがだろうか。
参考リンク:高島屋オンラインストア、OEC-SHOP
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24