SNS時代の到来で、かつての「在庫処分」「売れ残りの詰め合わせ」といった色合いは消え、時には激しい争奪戦となる福袋。

とはいえ、要らないものが入っているリスクはゼロではない。とくに雑貨やアパレルは、自分の趣味に合わなければ丸ごと不要品、という事態も十分に起こりうる。

そんな中「これ要らないって人いる?」と言いたくなるほど実用度の高いものばかり入った、鉄板の福袋を今年もご紹介したい。それはエスビー食品だ!


・エスビー食品の紅白福袋(税込5400円)

来た来た。まるで実家から送られてきたような「わかってらっしゃる」福袋……ならぬ福ダンボール箱。

今年はエスビー食品の創業100周年を記念する「紅」と「白」の2種類を展開し、それぞれ5400円(税込・送料込)。Web限定販売で、新年を待たず順次発送される。

筆者が注文した「紅」は、いわば定番アイテムの福袋。同社の人気TOP5アイテムと、ストアスタッフが100周年の節目としておすすめしたい商品の詰め合わせ、総額6400円相当の商品が入っているそう。

「必ず入っている商品」は事前にいくつか公表されているが、それ以外の内容はシークレット。最近では珍しい「開けるまで中身がわからない」福袋となっている。そしてその内容は……

まずは定番のパスタソース

・「まぜるだけのスパゲッティソース 生風味たらこ」
・「予約でいっぱいの店のカルボナーラ」


いくらあっても困らない&たぶんどこの家でも使ってる調味料たち

・「MAILLE 種入りマスタード 210g」
・「テーブルコショー」
・「マジックソルト オリジナル」

なんてことのないソーセージも、ちょっといいマスタードがあればごちそう!!



こちらも鉄板アイテム、お正月とは思えない生活感あふれる絵面だが

・「本生本わさび」
・「梅肉(無着色)」


具材を買ってくるだけで、決して失敗せず各国料理が出来上がるシーズニング

・「S&Bシーズニング ローズマリーチキン」
・「マイレパートリーシーズニング 山椒きゅうり」
・「町中華シーズニング やみつき旨ニラ」


これはちょっと珍しい? 初めて見た

・「ボンヌママン マロンクリーム」


昨年購入した「はらぺこづくし福袋」に比べると数を減らしたレトルト食品

・「噂の名店 特製ビーフシチュー」
・「カレー曜日 中辛」


そのぶん「料理しろよ」という微妙な圧が感じられる

・「ゴールデンカレー 中辛」
・「とろけるカレー 中辛」
・「濃いシチュークリーム」

偶然にも筆者、おうちカレーはゴールデンカレー派なので嬉しい! めったに作らないけどな。



ちょっと高級感のある缶のカレー

・「ディナービーフカレー缶 200g」×2点


そしてエスビーといえば……エスビーといえば……!


・赤缶こと「カレー 37g」!!


まさに王道。その歴史は「日本初の国産カレー粉」の誕生とともに始まったのだという。100周年おめでとう!!


最後に、これまでにはなかったオリジナルグッズを発見! 福袋限定ノベルティ「わさび柄手ぬぐい」だ。同社の考える “エスビー食品らしさ” の代表格が「わさび」だからだそう。いつも実用性に全振りされているエスビーの福袋だが、特別感がプラスされてよい!

以上18種19点+ノベルティ1点だ。まさに同社を代表する「誰でも知ってる」アイテムがてんこ盛り。我々の生活に、どれだけエスビー食品が食い込んでいるのか実感する。

毎年テーマが異なるので単純比較はできないのだけれど、昨年に比べると湯せんなどですぐ食べられるレトルトフードが減り、よりファミリー向けになった印象。家族のために夕飯を作っている人なら必ず役に立つはず。



一方で、筆者のように「料理しない」「すぐ食べられるものください」というメーデーの人のためには、食糧支援に振り切った「おかんの仕送り福袋」があってもいいなぁ。その点では昨年のレトルトカレーのラインナップは嬉しかった。

ちなみにもう1種類の「白」は “これからの100年へ福袋” をテーマに、「試してみたい」「ひとひねりある」アイテムが入っているそう。

例年、秒速というほどではないものの順次完売する様子なので、来年購入したいという人は11月下旬からチェックだ。決して後悔はさせない。


参考リンク:エスビー食品
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.