秋どこ行った──。各地でそのような声が聞こえてきそうだが、今年は夏から冬へと季節が一気に移行した。急に寒くなったからか、体調を崩す人が多いような気もする。
こうなると一にも二にも防寒。しっかり対策せねばとワークマンに駆け込んだのだが、とあるグッズが爆売れしていてラスイチだったので買ってみた。その名も撥水ダウンフードウォーマー。今年登場した新商品だ。
・今年登場の防寒グッズ
撥水ダウンフードウォーマーはざっくり言ったら帽子とマフラーが一体化したもので値段は1780円。撥水と名前にもあるだけに雨はもちろん、これからの季節だと雪にも対応してくれることだろう。
サイズはフリーで50〜60cm。軽くて暖かく、吸放湿性が特長のダウン(85%)とフェザー(15%)を使用しているそうで、このあたりはワークマンらしい機能性を兼ね備えているといったところか。
・実際に使ってみた
それにしても、帽子とマフラーが一体化したことで防寒にどれだけ効果が出るものなのだろう。とりあえず物は試しってことで、寒さが一段と厳しくなった日に撥水ダウンフードウォーマーを出動させてみた。そしたらば……ほぉ!!
なるほど、なるほど。これはだいぶ暖かい。なにせ目元以外はしっかりフルガードなのだから。デフォでマフラーつきというのは大きく、前後左右……中でも後左右に関しては……
冷気につけ入る隙を与えず、絶対に寒さを防ぐという強い意思を感じた。これなら北国の本格的な寒さ相手でも通用するに違いない。雪が降らない地域であれば余裕さえ感じる暖かさで鉄壁だ。
・息やメガネ関係
とはいえ、暖かさをとったら失うものもあるはず。こういった類は息しにくいとか、メガネが曇りやすいとか、そのあたりが連想されるところだが……
全然そんなことなかった。通気性がいいからかメガネも曇りにくいし、口元を覆った状態でも息しやすい。
そして呼吸に関しては口元部分をサッと開放できるのもポイントが高い。見た目は二の次でいいから先に暖かさをくれという人はブッ刺さる一品だろう。それでいながら……!
・めちゃ軽量で収納まで
重量まで軽いから驚かされる。被っている段階でめちゃくちゃフワッとしていて心地いいと思っていたのだが、実際に重さを量ってみたらそれもそのはず……
たったの150g! しかも!!
収納袋に入れたらコンパクトに持ち運べるときたもんだ。ただ、各方面に鉄壁な一方で気になるのは先ほど少し書いた見た目の部分。
顔がほとんど隠れるから、ちょっとした怪しさが出てしまうのだ。極寒の日以外だと、もしかしたらギョッと驚かれることもあるかもしれない。
まぁそのあたりはウィークポイントの粗探しみたいなもんだが、結果として撥水ダウンフードウォーマーは今の時期から売れているのも納得だった。冬の散歩や外レジャーで活躍してくれるのは明らかだから、気になる人はチェックしてみてはどうだろう。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.