季節は秋から冬になりそうな今日この頃。
埼玉某所の山の中に佇む通称「ロケット荘」こと100万円の古民家に行って作業していると、日が沈むのがやけに早くなったと感じる。
午後2時くらいなのに、日が当たらないうえ電気も無い2階の部屋は真っ暗になる。昼過ぎに行くと作業時間がほぼ取れない。
だが、逆に「暗闇」が待ち遠しくなる状況もある。家の前にセットしてある監視カメラ(トレイルカメラ)のデータ確認だ。
私が100万円の古民家に行ってまずやることは、不在の間に自動撮影された映像ならびに画像の確認である。
過去、ネズミやアライグマやタヌキやシカなどの野生動物が写っていたことは記事にした。
また、おそらく悪気はないにせよ、人間の侵入者が写ってしまっていたことも記事にした。
だが、今回映っていたのは今までにない「大物」の野生動物。具体的には過去にも映っていた動物の「オス」であると思われるが……
バーン!
やっぱ角(つの)がある鹿は、神々しくて「おお!」となる。
こんな大きなオスの鹿が古民家の敷地内をウロウロしているなんて。
何をしに来ているのかな〜?
興味深く部屋の中を覗いていることも。
もしもこの時、家の中にいたらお互いビックリするんだろうなぁ〜。
ちなみに、もっともっと未知なる野生動物を撮影したいと思い、トレイルカメラの台数も増設した。
近くに川も流れているので、河童(かっぱ)なんて写ってくれることを期待しつつ。
100万円の古民家で作業している時、常に水が流れる音が聞こえ、精神的に非常に落ち着く。
もう寒くて入ることはできないけれど、今年は雪が降るギリギリまで作業しに行こうと思っている。
せせらぎを聞きに。
【つづく】
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24