朝、なか卯の前を通りかかったら「こだわり卵朝食(290円)」の文字が目にとまった。290円は安い。同グループのすき家でも「たまかけ朝食(290円)」が食べられるが、なか卯といえば、濃厚なコクと色鮮やかなオレンジ色の卵が人気。きっと朝食もうまいだろう。

吸い込まれるように入店して、券売機で食券を購入。朝食メニューは「こだわり卵朝食」の他にも「目玉焼きベーコン朝食(360円)」や「銀鮭朝食(440円)」なんかもあるようだ。今回は最もリーズナブルな「こだわり卵朝食」を食べてみた!

・なか卯のこだわり卵朝食

食券を店員さんに渡して、2人掛けのテーブル席に座って反対側の席に荷物を置くと……もう朝食が運ばれてきた。1分もかかっていない。すき家の「たまかけ朝食」も早かったし、このスピード感はグループとして徹底しているのかもしれない。

お店に入ってスマホ決済をして朝食を受け取るまで1分半〜2分ってところ。もちろん混み具合にもよるだろうが、急いでいる時に超スピードでしっかりした朝食が食べられるのは本当にナイス。なんなら海外の屋台よりも早い。日本が誇る技術の1つだと言える。


・すき家と比べてみた

すき家の「たまかけ朝食」と内容はほぼ同じ。漬け物とひじき(季節の小鉢)以外だと、パッと見て分かる違いは “揚げの大きさ” くらいだろう。

なか卯のふっくらした油揚げは出汁をよく吸っていて美味しい。まさに癒される味である。



・こだわり卵!

味噌汁以上に注目なのがだ。なんせ「こだわり卵」と名乗るくらいだから、全然違う……と思う。なんでも看板商品の親子丼と同じ卵を使っているという。店内放送でも「クオリティは色に出る」と卵のこだわり具合を熱く語っていたので期待値は高い。

実際、色はかなり鮮やかだった。太陽のようなオレンジ色。聞けば、特別に開発した飼料を用いて鶏を飼育することで、このような鮮やかな黄身色になるらしい。市販のものと比べると、黄身に弾力感とコクがあるのだとか。ご飯にかけても色鮮やか。めっちゃ美味しそうだ。

そのまま食べても濃厚でうまい。3枚の味付け海苔を使うタイミングを考えながら食べていく。パリッと風味豊か。ザ・日本の朝食である。

価格だけで言えばそこまで珍しくないが、高級卵が食べられるなか卯の朝食はかなりいいかもね。ちょこっと贅沢な気分が味わえるのが良い。

というわけで、ただの「うまい・やすい・はやい朝食」ではなかった。味噌汁も卵も期待以上。しかも結構ボリューミー。コスパ最高なので、機会があればぜひ試してみてほしい。早朝5時から10時まで販売中だ。すき家は11時までだったので、そこだけ注意。それではまた!


参考リンク:なか卯「朝食メニュー」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.