ほんのちょっと前まで夏のような陽気だった気がするが、ここにきて秋どころか冬の気配まで漂ってきた。朝晩が冷え込むようになってくると鍋が美味しくなる季節で、そろそろチェーン店の鍋メニューも始まる時期である。
はたして今年はどんな新しいメニューが登場するのか。そう思うところではあるが、先日スーパーで気になる鍋を見つけた。その名も「フライパンで焼肉鍋」で、どうやらフライパンで鍋をしてしまうらしい。
・昨年登場した商品
「フライパンで焼肉鍋」について調べたところ、同商品はエバラ食品のもので2022年に登場していた。焼肉と鍋料理のそれぞれの長所を楽しめる鍋の素と書いてあったが、一体どんな感じなのだろう。
ちなみに種類はコチュジャン醤油味とうま塩にんにく味の2つ。ともに値段は321円(スーパー価格)で、今回はコチュジャン醤油味の方を購入した。
中身はこんな感じでタレのみとシンプルそのもの。2人分が2袋入っているから、1人分あたり80円ほど。これで具材の価格も考えると、1食は500〜600円くらいといったところか。
・焼肉のようで鍋のようでもある
それくらいの価格で鍋……いや、フライパン焼肉鍋が食べられるのならば安いと言っていいだろう。んで気になる上に大事なのが味だが、実際に作って食べてみよう。
レシピ通りにキャベツ、たまねぎ、ニラ、そして肉(牛or豚の切り落とし)を用意。まずはフライパンにサラダ油を熱し……
肉を焼いてタレをからめ〜の
そこに水、ニラ以外の野菜を投入
フタをして煮込み〜の
ニラを加えてしんなりしたら完成とめちゃ簡単。時間にして10分もかからなかっただろうか。そして結論から言ってしまうとコレ……
マジでウマァ……!!
焼いて煮込んだだけにもかかわらず、まるでお店で食べているかのような鍋ではないか! じんわりと汗をかくピリッとした辛さが絶妙なことにはじまり、タレと肉、さらには野菜との相性もよく「最高」以外の感想が出てこない。
ていうか、もともと焼肉に強いエバラが作っているのだ。このへんは得意も得意分野だろうし、抜かりなんてあるはずもなかった。こうやればウマいでしょ的な方程式が完全に仕上がっている。しかもしかも!!
焼肉とも言っているだけにご飯がモリモリ進む味だし、野菜をたくさん食べられるのもよき。また、フライパン1つで調理できるから洗い物が少なく済むのもありがたかった。
きっともう1つの「うま塩にんにく味」もウマいのだろう。個人的には相当ぶっ刺さり、今からリピするのを決意したのだった。ただし……
・安くてウマくて楽だが問題点2つ
なんだかなぁと思うところが2つほどあったので正直にお伝えしたい。それは調理している最中のこと。
料理に疎い立場からすると、火加減や時間の目安が書かれていないため少々テンパってしまった。そのあたり見て判断するものなのかもしれないが、事前に分かると安心して作れた自分がいた。
また、1袋が2人前だから1人前にも対応してくれていれば使い勝手がよかったかなという気持ちもある。仮に1人前であれば3人前も作れるようになるし、幅広く刺さったのではないだろうか。
とはいえ、それを補うだけのウマさがこの「フライパンで焼肉鍋」にはある。すでに同商品をご存じの人も多いだろうが、これからの時期にあると助かるタイプのもので仕事もしてくれる。焼肉、それから鍋好きの人は一度試してみてほしい。
参考リンク:エバラ食品「フライパンで焼肉鍋」、PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼原材料はこんな感じ
▼次に作ったときは、うどんと卵を入れてみた