なんてこった……ピーク時は100以上の店舗数を誇った『東京チカラめし』東京都内から全撤退して約1年2ヶ月。唯一関東で営業していた、千葉県にある「新鎌ヶ谷店」が2023年11月4日をもって閉店するという情報が入ってきた。

地元に店舗があった頃、私(耕平)は一時期週1で「元祖 焼き牛丼」を食べていたくらい『東京チカラめし』には通っていた。私用で新鎌ヶ谷に来る際も、食事時であればほぼ確実に入店していたくらいだ。

それが、とうとう食べられなくなってしまう……この悲しみを払拭するために、もしかしたら最後になるかもしれない「元祖 焼き牛丼」を納得いくまで堪能すべく、鎌ヶ谷市に向かった。

・いざ! 新鎌ヶ谷駅へ

関東……否、東日本で唯一の店舗である「新鎌ヶ谷店」は東武アーバンパークライン、新京成電鉄、北総鉄道の3つの鉄道会社を結ぶ、「新鎌ヶ谷駅」の乗り換え通路に店舗を構える。


お店に到着。


店頭に2台の食券機が並んでいるのが特徴的だ。


さっそく食券を購入。注文するのは、もちろん「焼き牛丼 特盛(780円)」一択だ。


その他にも「お得セットC サラダ+キムチ(150円)」「温泉玉子(100円)」「本日のお得(100円)」を注文。



・最後の焼き牛丼晩餐?

最近、新鎌ヶ谷方面に用事が無かったことから『東京チカラめし』に来るのは、約半年ぶりになる。しかも最後に来た時に焼き牛丼ではなく、違うメニューを注文したと記憶しているので「焼き牛丼」自体はメチャクチャ久しぶりだ。

食券の半券を渡してから、3分ほどで「焼き牛丼 特盛セット+トッピング各種」が運ばれてきた。


まず、久しぶりに焼き牛丼独特の香りを堪能。さっそく口に運ぶ。

やっぱ、うめぇ〜!!


私が当時、「焼き牛丼」にハマった理由。それは、肉1枚の旨みが他の牛丼チェーン店のものと圧倒的に違うということ。

通常の牛丼は、牛肉の他に玉ねぎとつゆとのバランスで成り立っている。しかし『東京チカラめし』の「焼き牛丼」は完全に肉が主役なのだ。


久しぶりの味に感動を覚えながら、しばらく食べ進めたのちにキムチを投入! 食べてみると……

ナイス味変!


このトッピングも初めてではないが、やはり相性が良い。キムチの量はそこそこ多いので、特盛の量の半分くらいはキムチとのトッピングで味わった。


その後、サラダを食べて……


今日の「本日のお得」で、この曜日にエントリーされていた、唐揚げ2個もガブリ。


そして残った半分の「焼き牛丼」に、温泉玉子を投入!


トロットロの卵を身にまとった、「焼き牛丼」を口に運ぶ。

マジ旨。


やっぱり、肉1枚が普通の牛丼に比べて大きいこともあり、温泉玉子はグッドパートナーだ。個人的には生玉子よりも温泉玉子の方が「焼き牛丼」には最適解だと思っている。


最後に味噌汁を流し込んで……


コンプリート!



・復活の兆し?

東日本唯一の『東京チカラめし 新鎌ヶ谷店』の閉店まで3週間を切った。前述したとおり閉店の張り紙などは見られなかったものの、11周年を記念して期間限定でキャンペーンも開催されるとのことだ。


「新鎌ヶ谷店」が閉店することで、国内では関西にある「大阪日本橋店」1店舗のみの営業となってしまう。ただし運営元の「SANKO MARKETING FOODS」の発表によると、できるだけ早い時期に東京都内に新店舗を開店する計画があるとのことだ。

私個人としても、今回が最後の『東京チカラめし』との想いで訪問したが、閉店までまだ時間はあるので、もしかしたら他のメニューも食べ納めをすべく再訪問するかもしれない。

──ということで、かつて私のような『東京チカラめし』に魅了されたファンは、ぜひ一度、新鎌ヶ谷店まで足を運んでみることをオススメするぞ!


・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 東京チカラめし 新鎌ヶ谷店 
住所 千葉県鎌ヶ谷市新鎌ヶ谷1-13-3
時間 10:00~14:00 / 16:00~21:00
定休日 なし

参考リンク:東京チカラめしPR TIMES
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.