オッス! オラ、佐藤。待たせたな、久しぶりの「せんべろ」の時間だ。前回2023年5月の「2年ぶりのコストコせんべろ」の記事から約5カ月も経過してしまった。なにしろ物価高で1000円以内で酒を飲める品を揃えるのが難しくなってきている。せんべろに厳しい時代が到来してしまったんだよ。なかなかせんべろできねえ……。
しかし弱気になってる場合じゃない!! っつうことで、今回はスーパー「バロー」の商品でせんべろに挑んでみたぞ! それじゃあ、早速行ってみようッ!
・バローでせんべろ
バローとは、岐阜県多治見市に本部のあるスーパーマーケットチェーンだ。関東では馴染みが薄いが、近畿・中部を中心に約240店舗を展開してる。今回私(佐藤)が訪ねたのは、飛騨市の神岡店である。
ここは目の前に高原川が流れており、風光明媚で空気のキレイな場所だ。訪ねた日は天候に恵まれ、抜けるような青空が心地よかった。河原でお弁当でも食べたい気分だったよ。
さて店内を見ると、品揃えは一般的なスーパーとそれほど変わらない。
それでも手作りのお惣菜や弁当、地元産の野菜や名産品などを扱っており、観光のついでにフラリと立ち寄っても楽しめるお店だった。
意外だったのは、ロピアの商品を扱っていること。ロピアはスーパーにも商品を卸しているんだね。知らなかったなあ。(追記:このロピアはスーパーのロピア(lopia)ではなく、スイーツブランドのロピア(ropia)でした。お詫びして訂正いたします)
バローの説明はこれくらいにして、購入商品を紹介していくぞ。
■壽屋 せんべい詰め合わせ 税別741円
■バローセレクト ウイスキーハイボール 税別158円
■バローセレクト 高山醤油謹製スープ 税別58円
■アース製薬 温泡(発泡入浴剤) 税別40円
以上、4点の合計金額は……
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税別997円(税込1079円)
今回はこれでせんべろしちゃいま~す! 久しぶりだから、上手くできるかな~……。不安は否めないけど、がんばりま~すッ!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 バロー 神岡店
住所 岐阜県飛騨市神岡町東町754-1
時間 9:30~19:00
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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では行きますよ~! 今日は最初から、せんべろ弟の正貫も一緒だぞ~!
佐藤「俺たち、仲良し! な、正貫」
砂子間「イエッサー!」
佐藤「正貫、あんちゃんこの前、岐阜県に行ってきたんだ。今日はコレでせんべろするぞ」
砂子間「へ~、すげえや、あんちゃん」
佐藤「これでせんべろ、どうするかわかるな、正貫。もうお前も何度もせんべろしてるもんな」
砂子間「おいら、自信ねえなあ。でも、わかるかもしんねえ」
砂子間「まずはコレだ! せんべい食う!! でしょ? あんちゃん」
佐藤「は? 先にせんべいに手を出してんじゃねえ。おめえは素人か? 何回せんべろに出してやってると思ってんだよ、コノヤロー!」
砂子間「ヒッ! ち、ちがったの!?」
佐藤「コレだろ、コレ! まずはコレに決まってんだろ」
佐藤「入浴剤を何のために買ってきたと思ってんねん! 今日はコレしか面白く転がせるもんがないやろがい!」
砂子間「そ、そうか。これしか面白くできそうなもの、他にないもんな……」
佐藤「そしたらよ、お前、何するかわかるよな? 湯を沸かさんかい。今日、お前が最初からいる理由はそれや。湯を沸かして、風呂の準備をせんかい」
砂子間「う、うん。わかったよ、あんちゃん。お湯、準備する」
佐藤「早うせえよ、ワシ、待っとるでなあ」
砂子間「湯、沸かしてやる。アツアツの湯、沸かしてやるよ」
砂子間「チンチンの湯、沸かしてやる」
砂子間「フフフ……」
~~ 20分後 ~~
砂子間「あんちゃん! 湯、沸いたぞ!」
砂子間「チンチンに沸いとるでなあ」
砂子間「せい~!」
砂子間「しっかり入ってもらうで。せい~!」
砂子間「ポットの湯も沸いたでなあ」
砂子間「せい~!」
砂子間「沸き立ての湯をせい~!」
佐藤「よしよし、いい湯加減みたいだな。ちょっと熱そうだけど」
佐藤「そしたら、ボサっと突っ立ってないで、入浴剤を入れんかい!」
砂子間「あんちゃん、今入れたるから、よう見ちょれ!」
砂子間「いくで~!」
砂子間「ドッセイッ!!」
佐藤「アツッ!」
砂子間「渾身のストレートですたい!」
佐藤「もっと優しく入れんかい、ボケー! 水しぶきでヤケドするかと思ったわ」
佐藤「まあ、ええわ。これで準備完了や」
佐藤「じゃあ、入るとすっか。まずは靴下を脱いでだなあ……」
佐藤「うん? 脱げねえ。靴下脱げねえぞ。なんでだ?」
砂子間「……」
砂子間「いつまでモタモタしとんねん。ワシの沸かした湯が冷めてしまうやろがい」
佐藤「え? ちょっと待て。すぐ入るがな」
砂子間「手伝っちゃるわ」
佐藤「ちょっと待て。お前何する気だ!?」
砂子間「服着たままでええんちゃう?」
佐藤「コラ! やめろ!!」
砂子間「こうじゃ!」
佐藤「待て待て待て! ヨシオ(撮影係)、こっちから撮れ! そっちから撮ったら顔が見えん」
ヨシオ「うるせえなあ、イチイチ細かいんだよ」
砂子間「そりゃ!」
佐藤「ヒィイイイイ!」
佐藤「熱いって! 熱いって!」
砂子間「イイ湯加減やろがい」
佐藤「待て、ゴボゴボ……。口に入るから湯をゴボ、飲んでしまうゴボゴボ……」
佐藤「あああああああ!」
佐藤「湯に入るとは行ったけど、足湯だ。頭から突っ込むバカいるかよ!」
佐藤「ハア、ハア、ハア……」
佐藤「もうすぐ50歳になるんだけど、いつまでこんなことを続けるんかねえ……」
佐藤「正貫、足湯じゃあ。ワシの顔は足じゃねえ。そもそもこんなタライで全身入れるわけなかろうもん」
砂子間「さーせん」
佐藤「改めて、足湯に入るぞい」
佐藤「はあ~、気持ちイイ!」
佐藤「やべえ、これマジで気持ちイイぞ!」
佐藤「正貫、お前も入ってみろ。癒されるぞ」
砂子間「ハウ! おお~……」
佐藤「な! な!」
佐藤「足湯、気持ちイイな!」
砂子間「あんちゃん、足湯気持ちイイ!」
佐藤「じゃなかった。足湯の記事じゃなくて、せんべろだったな。まずはツマミのせんべいを……」
砂子間「なんだよ、結局せんべい食うじゃねえか。足湯の方がいらねえだろ」
佐藤「うるせえ、せんべい食うぞ」
佐藤「これをだな、そのまま食うんじゃなくてな」
佐藤「このラーメンスープにつけて食うだ。きっと美味いはず」
佐藤「そうそう、こうして “つけせん” するんだよ」
佐藤「あ、やっぱ美味い」
砂子間「っていうか、このせんべいそのものが美味い。スープなくても良かったんじゃね?」
佐藤「そうかも……」
佐藤「そして酒を飲む。いや~、いい組み合わせだわ」
砂子間「バリバリバリ……」
佐藤「足湯に入って酒飲むの最高だな。めっちゃ癒されるわ」
砂子間「バリバリバリ……」
佐藤「はあ~……。この記事はコレで終わりです」
砂子間「バリバリバリ……」
佐藤「せんべろってこんな感じだったっけ?」
砂子間「これでいいんちゃいますか? 和むわ~」
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24