日清食品の「特上カップヌードル」に代表されるよう、世の中は “プチ贅沢ブーム” なんだとか。ちょっとした差額で贅沢気分に浸れるのは嬉しいが、たまにはガツンと本当の贅沢をしたいものである。あー、景気がメチャメチャ良くならないかなー!

それはさておき、今回は無印良品で発見した『牛ほほ肉のデミグラスソースカレー』についてお知らせする。聞いて驚くなかれ、このカレーはなんとお値段1000円! 野口英世が一撃で吹き飛ぶ1食1000円のレトルトカレーなのである!!

・破格の1000円

数ある無印良品の食品部門の中でも、指折りの人気を誇るレトルトカレー。実は一般的なレトルトカレーと比較するとやや割高ではあるものの、バラエティ豊かなラインナップと確かな味に魅了されているファンも多いことだろう。

やや割高と言いつつも、人気のバターチキンカレーは1人前390円。2023年10月3日時点でホームページに掲載されているカレーの中でも高額なものは490円となっている(複数、大容量を除く)。

……が、今回ご紹介する『牛ほほ肉のデミグラスソースカレー』はそれらを遥かに凌ぐ1食1000円! これは先日リニューアルオープンした「銀座 無印良品」の限定商品で、カレーコーナーの目玉商品として陳列されていた。

・銀座店限定

パッケージには「グリルした牛ほほ肉に、野菜の旨味や赤ワインでコクを出したソースを合わせました」とあったため、高級感を売りにしたカレーなのだろう。……が、それでも無印のレトルトカレーで1000円って……!

1000円あればココイチでポークカレーにハムカツ2枚、さらにはサラダセットまで頼めてしまう。無論、ライスも込みで調理の手間は無し、さらにはおつりも7円返って来るのだ。よかろう、無印の『牛ほほ肉のデミグラスソースカレー』にその価値があるのか確かめてみようではないか。

というわけで、ライスに湯せんした『牛ほほ肉のデミグラスソースカレー』をかければ準備OK。ゴロッとした牛ほほ肉が4つ入ったおり、見た目は結構肉が多いカレーである。

・いざ実食

で、肝心のお味はというと確かにウマい。牛ほほ肉はねっとりとしたゼラチン質も合わせて食べ応えがあり、口の中でほろほろとほどけていった。ルーもコクが深く、野菜の甘さも十分に堪能できる。

……が「じゃあ1000円の価値があるか?」と言われたら「ちょっとわからない」というのが正直なところ。無印のレトルトカレーは総じて優秀なため「俺ならバターチキンを2つ買っちゃうかな~」と頭によぎったことを記述しておく。

とはいえ『牛ほほ肉のデミグラスソースカレー』が文句なしにウマいカレーであることは間違いない。さすが食をテーマにリニューアルした「銀座 無印良品」の限定商品である。これを食べて味に文句をつける人はいないことだろう。

というわけで『牛ほほ肉のデミグラスカレー』に関しては「メッチャ美味しいけど1000円出せるかは価値観による」と結論付けたい。どうしても味が気になる無印のカレー大好きっ子たちは、銀座の無印良品へお出かけになってみてはいかがだろうか。

参考リンク:無印良品
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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