元気ですかーーー！　元気があれば何でもできる。元気があればサイゼリヤにも行ける。そして1000円あればサイゼリヤで大満足できる!!　シリーズ『最高な1000円の使い方』の記念すべき第10回は、みんなが愛してやまない「サイゼリヤ」が登場だ。

実は第1回も「サイゼリヤ編」をお届けしたのだが、当時の参加者は5名のみ。しかも節目の10回目ならやるしかないでしょ、サイゼリヤで！　というわけで、意地とプライドを賭けた大勝負「最高の1000円の使い方 サイゼリヤ編」を以下でご覧いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格！　何より「1000円のポテンシャルを最大限に引き出す知恵」が必要な企画だ。

さて、振り返ると第1回目の「サイゼリヤ編」では、中澤星児の「わんぱくセット」がブッチギリの1位を獲得している。そのため同セットは殿堂入りとし、参加者には「わんぱくセットと被らないこと」を条件に付けくわえた。

そして始まった10名による真っ向勝負。値上げラッシュが続く飲食業界において、いまだ全面的な値上げに踏み切っていないサイゼリヤだからこそ実現した「最高の1000円の使い方」は以下の通りである！

・GO羽鳥「大人のお子様ランチセット」

ハンバーグステーキ： 400円
ライス： 150円
コーンクリームスープ： 150円
ティラミスクラシコ： 300円　……　合計 1000円

「ファミレスに行ったらハンバーグは食べたい。ライスも「小」なんかじゃなく、普通のサイズでモリモリ食べたい。スプーンでコーンスープも飲みたいし、最後にはデザートも食べたい。

それらをすべて1000円以内で可能にするのがサイゼリアのすごいところ。ハンバーグには目玉焼きもついているし、なんとポテトまで楽しめる！　こんなぜいたく、サイゼでしかできない！」

メイン・ライス・スープ、そしてデザートを1000円に収めてきたGO羽鳥のオーダー。ティラミスに惜しげもなく300円かけられるあたりに、ある種の余裕さえ感じさせる。オーソドックスながらも力強い組み立てだ。

・Yoshio「エビで攻めろ！　極上のエビ尽くしセット」

エビとアスパラガスのオーロラソース： 500円
小エビのサラダ： 350円
プチフォッカ： 150円　……　合計 1000円

「サイゼリヤといえばエビ。その中でも「エビとアスパラガスのオーロラソース」と「小エビのサラダ」は絶対的なエース。この2品でも幸せというのに、さらにプチフォッカまでも。満腹すぎるだろ！

ちなみに「エビとアスパラガスのオーロラソース」はアスパラガスの量が半端ない。ありがとう、サイゼリヤ。フォーエバー、サイゼリヤ。グラッチェ、サイゼリヤ」

比較的最近発売されたためあまり知られていないかもしれないが「エビとアスパラガスのオーロラソース」はかなりウマい。往年の人気メニュー「小エビのサラダ」とのコンビネーションは強力だ。エビ攻めが吉と出るか？

・原田たかし「王道のミラノ風ドリア＋ヘルシー＋スッキリ＝優雅な食事セット」

半熟卵のミラノ風ドリア： 350円
たまねぎのズッパ： 300円
チキンのサラダ： 350円　……　合計 1000円

「サイゼで食事するのであれば王道のミラノ風ドリアは外せないだろう。そして予算が1000円なら贅沢かつヘルシーにチキンのサラダをチョイス。これがまた素材本来の旨み、そしてサラダ自体も美味しいのだ。

最後は残った300円でたまねぎのズッパこと「オニオングラタンスープ」を注文しよう。スッキリした味わいなので優雅な食事が約束されるし、お腹も相当満たされるぞ。これでピッタリ1000円なので贅沢したいときにぜひ！」

王道のミラノ風ドリアを軸に3品でまとめた原田のオーダー。「サイゼのスープにハズレなし」の格言通り、たまねぎのズッパは安定感抜群の一品だ。メインディッシュこそないものの、サラダのチキンがそれを補っているあたりも抜け目がない。

・P.K.サンジュン「強化型たんぱく質セット」

アロスティチーニ： 400円
ハンバーグステーキ： 400円
柔らか青豆の温サラダ： 200円　……　合計 1000円

「やはり私にとってサイゼリヤは “アロスティチーニ屋” なのだ。他のメニューが優秀すぎるためやや割高に見えなくもないが、アロスティチーニが入らないオーダーは想像すら出来なかった。

そのアロスティチーニに「ハンバーグステーキ」と「青豆の温サラダ」を加えたところ、気付けばたんぱく質強化セットが完成しているではないか。サイゼリヤで安くて美味しいはあたり前。体にも気を使えるのである」

ある時からサイゼリヤは「イタリアンレストラン兼アロスティチーニ屋」に変わったことは周知の事実。そのアロスティチーニの欠点はボリュームに欠けることだが、ハンバーグでそれを補った。全てのアロスティチーニーに捧げます。

・中澤星児「漢のシェーキーズセット」

ミラノ風ドリア： 300円
ペペロンチーノ： 300円
ソーセージピザ： 400円　……　合計 1000円

「男のロマン・食べ放題。イタリアンの食べ放題と言えばシェーキーズだが、サイゼリヤでも同様の満足感を得ることは可能だ。シンプルにピザとドリアとパスタを注文すればいいのである。

ミラノ風ドリア、ソーセージピザ、ペペロンチーノなら全部注文しても1000円。シェーキーズの食べ放題より安い。食べたいだけ食べるがいいさ。俺たちを縛るものは何もない。サイゼリヤならね」

前回の「わんぱくセット」に引き続き、ボリュームの暴力で押し切ってきた中澤のオーダー。荒々しいまでの炭水化物攻めは、野郎どものハートを鷲掴みにすること間違いなしである。今回も大本命か。

・和才雄一郎「サイゼで昼からコース料理セット」

ランチメニューのスパゲッティポモオドーロ（サラダ・スープ付き）： 500円
若鶏のディアボラ風： 500円　……　合計 1000円

「サイゼリヤといえばミラノ風ドリアや辛味チキンにばかり目が行きがちだが、シンプルにランチメニューが優秀ということを忘れてはいけない。どのへんが優秀かというと、安いのにサラダ・スープが付いてくるのだ。そこに何か追加しようものなら、もはやちょっとしたコース料理。

今回でいうと、サラダ・スープから始まり、スパゲッティポモオドーロを味わったあとはメインである若鶏のディアボラ風。1000円しか払わないことが申し訳なく思ってしまうような内容である」

和才は一定の時間しか提供されていない「ランチ」に目を付けて来た。ランチセットにメインディッシュを追加すると、確かにコース料理が完成しているではないか。ランチのコスパを最大限に発揮したオーダーと言えよう。

・佐藤英典「サイゼ初心者セット」

柔らか青豆の温サラダ： 200円
ミニフィセル： 150円
スパゲティポモドーロ： 400円
イタリアンプリン： 250円　……　合計 1000円

「私は普段、全然サイゼに行かない。したがって、メニューをあまり知らない。ミラノ風ドリアがあるくらいのことはわかるが、ほかに何があるのかわかっていない。そこで考えたのがこのセット。初心者なりにバランスよくチョイスしたつもりである。

意外と侮れないなと思ったのが、ミニフィセルというパン。150円という価格の割に結構美味い。ソーセージでも頼んで間にサンドすればよかったと後から思った。ということで、ミニフィセルはとりあえずオススメである」

本人が言うように、初心者らしさを隠しきれていない佐藤のオーダー。が、それでも4品を押さえられるあたりがサイゼリヤのすごいところである。コンセプトは見えづらいが、奇跡のラッキーパンチは炸裂するのか？

・あひるねこ「現時点で最強のサイゼ飲みセット（2023年9月版）」

若鶏のディアボラ風： 500円
バッファローモッツァレラ： 300円
デカンタ赤（250ml）： 200円　……　合計 1000円

「これまで私がサイゼで飲んできたワインの総量は、赤だけでおそらく数百リットルに上る。サイゼ飲みに関しては、ある程度のベテランと言っていいだろう。

そんな私が考える、2023年9月時点での最強のサイゼ飲みメンバーがこれだ。できれば『エスカルゴのオーブン焼き』や新戦力『鶏ささみの香味ソース』もスタメンに起用したかったが、食事としてのバランスを考慮した結果このような形になった。

ちなみに、あまり語られないが、サイゼの水牛モッツァレラのクオリティーは、全メニューの中でもトップクラスである。市販レベルでは比肩する商品はなかなかないと思われるので、サイゼでワインを飲む際は必ず注文すべし」

“ミスター酒” ことあひるねこは、若鳥のディアボラ風を軸にオーダーを展開。コスパ最強の「赤ワイン」と果てしなくウマい「バッファローモッツァレラ」のコンビネーションは、本人が言う通りベテランらしさを感じさせる。

・御花畑マリコ「サイゼで夢の最強スイーツビュッフェセット」

プリンとティラミスクラシコの盛り合わせ： 500円
コーヒーゼリー ＆ イタリアンジェラート： 350円
プチフォッカ： 150円　……　合計 1000円

「お得なデザートセット攻め。まず、サイゼリヤに来てイタリアンプリンを食べない手はない。サイゼのプリンは固めで甘くて最高。これにティラミスも乗った盛り合わせは鬼に金棒。

さらにジェラートも美味しいので、コーヒーゼリーとのセットも魅力的。プチフォッカは箸休めとしてはもちろん、間にジェラートを挟むとマリトッツォ風にもできるのだ！」

甘い物に目が無い御花畑は、今回もスイーツで攻めて来た。確かにサイゼリヤのイタリアンプリンは至高の一品であり、コーヒーゼリーも安定のウマさ。プチフォッカをマリトッツォに見立てるあたりも流石である。

・砂子間正貫「ベテラン軍団でサイゼの歴史を感じちゃうセット」

ミラノ風ドリア： 300円
イカの墨入りスパゲッティ： 500円
ほうれん草のソテー： 200円　……　合計 1000円

「やはりサイゼの主役といえばミラノ風ドリアだ。お題が1000円でも3000円でもミラノ風ドリアは絶対に頼むべきだろう。野球で言えば、ミラノ風ドリアは長嶋茂雄である。

イカの墨入りスパゲッティは「30年続くこだわりメニュー」とのこと。初めて頼んだが、イカの香りと旨味がハンパではない……さらに30年続くだろう。ほうれん草のソテーも文句なし。ベテラン揃いの1000円セットでサイゼの歴史を感じてみてはどうだろうか」

サイゼリヤの大鉄板メニュー「ミラノ風ドリア」を軸に3品でまとめた砂子間。どれも長く続くレギュラー商品ゆえ目新しさこそないものの、逆に安定感は抜群だ。炭水化物 × 2を読者はどうジャッジするのか？

以上が、ロケットニュース24メンバーが全力でお届けする『サイゼリヤで最高な1000円の使い方』である。結果的にバラエティに富んだラインナップになったが、これも圧倒的なコスパを誇るサイゼリヤならではなのだろう。

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです！　自分ならどれを真似したいか？　どれが1番参考になったか？　お気に入りのオーダーに清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク：サイゼリヤ
執筆：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.


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