浅草のシンボル・雷門から歩いて5分ほどの場所に「ドーミーインEXPRESS浅草」がある。「EXPRESS」とは日帰り入浴やデイユース等、様々なライフスタイルに対応するために生まれたドーミーインのブランドだ。気軽にドーミーインの魅力が味わえるってことらしい。

ドーミーインの快適さを気軽に味わうならカプセルホテルタイプの「グローバルキャビン」が思い浮かぶ。浅草にもキャビンタイプの客室があるのだが……今回私が利用したのは「レジデンシャルセミダブルルーム」。長期滞在者向けの部屋なのだとか。

もっと言うと、レジデンシャルスタイルは、ドーミーインを「暮らす仕様」にカスタマイズした部屋だという。カプセルだと落ち着かないという方におすすめかも。というわけで、ドーミーインの魅力が存分に味わえるシンプルな客室に泊まってみたので報告したい。

・ドーミーインEXPRESS浅草

ドーミーイン後楽園のキャビンタイプは1泊6300円だった。超豪華な朝食ビュッフェ(1800円)を合わせたら約8000円となる。んで、今回利用したドーミーインEXPRESS浅草は、朝食込みで大人1名1泊1万1100円。大人2名だと1万3600円(1人6800円)とのことだった。

都内のビジネスホテルの中では安い方だろう。15時からチェックイン可能で、チェックアウトは12時(通常は11時)。朝食・大浴場付きだから、かなりのんびり過ごせるハズ。もちろん「夜鳴きそば」や「アイスキャンディー」などのサービスもフル活用できる。


・レジデンシャルセミダブルルーム

では実際に宿泊の流れを見ていこう。この日は仕事後に浅草観光をして21時過ぎにチェックイン。フロントでルームキーを受け取り、アメニティコーナーで歯ブラシ等を取ったら……


いざ客室へ。


シンプルなレジデンシャルセミダブルルームには、2ドア冷凍冷蔵庫や電子レンジ、テレビ等が設置されていた。家具・家電付きのマンスリーマンションみたいな雰囲気。ちなみに冷蔵庫にはミネラルウォーターとマンゴープリン(旅するスイーツ)が入っていた。

まさに長期滞在用の部屋……なので、思わずダラダラしてしまう。もしかすると1泊するだけならキャビンタイプ(いわゆる半個室)の方が動きやすいかも。プライベート空間をしっかり確保したい方、より集中してデスク作業等をしたい方は今回のような個室タイプの方が良い。



・展望大浴場と足湯

館内着に着替えたら10階の展望大浴場「あさひの湯」へ。ヒノキの香りに包まれた高温サウナ付きの大浴場。水風呂(人肌の湯)はぬるめの24度設定。デッキや大浴場からは隅田川や東京スカイツリー、アサヒビール本社の金色のオブジェなどが一望できるのが特徴だ。

さすがに大浴場にスマホを持ち込むわけにはいかなかったので「展望足湯」から夜景を1枚撮影した。とても静かである。観光目的だったらこの夜景だけでも同ホテルを選ぶ価値はあるだろう。ただしサウナと足湯は深夜1時〜翌5時まで停止なので要注意。

ついでに紹介しておくと、10階にはランドリーコーナー(4階・6階にもあり)・漫画コーナー・マッサージチェア・自動販売機・製氷機もある。お風呂上がりの待ち合わせ場所として使える。

んで、先に述べた湯上がりサービス(無料)のアイスキャンディ。朝風呂のあと(5時〜10時)は乳酸菌飲料。小腹が空いていたら1階レストランで夜鳴きそば(21時30分〜23時)も食べられる。館内着を着たままレストランに行けるから楽。ドーミーインのいいところだ。



・朝食

そしてドーミーインといえば朝食。コンセプトは “免疫力UP” である! 料金は1300円で、ご当地メニューは下町・浅草にふさわしい「うなぎ飯」。うなぎ飯はスタッフに注文する。

うなぎ飯を作ってもらっている間に「味めぐり小鉢横丁」で、お盆に乗せられるだけの小鉢を選ぶ。1ターン目は「黄金イカのなめ茸和え」「ごぼうとナッツのサラダ」「冷奴」等を選んだ。ドーミーインオリジナルの人参スムージー(首都圏限定)も人気らしい。

ドーミーインの朝食ビュッフェといえば1800円が相場。EXPRESS浅草は破格の1300円ということで、パッと見、やや物足りなさを感じるものの、小鉢の種類も豊富で満足度は高い。むしろ暮らすように泊まるのなら十分ではないだろうか。

もちろん近隣に飲食店やカフェもあるので、食事選びに困ることはない。浅草駅もスグ近く(徒歩2〜3分)で立地も良し。観光やビジネスの拠点にオススメなので、機会があれば宿泊候補に入れてみてはどうだろうか。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 ドーミーインEXPRESS浅草
住所 東京都台東区花川戸1丁目3-4

参考リンク:レジデンシャルルームについて
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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