イスラム教徒が日本に行くとマジで困るのが「食べ物」。なんの肉が使われてるのかわからないし、料理酒やミリンが使われてるし……僕は大丈夫だけど、結構厳しい友達は食べられないモノが多い。だから日本に行くと肉不足になってしまう。

──が、なんと学校の先生がチュニジアレストランに連れていってくれた。それもなんとハラール! 今までビクビクしながら食べてきたが、やっと何も考えずに料理を口にすることができる。というわけで、このチュニジアレストランをレビューしていこう。

・一欠片のアフリカ

今回訪れたのは東京都港区芝公園2丁目にあるチュニジア料理レストラン「La maison de Cous Cous 芝公園店」。大門駅から歩いて大体5〜7分ぐらい。店の前にシーシャが置いてあるのでそれが目印。シーシャ、デカいなやはり。


そしてもちろんハラール認証付き! ここに来ればもう肉を食ったって心配なんてない、長かったぁ(泣)


アフリカ料理のレストランは正直いうとこれが初めて。むき出しのコンクリート壁、アフリカや西アジアならではの小物、アラビア語の曲、そしてたちこめるスパイシーな匂い、ここだけ日本じゃないって感じがする。

後ろで流れているアラビア語のBGMがなんとも懐かしい気持ちにさせる。今回は先生のおごりで色々と注文してもらったので、めちゃくちゃ紹介するぞ。


・スパイシーで最高

まず出てきたのが「フンムス」「ババガヌーシュ」「メーシュイサラダ(Mechouia Salad)」「チュニジアンサラダ」「サモサ」とパンのプレート。

写真から見て左下のやつがひよこ豆から作られた「フンムス」。コイツは香ばしく、ペースト状だからめっちゃ食べやすい。ひよこ豆やっぱ美味しいな。

続いて左上のやつが野菜から作られた「メーシュイサラダ」。これがねクッソ辛くて、辛いのが得意な僕の友達でもヒーヒー泣くほどだった。名の通り、ちゃんと野菜の味がする。上にはツナがあって、コイツと食べると激旨。

そんで右上がナスから作られた「ババガヌーシュ」。コイツはちょっと酸っぱいっていうか、そういう味がする。オリーブオイルたっぷり。右下が「チュニジアンサラダ」。いろんな野菜を角切りにして、オリーブオイルかなんかで和えたモノ。これはスッキリしててうまい。

右上のやつがパン。西アジアやアフリカならではの平パンで、モッチモッチしてて他のやつと食べるとうまい、ってかこれだけでもめっちゃうまい。下にあるやつは「サモサ」で、鶏肉かな? が入ってる。コイツだけはご飯と食べたかった。


次の料理が店の名前にもある「クスクス」。小麦粉を小〜さく丸めたものに肉や野菜などの具が乗った食べ物。今回は野菜とシーフードが具として乗っている。外観の迫力よ。


食べるときはこのスープ? をつけて食べる。これすごくいい匂いなんだよね。


具には貝、エビ、ロブスター、人参、かぼちゃ、オクラなどなどが入ってる。クスクス自体はなんだか細かいご飯のような感じで、味付けされてるからめっちゃんこウマい。具たっぷりでめっちゃくちゃウマいよこれ。


ほんのり甘いかぼちゃとの相性よ


次は「ケプサライス(Kepsa Rice)」、見た目的にインド料理のビリヤニみたい。上に乗ってるのが鶏肉、もちろんハラール!

米はバスマティライスを使っていて細長くパラパラで、味的にはインドネシアの「ナシ・ケブリ」とほぼ同じ、スパイスの効いたご飯に鶏肉がすげーウマい。


デザートに「バクラヴァ」と……これ名前忘れちゃったけど甘いやつ。

これめっちゃ甘くて香ばしい。豆に黒糖を使ってんのかな? ちなみにバクラヴァの方は写真を撮るの完全に忘れた。ライター失格や。


人生初のチュニジア料理だけど、どれもすっごく口にあって美味しかった。僕の国(インドネシア)の料理と同じくスパイスをふんだんに使った味わいの料理なのでどこか懐かしく感じる。何よりハラールなのが個人的に助かる、何も考えずに肉を口にできるのって良いよなぁ。

──というわけで、スパイシーでめっちゃくちゃウマいのでぜひともチュニジア料理にぜひとも挑戦してみてほしい。ハラールレストランではあるが、ビールやワインもちゃんと置いてあるので、イスラム教徒のお友達を連れてきたけど酒飲みたい人にも安心(?)

それじゃ、Sampai Jumpa Lagi!


・今回訪問した店舗の情報

店名 La maison de Cous Cous
住所 東京都港区芝公園2丁目10−4
営業時間 11時30分~15時00分, 17時30分~23時00分
定休日 なし


参考リンク:La maison de Cous Cous 公式サイト
執筆:アキル
写真:RocketNews24

▼レストランの壁にびっしり貼られたお札。いろんな国からお札が貼られてる、もちろんインドネシアのお札も

今では激レアのインドネシアの古ーい2万ルピアのお札